2002年4月3日 水曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D60
CANON ZOOM 24-85 F3.5-4.5
撮影枚数22枚

桜のように
 僅か二日間留守にした浅草の桜のほとんどが無
くなってしまった。しかし、染井吉野に変わって
、八重桜が綺麗な花を付けている。そういえば、
上海の黄浦江の端でも八重桜が満開だった。染井
吉野などという品種がまだ無い頃には、この八重
桜、別名里桜が桜の代表だった。歌舞伎やお芝居
で有名な吉野の桜も、江戸時代の飛鳥山、御殿山
の桜も、みんなこの八重桜を観て楽しんでいたの
だ。世の中に染井吉野が誕生したのは江戸時代末
期。江戸彼岸桜(八重桜の一種)と、大島桜をか
けあわせて誕生した。東京染井の植木屋から売り
出され、その可憐で淡い花の色が好まれ、全国に
広まっていったという。歌舞伎などのお芝居での
時代絵巻でもよく染井吉野が登場するが、その存
在が人々に知れて有名になったのは、明治の中期
頃だったそうだ。上海の租界時代、日本から移植
した染井吉野が、黄浦江の岸辺を飾っていた記録
もあるが、今では、まったくその姿を見ない。 
 駆け足の上海出張は、打ち合わせの合間を見て
精力的に歩き回ってみた。この10年間でこの変
わり様である。ついこの間まで、バラック小屋で
豚と鶏が戯れていた浦東(プードン)の陸家嘴は
東アジア一の国際ビジネスセンターと化し、今回
泊まった、グランド・ハイアットホテルの入った
88階建てビルの展望階は東洋一の高さを誇る東
方明珠タワーと高さを競っている。去年上海の一
人当りGNPが4千米ドルを突破したと地元紙の
新民版報が報じている。成長率もこの10年常に
10%をキープし、気が付けば若者や、タクシー
運転手までも皆携帯電話を持っている。この街が
21世紀にどんな変貌を遂げるのかが楽しみだ。
反面日本企業が、労働賃金の安さだけで進出して
いるようだが、すぐに立場が逆転してしまいそう
な勢いでもある。次世紀の日本は中国の下請けに
なってるかも知れない。今回の出張は、そんな危
惧をいだくに足るカルチャーショックを見せつけ
られた。我々日本人も、上海スピードに振り落と
されないようしっかり将来を見据えなければなら
ない。”侮るなよ日本人”       
 毎朝同じ桜の定点観測も、花が無くなってしま
ったら寂しい状態。また何か、毎朝観測できる物
を探さなければいけないね。久しぶりであほまろ
と散歩したモモちゃん、浅草神社の境内に散った
桜の花びらの中で、なぜか動こうとしない。”じ
っくり散った桜を偲んで欲しいよ”とでも言って
るかのようだった。花の命の短さが、繁栄衰退の
繰り返しにも見えてくるのだった。      
 あの素晴らしく強力で、強靱で、ファンの期待
を裏切らない、大巨人がま、ま、さかの三連敗!
それも、開幕と冠が着く。あほまろが留守中の野
球界では、嘘のような本当の事が起こっていたよ
うだ。巨人ファンじゃ無いが、気の毒でファンの
方々に会わせる顔もない。それに反して、あの、
あの、駄目虎阪神が三連勝!それも、開幕という
冠を着けて!ん〜ん、これは凄い。まさに奇跡と
でも言いたいが、今年の阪神はこれが実力なので
す。ある強烈な阪神ファンが言ってました。今年
の優勝は、間違い無いでしょうね。まさか巨人が
最下位なんてことも無いでしょうね。