2003年8月12日 火曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数27枚
M27

偏屈な戯言

 「晴れの特異日」とは、晴れの確率が
高い日として、今日が指定されておりま
す。しかし、朝からどんよりと曇った小
雨模様。なんとなく、今年の異常気象を
表しているかのようです。
 昨日の日記では、日航機123便が群
馬県御巣鷹山に墜落した日と勘違いして
書いてしまいましたが、一日間違ってい
ました。あまりにも悲惨な事件だったの
で、つい気が焦ってしまったようです。
ごめんなさい。
 この事故は、金属疲労による圧力隔壁
破壊が原因とされていますが、最近の調
査で、この飛行機が尻餅を付いた事故の
修理中の写真で、圧力隔壁破壊の修理ミ
スがしっかりと写真に記憶されていたと
、国土交通省の調査委員会報告が発表さ
れました。事件から18年も経った今頃
、“写真で確認出来た”っていわれても
、時を戻して修理をやり直すなんて事は
出来ないのです。
 せめて、ハッキリした証拠写真が見つ
かったのなら、“これが原因だった”と
大々的に公表し、二度とこのような悲惨
な事故が起こらないよう、関係者の戒め
にして欲しいですね。
 最近は、花火大会は勿論、ちょっとし
たパレードでも、なんでもかんでも「江
戸開府400年記念」をうたい文句にイ
ベントが行われています。東京都や自治
体が主催する記念イベントには、何か一
定の基準が有るのかどうか、判りません
が、何かやたらと骨董関係の展示会や、
美術展にその冠を多く見かけるのです。
 開府400年っていっても、江戸が開
かれてから400年経ったってことで、
何も江戸時代だけ区切ることなく、この
400年間に江戸・東京で暮らしてきた
人々の文化に対する功績を讃え、後世に
伝え残すことが目的じゃ無いのでしょう
か。
 現在行われている、「うえの夏まつり
」のパンフレットを見ると、“江戸開府
400年の記念事業として、江戸にちな
んだ演出を行い、江戸の雰囲気を楽しん
でもらう・・・”と、有ります。上野の
不忍池に屋形を浮かべて水上舞台をつく
り、江戸の伝統芸能を披露するとともに
、夜はライトアップにより幻想的な空間
を演出して江戸の雰囲気が楽しめるので
しょうか。見物する人も当初の期待より
少ないようです。
 このように、台東区でも大きな予算を
「江戸開府400年」の記念事業に充て
ております。当初の目論見通り、この予
算に見合った文化レベルの向上と、地域
の経済効果が本当に達成されるのでしょ
うか。
 「江戸開府400年、隅田川花火大会
」では、“和火”と呼ばれる花火が打ち
上げられた。「江戸開府400年、うえ
の夏まつり」では、ライトアップで江戸
の雰囲気が楽しめた。それが何なの・・
・。
 何もしないより、何かしていた方が客
は集まる。そんな論理で、とっかえひっ
かえ冠だけ変えても、所詮内容は従来と
なんら変わる事が無いのです。
10月1日〜11月16日
「江戸開府400年 浅草奥山風景
10月3日〜10月25日
「江戸開府400年 平成中村座」
10月15日〜11月16日
「江戸開府400年 大菊花展」
11月3日 
「江戸開府400年 東京時代まつり」
等々、イベントが目白押しです。「江戸
開府400年」の冠で、何処がどのよう
に変わったのか、みんなで検討してみる
のも、「江戸開府400年」の楽しみな
のかもしれませんね。
 今月末のサンバカーニバルにも、「江
戸開府400年」の冠を付けたとしたら
、いったいどんな変化が期待できたので
しょう。なんて、相変わらず偏屈なあほ
まろの戯言でした。
 台東区のこれからの、江戸開府400
年記念行事は、こちらでご覧下さい。

(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)