2002年4月2日 火曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D60
TAMRON SP ZOOM 24-135 F3.5-5.6
撮影枚数60枚

驚きの発展
 中国の長い歴史の中で、わずか30年ほどで、
14億人の中国国民の経済レベルをとりあえず同
レベルにしたのは、ひとえに共産党の活躍に他な
らない。10年ほど前、中国共産党の幹部が話し
ていた。確かに文化大革命によって貧富の差を是
正し、この数年間で、一気に解放路線を引いて来
た結果が、今の中国の発展を促したのは間違いが
無いが、都市部と農村部の格差はここに来て益々
大きくなってきたのも歪めない事実だ。街には豊
富な商品と、豊かな人が溢れ、年輩の人達は、金
銀宝飾店で競って宝飾品を買いあさる。若者は、
年収の2倍以上もするパソコンに群がり。いつも
品薄の状態なのだとか。今回は僅か2泊3日の滞
在だったが、大きく変わり、更に大きく発展する
中国の息吹を肌で感じた。       
 今回泊まっている金茂飯店は、黄浦江のほとり
に建っているので、夜寝ていても黄浦江を通る大
型船の霧笛が聞こえる。また、夜中であっても何
かの工事の音がひっきりなしに聞こえてくる。そ
んな喧噪の中、昨夜は強烈な落雷の音で目が覚め
た。窓外を眺めると、日本では見たこともない強
大な稲妻が上海市内に降り注いでいる。普段の雷
なんかは、怖くもなんともないあほまろだが、こ
の巨大な稲妻を、地上64階の窓から眺めている
と、急に背筋が寒くなる感覚が襲いかかる。もし
このビルに落雷が来たらどうしよう。そうだ、非
常階段の位置を確かめて居なかった。慌てて着替
え、ホテルの非常階段を確かめに飛び出すほどだ
った。                   
 そんな訳で、上海最後の夜は寝不足状態で明け
た。今日は、仕事も無くこれから市内のデパート
にでも行って何かおみやげでも買ってから空港に
向かうことにする。この2日間、浅草日記が浅草
からの発信ができなかったが、明日はまたモモち