2002年2月14日 木曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数15枚

寂しい日

 3世紀初めローマでバレンチノという司祭が、
時の皇帝のクラウディウス2世の迫害で殉教した
のが今日2月14日とされる。皇帝は、富国強兵
策として兵士の結婚を禁じていたが、これに司祭
が反対、次々と兵士を結婚させたのが処刑理由だ
ったとか。それから時代が過ぎ今では、宗教的祝
祭日の色彩が薄れ、ヨーロッパではこの日に花や
キューピッドの絵のカードを贈る風習がうまれた
のがバレンタインデーなのだ。また14世紀頃か
ら女性から愛の告白をしてもよいという日に変わ
っていったという。日本では女性が愛と義理の証
にチョコレートを贈る習慣がすっかり定着してし
まいました。     
 これは昭和33年にメリーチョコレート社長の
原邦生氏が東京新宿の伊勢丹で販売促進を目指し
てキャンペーンを展開したのが始まりと云われる
。この初セールでは3日間で売れたチョコレート
はたったの5枚で、売り上げは170円だったと
日本のバレンタインデー由来に記されている。こ
れを良いことに、日本チョコレート・ココア協会
等は、バレンタインデーのギフトアイテムとして
使われているチョコレートをさらにPRしようと
、この日を「チョコレートの日」と制定したらし
い。「バレンタインデー」より、この「チョコレ
ートの日」が日本的だね。          
 浅草のおみやげとして有名な「雷おこし」。観
音様参拝のおみやげとして”家を起こし””名を
起こす”という縁起の良さから命名されたそうだ
が、この”おこし”なるお菓子、広辞苑で調べる
と、”糯米もちごめや粟などを蒸した後、乾かし
て炒ったものを水飴と砂糖とで固めた菓子。胡麻
・豆・クルミ・落花生・海苔などを加える”と有
るが、その歴史は書かれていない。また、漢字で
は、米へんに巨で”お”、米へんに女で”こし”
となっている。どちらも当用漢字には無い難しい
文字だが、古来は粟などの味の無い非常食的な要
素が強い食べ物だった”おこし”を、水飴や砂糖
で固めてお菓子にしたのが今の形になったとされ
る。浅草では常磐堂が有名だが、他にも4〜5件
の製造元が、元祖老舗を競っているようだ。バレ
ンタインデー間近になると、この”雷おこし”に
、チョコレートやクリーム等を混ぜ、ハート形に
した物までが売られていた。         
 チョコレートや雷おこしなどを考えながら、独
りでバレンタインデーの事を書いているあほまろ
にプレゼントをくれる人もいないようだが、いい
んだよ、糖尿病になりたくないからね。でも、ち
ょっと寂しいね。