2003年3月28日 金曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数28枚

ライトアップ

 目覚ましテレビのなっちゃんが卒業し
ました。別に意識して見ていた訳では無
いのですが、もう逢えなくなると思うと
朝が寂しくなりそうです。なっちゃんも
結婚したそうなので。普通の主婦に戻っ
て、家事に専念するのでしょうかね。
 桜が咲きました。昨日の陽気で一気に
花開いたって感じです。昨日の朝は、全
く花が開いていなかった伝法院の庭の桜
、今朝は2〜3分咲きになっています。
綺麗な桜を夜も楽しんでもらおうと、仲
見世ではライトアップの準備が行われて
いました。今夜から伝法院の庭に向けら
れた大きなライトで、夜桜を楽しませて
くれるのでしょう。今夜は絶対見に来な
くっちゃね。
 ライトアップといえば、有名な神社仏
閣を思い出します。特に奈良の興福寺五
重塔や春日大社 一の鳥居、東大寺金堂・
中門など、夜なら(奈良?)ではの趣が
ありますね。
 ここ浅草でも、浅草寺本堂と五重塔の
ライトアップも計画されているそうです
。商店街も大金をかけて夜の観光客を呼
ぼうとする試みは素晴らしいのですが、
仲見世の商店も、せめてライトアップの
間だけは開ける協議も必要なのじゃ無い
でしょうか。
 一言にライトアップといっても、それ
に用いられる機具はとっても高いそうで
す。特に清水寺などのライトアップで最
近脚光を浴びている、カラーチェンジャ
ーは、1800w 又は2500wの長寿
命メタルハライドランプを使用し1台で
10m離れて10m×15mの広いエリア
をカバーすることも可能なのだとか。
でも、そのお値段は高級外車並。またメ
タルハライドランプの平均寿命が150
0時間で、価格の2/3を占めているそ
うです。1500時間といえば、一日5
時間の点灯で300日ですから、お金も
かかるんでしょうね。電気代だってバカ
に出来ないですよ。でも、もし実現した
ら楽しいでしょうね。
 数年前に、科学雑誌で人工衛星が地上
をライトアップするって記事を読んだこ
とがあります。雑誌によると。
 この実験は、地球を周回しているプロ
グレス探査機に搭載されたロシアのズナ
ミヤー2.5という巨大な鏡で太陽の光
を反射し、地上の夜の地域を照らし出そ
うというものです。照らされるのは地上
の直径6Kmの範囲で、その地域では、
探査機が通過する1〜2秒ほどの間、満
月の10倍もの明るさで輝いて見えるこ
とになるそうですが、天文台などの観測
施設が被害を受ける可能性があると、世
界中で反対され、計画を断念したのだと
か。
 京都で開催された国際天文学連合総会
でも、“明るい人工天体は天文台に被害
を与えうることが指摘され、暗い夜空は
人類全体の財産であり、地上の世界遺産
と同様に、暗い夜空もそのまま残してお
くべきである”という決議が採択された
ことも記されています。
 今朝卒業したなっちゃんは朝3時半に
放送局に出勤していたとか。でもお台場
には暗い夜が無かったそうです。
 “暗い夜空は人類全体の財産”、やっ
ぱり夜は暗い方が自然なのでしょうね。