2003年3月9日 日曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数33枚

杉花粉

 最近、クシャミと咳、そして喉に詰ま
るタンに悩まされています。風邪気味な
のか、花粉の影響なのか、モモちゃんと
一緒にクシャミと咳も引き連れる散歩な
のです。いったい体の中で何が起こって
るんでしょね。
 スギ花粉症は、スギの花粉によって引
き起こされるアレルギー症状で、患者数
が国民の10%を超えると推計されるな
ど、社会的な問題となっています。その
発症メカニズムについては、十分には解
明されていませんが、大気汚染等によっ
て杉属の自己防衛本能によって飛散距離
を伸ばしているそうです。
 スギ花粉症対策は、原因の究明、予防
及び治療、発生源に関する対策を総合的
に推進することが必要なことから、関係
省庁が協力してそれぞれの分野の対策に
取り組んでいるそうです。また、林野庁
では”花粉の少ないスギ品種”の開発に
も取り組んでいるようで、花粉生産量が
一般のスギに比べ、約1%以下だそうで
す。そんな品種が増えることによって、
これからの杉の世界は、人工授精でのみ
繁殖する自然界の異端児になってしまう
んでしょう。花粉によって自己繁殖を繰
り返す自然界の掟まで変えてしまった人
間の身勝手を天の神様も嘆いているでし
ょうね。それより、大気汚染等の解消に
努力する方が、杉属にとっても人間属に
とっても、明るい未来が開けるのですよ。
 今日は日曜日とあって、浅草寺境内は
朝から観光客も多いようです。特に最近
目立つのは、この春からから東京で暮ら
すようになる方々のようです。
 今朝も、モモちゃんに声をかけてきた
高知県からやってきた親子。娘が東京の
大学に合格したのでアパートを探しにや
って来たそうです。一人娘が東京で無事
に過ごせますようにと、親は浅草寺の御
利益に期待ってとこでしょうけど、当の
本人は都会で一人になれる開放感でウキ
ウキしている様子でした。そのうち、科
学が進歩して、”花粉を出さない杉”の
開発を応用した画期的な科学革新、”虫
が付かない娘”、なんてのが出来る・・
・、ってこと無いでしょうね。
 コンビニの壁に”おいらん道中”の大
きなポスターを見付けました。吉原の名
物が復活か、駆け寄ってみると新潟県の
分水町ってところで行われる行事のポス
ターなのです。”おいらん道中の本場に
殴り込み”って訳じゃないでしょうけど
、本場の浅草吉原のおいらん道中は、5
年前の松葉屋の閉店で終焉を向かえてし
まったのですから、今となっては本場も
クソも無いんですよ。どっちかというと
、花魁道中の本場は歌舞伎芝居の中だけ
なのかも知れませんね。
 せっかく見付けたポスターなので、内
容を掻い摘んで紹介しますと、新潟県分
水町の桜祭りのメインイベントとして、
4月20日(日)分水桜並木会場に於い
て、「第62回おいらん道中」が開催さ
れます。出演は、信濃太夫・分水太夫・
桜太夫の方々で、道中には、手古舞・提
灯持ち・みどり・かむろ・ほうかん・傘
持ち・新造・舞妓、など総勢七十名にも
及ぶ着き人を従えて、絢爛豪華な花絵巻
が繰り広げられるそうです。詳細はこち
(分水町)のホームページでご覧くだ
さい。
 ちなみに、気象庁発表の桜の開花予想
では、新潟県は4月6日となっておりま
す。こんなに早く咲いてしまったら、2
0日まで持つんでしょうかね。他人事な
がらちょっと心配だったりして・・・。
そんなことより、早く咳とクシャミを治
したいですよ。
 弁天山の山桜がようやく花を開いてく
れました。あぁ〜春ですね〜!