平成16年(2004)2月13日 金曜日
- ハト豆 -

 天気予報では、そろそろ春一番の便りが聞こえてきそうですね。立春以降に初
めて吹く南寄りの強風が「春一番」なのです。それ以降「春二番」「春三番」の
ようにいうそうですが、いったい何番まで数えるのでしょうか。7〜8番まで数
え、ちょっと間が開いたら忘れてしまう。そこまで経ったら梅雨になっているの
でしょうかね。「春一番」って、アントニオ猪木の真似をしている芸人じゃない
ですよ。
 最近の浅草もちょっと春らしくなってきました。淡島堂の白梅も三分咲きとな
って、見慣れない鳥がやってきています。鳥の名前は知らないのですが、すずめ
ような格好ですが、お腹がオレンジ色の鳥は、モズっていうのでしょうかね。で
も、梅の木に停まっているのでウグイスかな。ま、どっちにしても梅の香りに誘
われてやって来たのは確かなのです。
 浅草寺境内では、鳩に餌を与えなくなったため、その数が急激に減っています
。今は、最盛期の2〜3割程度でしょうか。天敵のハトが居なくなった変わりに
、スズメやモズなど小さな鳥たちが目立つようになりました。ハトには餌じゃ無
い物でも、彼らには餌になり得る何かが有るのでしょうかね。
 サンマの番組から出来たという、浅草寺のハトを歌った「はと豆」っていう曲
がオリコンチャートに入っているそうです。この曲を作った頃にはまだハトの餌
を売るお店も有って、たくさんのハトが境内で遊んでいたのですが、曲のリリー
スに合わせたかのように、餌売り場は撤去され、境内のいたると所に“エサ禁止
”の貼り紙が出されてしまいました。
 しょっちゅやって来るテレビ撮影の連中も、ハトの居なくなった境内に驚いて
いるようです。なんとかハトを集めようと豆を蒔くと、すぐに警備員が飛んで来
ます。こんなことが生類をいたわる仏様の教えとは考えられないのですよ。どっ
ちかというと、お金だけ集まってくれば良いのかな。
 ハトが少なくなった境内に集まり始めた小鳥たちを見ていると、都会のど真ん
中に居ながら、こんな自然が観察出来るってのはとっても楽しいような・・・。
でも、これもまた増えすぎて、追い出したりしないで欲しいですね。
 九丁目、じゃなくって「旧町名活用進歩ジューム」なんてのが開催されるそう
です。現在、地図上から姿を消してしまった「九丁目」あ〜、どうしても変な漢
字が出てしまう。そういえば、どっかの町に「九丁目」って有ますか。普通、一
丁目から3〜4丁目で終わりますよね。旧町名はシンポジュームや研究家にまか
せて、B級なんでも研究家のあほまろとしては、今、突然全国の「九丁目」を調
べてみたくなってしまいました。
 これを読んでくれる人の中に、「九丁目」を知っているって方はメール頂きた
いです。絶対何処かに有るんでしょうね「九丁目」。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数26枚