強い風と雨も終わり浅草は花曇りです。あほまろは病院に行かなければいけな
いので6時半と早めの散歩となりました。今朝のモモちゃんは早く起こされたと
いうのにとっても元気ですよ。これもようやく桜が咲いてくれたからなのでしょ
うかね。
そうです、昨日の風にもめげずにとうとう浅草の桜が開いてくれたのです。ま
だ数輪ですが、桜を見ていると曇り空なんて忘れてしまうほど明るい気持ちにな
るものですね。これからの2週間は桜と共に散歩が楽しめるとってもすてきな浅
草がやってくるのですよ。
昨日の観音縁日は、小雨の中でも「金竜の舞」が奉納されたそうです。これは
「福聚の舞」、「白鷺の舞」と並ぶ浅草寺三大舞のひとつで、仏法守護の韻神が
観音示現の折に、金鱗を輝かせたとされる「金龍山号」の由来する浅草寺縁起に
ちなんだもので、重さ80キロ、長さ15メートルの総金箔の龍を8名で操作す
るのです。ひとりあたり10キロほどなのですが、操作を経験した人の話による
と、全員の呼吸と銅鑼の音のリズムに合わせて舞う10キロの重さは、その数倍
にも感じるそうでした。
昨日あほまろは所用で見物はできませんでしたが、次は10月18日の菊供養
の時と、11月3日の時代祭にも勇壮な舞を見せてくれますよ。
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明日からの週末を前にどこかに旅行に出かける方も多いでしょうね。今朝の仲
見世でも、大きなバッグを曳きながら駅に向かう人達を多く見かけました。顔見
知りの女性もこれから北海道にスキーをしに行くのだそうです。スキーの板は前
もって宅急便で送ったので、着替えなどの簡単な荷物だけは手持ちで行くなんて
いってますけど、それにしてはでかいんじゃない・・・。
彼女達にいわせると、着る物は出かけるギリギリにならないと何を持っていっ
たら良いかの判断がつかないそうです。それに、持って行く予定の物はクリーニ
ングに出すので、事前に送ることは不可能なのだとか。
それにしてもアンタ。たった二泊でスキーに出かけるんですよ。どこでどんな
おしゃれを楽しむっていうの。ま、若い子はスキーよりもアフターってのの方が
目的ってこともあるのでしょうけど、それにしてもバカでかい荷物でしたよ。
最近は携帯電話で注文を受ける無店舗営業のクリーニング屋さんが流行ってい
ます。これら無店舗の取次業者は、受け取った洗濯物を別のクリーニング業者に
委託したり、自宅で洗濯したりと様々だそうですが、コストがかからず小回りが
利くことから、若者を中心に利用者が増大しているのです。
浅草でも、バイク一つでお得意先を回っている便利屋的なクリーニング屋さん
を良く見かけるようになりました。しかし、今朝の新聞によると、利用者から「
業者と連絡が取れなくなったり、衣類が返ってこなかったりする」などの苦情が
増えているのだとか。
そんな苦情に対処するため、与野党の有志議員によってクリーニング業法の一
部改正案がまとめられたそうです。内容としては、店舗を持つ業者のみに義務づ
けられている都道府県知事への届け出を、無店舗業者にも拡大するなどの規制を
強化するのだとか。
何もみんなが便利に利用している個人営業のクリーニング屋を閉め出すことは
無いのではないでしょうか。なぜ、こんな些細なことに目くじらをたてているの
かを調べてみると、どうも、クリーニング店が強制的に加盟させられる「全国ク
リーニング生活衛生同業組合連合会」なる組織からの圧力だったようです。
この組織、厚生労働省所管のクリーニング業界唯一の法定団体で、現在、組合
に加入している組合員は約2万人。やってることは、「国民の衛生的な生活を守
るために衛生的(プロの洗い技術)で、適切なクリーニング処理、そして適切な賠
償(安心)を行っています」とのことです。
裏を返せば、何もやってなく、この組合に加盟していなければ圧力をかけて営
業できなくしてやるぞってクリーニング屋に圧力をかけている団体なのです。し
かもこの組合の役員は全員が元厚生労働省。いわゆる天下りの受け皿団体なので
す。もちろん政治献金も毎年多額なようですからね・・・。
まさか、家庭の洗濯機で隣の人の物も一緒に洗ってあげるとか、スポーツのユ
ニホームを、試合が終わるたびにまとめてボランティアで洗ってあげている人達
までが違法となるような改訂法案の内容じゃないんでしょうね。
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