2003年3月29日 土曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数28枚

本当の春

 浅草にも、本当の春がやってきたした
。桜の花が5分咲きとなったこの週末は
絶好の花見日和。お天気も雨の予報は無
ようです。また、伝法院の裏庭のしだれ
柳にも花が付き、これからどんどん薄紅
色に染まっていくのでしょう。残念なが
らこのお庭の一般公開は行っておりませ
んが、お狸さんの鎮護堂から見ることが
できますよ。お花見のついでにご覧下さ
い。
 浅草寺境内は週末になると大勢の団体
客が押し寄せます。今朝は、韓国から数
百名規模の団体がやってきました。その
中の日本語が上手な老夫婦に頼まれ、二
天門前で記念写真を撮してあげたのです
。この老夫婦は戦前日本に住んでいて、
ここ浅草にも何度も足を運んだ懐かしい
場所。およそ60年ぶりに訪れた感想と
しては、全く始めての場所のようだと言
っていました。それもそのはず、本堂も
五重塔も戦争で焼き尽くされて総てが新
しくなったのですから無理もありません
ね。ただ、浅草寺境内で有り続けている
という事実だけが、旧時を彷彿させてい
るのでしょう。
 韓国からの団体を引率するガイドさん
。浅草神社前で過去の忌まわしい歴史と
、これら神社を中心とした日本神動の劣
悪さを語ってたそうです。おかげで、誰
もが鳥居をくぐることもなく仲見世の方
向に散っていきました。でも、老夫婦に
とっての日本考は、今でも楽しい想い出
がいっぱいの第二の故郷。一緒に、浅草
神社境内の桜と、現在公開中の三社神輿
を見せてあげました。でも、いつものよ
うに、二礼二拍一礼の神礼で参拝するあ
ほまろの後ろで、手を合わせることはし
なかったようです。またまだ複雑な関係
なんですね。
 イラク戦争のまっただ中、お隣の国ト
ルコからの報道によると、イスタンブー
ル発アンカラ行きのトルコ航空機が、日
本時間29日朝、離陸直後にハイジャッ
クされたそうです。まだ詳細は報道され
ていませんが、乗客の中にトルコの要人
が乗っているそうです。また、日本人乗
客も2名確認されております。犯人は2
0歳のトルコ人男性で、ベルリン行きを
要求しているとのこと。大きな問題に発
展しなければ良いのですが、心配ですね。
 あほまろも飛行機が好きで、最近は毎
日飛んでいます。といっても、バーチャ
ルの世界。フライトシュミレーションで
のことです。友人の薦めでなんとなく始
めたこのゲーム、凝ってくるとCPUの
遅さに絶えかね、新しいCPUに買い替
えたのが運の尽き、CPUだけの交換に
は留まらずに結局総てが新しくなってし
まいました。おかげで、フライトはとっ
ても快適なのですが、腕が伴わず墜落や
追突の連続なのです。それでも、怪我を
する者も無くイランや北朝鮮上空も自由
に飛び回ることができるのです。
 ただ、ニューヨークマンハッタンの上
空を飛んでみると、前回まで存在してい
た貿易センタービルが消えているのが、
リアルな上での複雑さを見せつけてくれ
るのですよ。あほまろは、このフライト
シュミレーション奮闘記も同時進行で、
執筆中なのです。
 あちこちに流鏑馬のポスターが目立っ
てきました。毎年桜が一段落した4月の
中頃に開催されるこの行事。今年は19
日(土)の開催です。台東区が主催し、
執行は古式豊かな小笠原流弓馬術礼法が
行い、20名ほどの達人がその妙味を披
露します。流鏑馬に先だって、これも古
式にのっとった草鹿(くさじし)といわ
れる狩の礼法も披露されるのです。
 春を迎えて気分も晴れやかな浅草では
、これから行事が目白押しなのです。