平成16年(2004)4月29日 木曜日
- ・やっかみ? -

 さあ、大型連休の始まりですよ。といってもあほまろは何処にも出かけないの
ですけど、気分だけはウキウキ。外からは眩しいほどの日差しが差し込んでいま
す。富士山も綺麗に見えています。正に連休日和って朝ですね。
 雷門の真ん前には観光バスが数台連なって停まっています。まだ6時をちょっ
と過ぎただけというのに、もう観光客がやってきたのでしょうか。そんな事思い
ながらバスを見ていると、知り合いのご夫婦が旅支度でやってきました。これか
ら尾瀬に水芭蕉を見に行くんだよ、そんなこと言いながらいつものモモちゃんへ
の挨拶も忘れ、いそいそとバスに乗り込んでいくのでした。
 そっか、このバスは観光客がやって来たのじゃ無くって、これから旅行に出発
するバスだったんですね。旗を持ってお客さんを迎えているガイドさんに聞いて
みると、新聞社が招待したツアーで、尾瀬や水戸方面を巡るバス旅行だそうです
。出発は7時だというのにすでに大勢の方が乗り込んだ車内からは楽しそうな会
話も聞こえています。顔ぶれを見ると、あほまろと同世代の方が多いようです。
幾つになっても旅行に出かける前ってのは楽しいのか、朝っぱらからビールを飲
んだりお菓子の袋を分け合ったりして・・・、糖尿病になるぞ!
 それに引き替え、モモちゃんと一緒に毎日の巡回コースを巡るだけの連休初日
。あほまろはわざわざ混雑する連休に出かけないで、今日は観音裏広場で行われ
る「泣き相撲」を楽しむのですよ〜だ。
 今日みどりの日は、自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐ
くむ国民の祝日でしたね。あぁ〜尾瀬の自然かぁ〜。
 鼻歌も聞こえるバスの車列を眺めながら、この晴天が恨めしいぜ。雨でも良か
ったのに・・・。負け惜しみにも似た気持ち・・・。
------○------
 北朝鮮の竜川駅で起きた列車爆発事故。爆発した薬品の破壊力は原爆にも匹敵
するほどのものだったそうです。世界食糧計画(WFP)のアジア地域責任者ト
ニー・バンバリー氏の調査によると、爆発で吹き飛んだ穴は「バスが4台入りそ
うな大きな穴が開いていた」とその衝撃の大きさを伝えています。
 世界食糧計画の訴えで、世界中から支援物資の提供が表明されていますが、当
の北朝鮮としては、軍事秘密の関係もあり難色を示している模様。それもそのは
ず、この竜川市は中国と国境を交える北の要塞都市でもあり外国人の立ち入りを
厳しく制限しているのです。
 原因については硝酸アンモニウムと石油を積んだ列車同士が「作業員の操作ミ
ス」により衝突し、駅構内の電柱が倒れて、電線のショートによる火花が引火し
て両方の列車を爆発させたと発表されていますが、詳細は未確認のようです。
 硝酸アンモニウムは、肥料、硝酸塩、花火、殺虫剤等の原料ですが武器にも利
用可能な危険な化学薬品。もしかすると、爆発した付近には科学薬品で大量破壊
兵器を製造する工場でも有ったのかも知れませんね。事件発生当初から、同胞の
危機を人道的に陸路から援助したいという韓国の要請をも断ったほどですから、
怪しいですよ。
 この事故で北朝鮮の発表では、死者は154人そのうち小学生が76人と発表
されておりますが、あのバカでかい穴の映像を見る限りでも、被害者の数は発表
の10倍を超えるのではないかと関係者は推測しているようです。
 1986年、旧ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ原発で原子力発電開発
史上最悪の事故が発生しました。当時はアメリカとソ連の冷戦時代真っ直中でも
あり、最大の軍事秘密基地を抱えるチェルノブイリ市への各国からの支援を、世
論の盛り上がりに押された格好で受け入れてしまったことがきっかけとなったペ
レストロイカ。
 いみじくも、昨夜のNHK番組「その時歴史が変わった」で取り上げた、明治
期の日本最初の女優となった川上貞奴。始めて渡ったアメリカの印象を、「この
ような進んだ国が、同じ地球上に有ったという驚き・・・」、そんなことを日記
に綴っていたそうです。
 国際援助の豊かな方々が大勢押し寄せることで、北朝鮮の人達も同じ地球上の
人々を間近にして、その意識を変えて欲しいですね。

今朝の写真
SONY-F828
撮影枚数23枚