平成16年(2004)6月7日 月曜日
- 聖火リレーの日 -

 毎日雨が続きますね。雨でずぶ濡れのモモちゃん、この写真ではよく解らない
でしょうが、いつものようにあちこちの臭いを嗅ぎまわっているうちに鼻の回り
が真っ黒になってしまったのです。あまりにもみっともないので、大きく紹介す
ることができません。なんたって女の子ですから、人間で言えば70才ですけど
ね。
 土砂降りの雨の浅草寺境内、いつもより遅めで8時を過ぎてしまいました。こ
の時間になると通勤や通学の連中も一段落、ましてやこんな天気なので観光客も
居なくひっそりと静まりかえっています。ただこの広場を追い出されたハトたち
が大挙して戻ってきたようです。雨が降ると地中からミミズなどの虫たちが出て
くるのでしょう。それを知って戻って来たのですね。雨に打たれながらも必死に
地面を突いているのでした。そういえば、浅草でかろうじて土が有るのはここだ
けなのですよね。
------○------
 アテネ五輪に向けて世界5大陸をめぐる聖火が日本に到着し、昨日はあいにく
の梅雨入り初日で土砂降りの雨にもかかわらず136人の聖火ランナーによって
、東京都内53キロを駆け抜けていきました。
 午後1時10分頃、大勢の見物客が見守る浅草の雷門前にやってきた聖火は、
あの柔道の金メダリストの古賀選手、ずぶ濡れになりながら待ちかねたみなさん
、雨の音を打ち消すような大きな拍手と喝采で迎えられたのでした。
 仮設の聖火台に納められた聖火はここで10分間の休憩。金竜の舞が聖火を祝
福し、江戸消防記念会の梯子乗りでは、上から「祈るアテネオリンピック成功」
の垂れ幕を掲げられたのでした。
 あほまろが雷門前に居たのはここまで、聖火ランナーを上から撮りたくて、沿
道の連中をかき分けかき分け、秘密基地まで走った走った。こんなに走ったのは
久しぶりでしたよ。若い助手の古麻呂も“きつかった”なんて言っていましたか
らね。あほまろもまだ若いんですよ・・・。
 なんて思う暇も無く、ベランダの下には先導車の車列が通過しています、カメ
ラ、カメラ・・・、こんな時に限ってレンズを付け間違ってしまったり、メモリ
ーを外してしまったり、慌てるとろくなことが無いですね。
 そんな苦労のかい有って、雷門前からバトンタッチしたランナーの盲目の女性
をしっかりと捕らえることに成功いたしましたよ。
 浅草に聖火がやって来た写真集は、整理が付き次第公開いたしますね。
------○------
 さて、昨日は聖火の奮闘だけで終わった訳じゃないのです。なんと、その足で
品川神社例大祭の本社中神輿の渡御の撮影に向かったのでした。本来なら、お隣
の鳥越神社のお祭りに行くところですが、今年はこの日記の掲示板で知り合った
方から、珍しい品川神社の御神輿の話を聞かされ、どうしても自分の目で確かめ
たくなってしまったのです。
 午後3時、待ち合わせの京成電鉄の新馬場駅に到着、神社は駅の真ん前なので
す。友人の町田氏と助手の古麻呂の三人は、初対面のネットで知り合った方の案
内で品川神社を参拝。宝物殿を見学して町に出たのでした。
 北の天王祭とも称されている品川神社の神輿は、ちょっと言葉で説明出来ない
ような御神輿なのです。御神輿の中心に向かって両側から向かい合った担ぎ手た
ちが、蟹のように横歩きでの渡御をするのです。話によると、御神輿にお尻を向
けないのが、ここの礼儀なのだとか。横歩きなので、方向が定まらずにフラフラ
と揺れているのです。これも、本来は船渡御の御神輿だった由来なのだそうです
よ。
 この様子を500枚以上も撮影してしまい整理にはちょっと時間を要するよう
です。整理が終わり次第あほまろ写真館でも公開いたしますね。お楽しみに。
------○------
 昨日の朝の日記で、また土左衛門があがったようだ・・・。なんて書いてしま
いましたが、まだ生きていたようです。昨日午前7時すぎに吾妻橋の上から、明
治大学の学生たちが記念写真を撮ろうと7人で飛び込んだそうです。その様子を
仲間の女性が橋の下で撮影していたそうですよ。
 その中の数人が、大量に水を飲んで救急車で運ばれたそうです。その様子を見
て、土左衛門と勘違いしてしまったんですね。本当に人騒がせな記念写真でした
よ。本所署は軽犯罪法違反(水路交通妨害)の疑いで全員を拘束して調べている
そうですよ。厳しいお灸をすえてやってくださいね。
 江戸時代じゃ、“身勝手な行動で、平穏を害する罪で死罪を申しつける!”な
んてお裁き・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数15枚
昨日の聖火リレー
撮影枚数127枚
昨日の品川神社例大祭本社神輿渡御
撮影枚数504枚
Canon EOS-1Ds