2003年8月13日 水曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数31枚
M25

バイリンガル

 未明まで雨が降っていたようで、路面
が濡れています。こんな変な天気が続く
と、せっかくの夏休みもおもう存分楽し
めないですね。
 今朝の浅草寺境内では、子供達が騒い
でいます。“何処から来たの?”と、聞
いてみると、“台湾からだよ”と、流暢
な日本語で答えたのです。それもそのは
ず、台湾で暮らす日本人でした。でも、
一緒に旅行しているのは、台湾人の家族
のようで、その子も、友達と話す時はご
く普通に中国語で喋るのです。
 こんな小さき時から、意識も無しに二
カ国語を操っているってのが、本当のバ
イリンガルって言うのでしょう。でも、
この子は、漢字は難しくて読めないんだ
よ、なんて言ってました。
 先日のテレビ番組で、子どもには、絶
対に英語ペラペラになってほしいと願う
親の苦労を特集していました。日本に住
みながら、まるでアメリカで暮らしてい
るかのように、毎日が英語のビデオや、
ラジオの極東放送漬けで、部屋には英語
の本だらけ。でも、親との会話だけは日
本語なのです。親は英語を話せないので
すからしかたが無いのでしょうけど、子
供にそんな教育をする前に、自分が先に
勉強するってのが筋じゃないでしょうか
ね。
 そんな子供のための英会話塾や個人指
導に来て貰うための経費は、月20万円
以上にもなるそうです。おかげで、英会
話は上達したのですが、学校の成績は下
がっているようです。
 この番組の中で、とある先生が、「第
二言語の獲得よりも母国語の維持のほう
が重要」、「第二言語獲得のために母国
語が未発達になるリスク」「バイリンガ
ル環境の中でのバイリンガル教育のリス
ク」などの弊害を語っていたのが、記憶
に残っているのです。第二言語の獲得に
関して、「日本の教育の中で、ネイティ
ブの教師から授業を受ければ、それで第
二言語が獲得できる」という軽薄な認識
は間違いなのです。
 バイリンガルとは、まずは母国語と第
二言語の国の文化を知ることから始めな
ければいけないのですよ。子供を本当の
バイリンガルにしたければ、外国で暮ら
さなければいけないようです。
 それとも、毎朝ここ浅草寺境内にやっ
てくる観光客と、北京語、福建語、広東
語、韓国語、タイ語等々、色々な国の人
とのコミュニケーションでバイリンガル
に近づくかも知れませんよ。実際にあほ
まろも、良く写真撮影を頼まれるので、
東南アジアの各国語で、“ハイ、チーズ
”を、言えるようになってしまったんで
すよ。それだけですけど・・・。
 夏休みの自由研究として、外国人と会
話を楽しむなんてのも良いかも知れませ
んよ。境内だったら、危険も無いし、な
んたって、タダですからね。
 六区興行街では、毎年恒例になった“
六芸神まつり”が、今年は8月28日に
開催されるようです。
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)