2002年11月3日 日曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数30枚

木枯らし1番
 ♪どーこか〜で、だ〜れか〜が、きいっとまぁ
って〜いてくれ〜る〜♪           
 本当に寒くなりましたね。昨日は、東京で木枯
らし1号が吹いたと発表されました。去年よりも
4日早いそうです。秋から初冬にかけて吹く、強
く冷たい風を木枯らしとよび、第1号の根拠は、
午前3時51分、最大瞬間風速19.4メートル
の北西の風を記録したことによるそうです。  
 木枯しって聞くと、紋次郎を思い出すのは古い
人間なんでしょうか。「木枯し紋次郎、上州新田
郡(にったごおり)三日月村の貧しい農家に生ま
れたという……」と言うナレーションと、上条恒
彦の唄うテーマ曲、“誰かが風の中で”のタイト
ルバックに流れる鮮やかな上州の山々の映像。木
枯し紋次郎の殺陣は他の時代劇のそれとはちょっ
と違う。紋次郎は武士ではない。渡世人である。
だから武士の様な正統な剣術は身に付けていない
。いわゆる“喧嘩殺法”である。桃太郎侍や破傘
刀舟の様に相手を一刀の元に斬り捨てるという様
な亊はない。息を切らせながら、走り、逃げ、乱
戦の果てに勝利を収める妙にリアリティのある殺
陣だ。手には長脇差、口には長楊枝。それもなん
となくかっこ良い気もした。その斬新な映像とテ
ーマ曲に強く惹かれ、物語全体に流れる“無常観
”の様なものが、今でも強く焼き付いた作品だっ
た。                    
 今日は文化の日。浅草では恒例の「東京時代祭
」が開催される。行列が通る沿道では、今回のス
ポンサーである朝日新聞の旗が下げられ、雷門前
には行列の解説用のPA装置も設置されました。
昨年のあほまろは、女房と湯布院に旅行中だった
ので、「東京時代祭」は観れなかったが、大雨で
大変だったそうです。今年は朝から秋晴れの良い
天気、気持ち良い行列を観ることが出来るそうで
すね。                
 「東京時代祭」は、西暦628年、浅草観音様
が祀られ、浅草寺を中心に地域社会が形成された
時代から、近年では懐かしい浅草レビューまで、
江戸・東京の歴史絵巻を忠実に再現することで、
浅草の存在と、独自性を多くの人にアピールし、
次世代に伝承していくという大きな意味で続けら
れているそうです。この祭りは、「暁、粋、華、
輝」の四部構成で、それぞれのテーマに相応しい
内容のパレードが楽しめます。午後1時30分に
観音堂裏広場から出発。皆さんもご覧になりませ
んか。                 
 「あっしには関わりのねえことでござんす」と
、言いながら結局はどっぷりと関ってしまう、紋
次郎のニヒルな素振りとは裏腹に、実は人一倍人
情深い紋次郎の生き様。毎年同じ内容で繰り広げ
られる「東京時代祭」にも、そんな架空の時代劇
ヒーローでも登場させてもっと盛り上げても良い
んじゃないでしょうかね。「鬼平犯科帳」「仕掛
人藤枝梅安」そして「剣客商売」を残してくれた
池波正太郎さんも台東区の産まれなんですからね

 菊花の定点観測:どんどん赤色が鮮やかになっ
ているようです。しかし、その違いは言葉では言
い表せないですね。もうすぐこの菊棚の審査も行
われるのでしょう。この菊棚、他と比べて一番派
手なので、きっと良い評価が得られるかも知れま
せん。評価がどうなろうと、あっしには関わりの
ねえことでござんすけど・・・。