平成16年(2004)2月4日 水曜日
- 福はうち -

 立春です。いよいよ暦の上では春になったのですね。暦の上だけじゃ無くって
、現実もとっても暖かい朝になりました。まさに 「春うらら」って気分です。
 そういえば、デビュー以来103連敗中の高知競馬のヒロイン「ハルウララ」
ってのも居ますね。負け続けるっていうのもたいした根性、デビュー以来の連敗
が人気を呼んで今月初めに、高知市観光協会の観光功労者に選ばれ、記念品とし
てニンジン200キロなどが贈られたそうです。この賞は、高知市のPRに貢献
した人物や団体を表彰するもので、これまで漫画家の黒鉄ヒロシさんらが受賞し
ている名誉有る賞、もちろん動物が選ばれたのは初めてとのことです。「ハルウ
ララ」人気は、国内だけでなくアメリカやスペインの通信社からも取材を受けて
いるそうですよ。負け続けても人気が落ちないっての、阪神タイガースとどこか
似ているような、「ハルウララ」もきっとそのうちに優勝なんて偶然が巡り来る
かも知れませんよ。
 浅草寺の豆撒きの様子を書こうと思っていたのですが、ポカポカと春の陽気で
変な書き出しになってしまいごめんなさいね。
 さて、昨日は浅草寺の豆撒きを観てきました。ここ浅草寺では、毎年三回豆撒
きが行われます。まず、午前11時と午後1時の二回は、壇上で豆を蒔くために
五万円の寄付をするという奇特な人たち。当然、こんな連中が壇上に上がっても
盛り上がりに欠けるのは明らか、あほまろも写真を撮ろうなんて毛頭有りません
よ。やっぱり、絵になるのは午後四時からの豪華芸能人の豆撒きですよね。しか
し、芸能人といっても、今流行のアユとかアヤとかは来ないのです。浅草らしく
古き良き時代の古き良きスターたちが勢揃いするのです。
  今年の参加者は、三遊亭圓歌、長門勇、毒蝮三太夫、松島とも子、水谷八重子
山田太郎、林家こぶ平、林家いっ平、宮城けんじ、晴乃ピーチク、あした順子・
ひろし、橋達也、内海佳子・・・、等々超豪華な芸能人たち。司会の笑組の二人
が参加者の名前を発表するたびに、境内に集まった数千名の人々の反応を聴いて
いると、これがまたおもしろいのです。
 笑組“我らが所属する落語協会会長、三遊亭圓歌師匠!”
 客人“あ〜知ってる知ってる、山のアナアナだ・・・”
 笑組“浅草で育ち浅草を育てた長門勇さん!”
 客人“だれ?それ・・・”
 笑組“そして、演歌界の大御所○○○○さん!”
 客人“し〜らない・・・”
 笑組“昭和の爆笑王○○○○師匠!”
 客人“つまんねぇ・・・”
 笑組“若者のアイドル、クリクリお目々が可愛い○○ともこさん!”
 客人“引っ込めババー!”
 すべて、そんな調子。そうですよね、昔活躍していたD51や青函連絡船でも
見ているかのような複雑な反応。日本が貧しかった昭和30年代に活躍したちゃ
ぶ台や古びた茶箪笥の方が、彼らより価値が出ているのも納得できるような・・
・・ 。
 何はともあれ、豪華芸能人の登場からわずか10分足らずで豆撒きは無事終了
です。みなさん一言、二言、そそくさと去って行きました。ぺちゃくちゃと、く
だらない事を延々しゃべる今の若者とかつての大物は去り際も違うのです。
 往年のスターはともかく、来年からギャラは高いかも知れませんが、今流行の
アユとかアヤとか、そんな人気者でもっと若者を集めましょうよ。なんて思って
帰ったのは、あほまろだけじゃ無いでしょうね。ギャラはともかくとして、アユ
とかアヤとかも、30〜40年後には参加してくれるかも・・・。
 節分が終わると、次の行事は「示現会」そして「桜まつり」ですよ。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数18枚
昨日の豆撒き
Canon EOS1Ds
125 枚