平成16年(2004)2月5日 木曜日
- 梅の使節 -

 「上空には強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まります。関東地方は一
日中雲が広がった天気となるでしょう・・・」、どこが?
 雲一つ無い晴天の朝だというのに、今、テレビの天気予報でこんなこと言って
ますよ。外が見えないスタジオの中で、渡された原稿を棒読みしているだけで、
自分で確かめようなんてことは無いのでしょうね。マスコミの影響ってとっても
大きいのですよ。
 立春も過ぎ、爽やかな小春日和っていっても良い朝です。気温はちょっと低め
ですが、淡島堂の白梅もそろそろ咲き出してきました。まだ臭いは無いのですが
、もう少し咲き誇ってくると、あの甘い春の香りが漂うのです。
 昨日は、太宰府天満宮「梅の使節」が、小泉首相に紅白の梅の盆栽一対がプレ
ゼントされた。盆栽の一つが、白梅が途中で赤く染まる「おもいのまま」という
品種で、首相は「思いのままにならないのが政界だね」なんて言ってましたね。
また、「太宰府の梅は7分咲きだが、首相の構造改革は何分咲きか」という記者
の質問に、「つぼみだな」と本音もちらり。早く日本経済にも甘い春の香りを漂
わせてくださいね。
 スローライフの新製品の登場です。それも、「赤黒鉛筆」。おなじみの「二色
鉛筆」の何処が珍しいのかといえば、赤と黒なんです。子供の頃に試験の点数や
答案の添削用に先生が使っている色鉛筆が欲しくて、用も無いのについつい買っ
てしまった。競馬の場外馬券場で、予想屋さんが使っているのを真似して、自分
もプロのギャンブラーになった気分を味わいたくてついつい買ってしまった。そ
の色鉛筆が「赤黒」になって戻ってきたのです。
 “あるようでなかった”色鉛筆。黒はHBで、長さは黒の部分が7割、赤の部
分が3割とちょっと変形ですが、きっと用も無いのに買ってしまう人も多いでし
ょうね、あほまろのように。1ダース960円で今月9日からトンボ鉛筆より販
売されるそうです。
 今週の土曜日に浅草公会堂で「宮中雅楽の夕べ」が開催されます。重要無形文
化財の特別公演で、もちろん宮内庁式部職楽部による本格的なものです。千数百
年の伝統を有し、世界の最も古い音楽文化財として貴重な歴史的価値をもってい
ると云われている「雅楽」ですが、あほまろは未だ観たことがありません。って
いうか、興味が無かったのですけど、とある関係者より招待状を頂いてしまいま
した。こうなりゃ宮中の儀式や国賓等を招いての饗宴の際に演奏される「雅楽」
の初体験をしてきましょうね。
 演目には、管絃
1.太食調音取(たいしきちょうのねとり)
2.傾盃楽急(けいばいらくのきゅう)
3.朗詠東岸(ろうえいとうがん)
4.輪鼓褌脱(りんここだつ)
  舞楽 
1.賀殿(かてん) 
2.敷手(しきて)
 なにやら難しい文字が並んでいます。ともかく、天皇陛下の名代になったつも
りで、我が家の皇后共々雅やかな世界を堪能(出来るかな?)してくるつもりで
おります。なんたって、国賓等の饗宴の際の演奏を聴かせてくれる曲ですから。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数30枚