2002年2月15日 金曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数47枚

春一番だね

 毎日良い天気が続く。このところ、あほまろの
マンションからも、江戸時代の錦絵を彷彿させる
富士山が毎朝望める。これもこのところの強風で
スモッグなど視界を妨げる物質が吹き飛ばされて
しまったためなのだろう。「春一番」とは、立春
後にはじめて吹く強い南寄りの風をいうが、今日
は、この「春一番」の言葉の使い始めた記念日で
もあるらしい。由来は、九州地方の漁師さんが使
っていた言葉を気象台が採用したという。もし、
これが気象台らしく命名したとすると、台風と同
じく「号」で呼ばれていたのかも知れない。堅苦
しく「春一番」なんてね。          
 言霊じゃないけど、言葉にはやっぱり魔力って
のがある。“「春一番」が吹いた”って聞くと、
季節が明るくなったような気がするし、それまで
気付かずに過ごしてきた季節の変化をも感じるこ
とができる。本当の意味で「春」の到来を期待で
きる言葉なのだ。暖かくて、激しくて、まだまだ
居座ろうとする冬を押しやって春を運んできてく
れる。いわば、地球の鼓動みたいなもの。こんな
嬉しい風は、やっぱり特別な言葉で迎えたいね。
♪もーすぐは〜るですね〜ぇ〜・・・♪    
 仏教の祖・釈迦が亡くなったとされる釈迦入滅
の日の涅槃会。浅草寺でも釈迦の遺徳をしのぶ法
会が行なわれている。本堂正面に大きな涅槃の掛
け軸が掲げられ、早朝よりお坊さん達の読響が境
内に流れている。そんな境内では、今朝は中国圏
からいつもに増して大勢の観光客と、中学、高校
の修学旅行生で賑わっている。そんな中、半袖半
ズボンの男の子が元気に走り回っていた。聞いて
みると、仙台から修学旅行で来たらしい、”東京
は暖かくてこれで充分だぜ!”こんな元気な子供
を見ていると、もしかしてこの子が「春一番」を
運んできてくれたのかな。          
 六区のフランス座跡では、今朝もドラマの撮影
が行われている。今日で三日目になるが、こんな
に大がかりなテレビドラマはいったい何なのだろ
う。”本番です!お静かに!”と、足止めをされ
てしまったので、良く判らない撮影を暫く見学し
てきたのだが、大根役者は何度も何度も失敗を繰
り返すだけだった。  
 浅草はこのようにしょっちゅうどこかで撮影が
行われている。だいたいが、下町発見のような老
舗巡りとか、観光案内風の撮影が中心だ。下町情
緒が漂う浅草は、どこを切り取っても絵になるの
だろうが、浅草芸能の頂点は「浅草芸能大賞」。
今年の受賞者も決まり3月16日に、浅草公会堂
で授賞式が行われる。大賞は歌舞伎の市川猿之助
、奨励賞は落語家の柳家権太楼、新人賞は宝塚女
優の大和悠河と書かれている。新人といっても賞
を貰うほどの新人は、あほまろだって、どこかで
見聞きしているはずなのだが大和悠河って人は、
全く記憶の中に無いし、何の活躍をした人なのか
も解らない。主催は台東区と、とある財団法人の
名前が書かれているが、これっていったいどのよ
うに選出するんだろうね。つい最近もどこかの財
団法人が、贔屓の女性タレントに大金を注ぎ込ん
だって話は合ったけど、まさか「浅草芸能大賞」
にはそんなことを考えたくないよ。何はともあれ
、受賞の皆様おめでとうございました。 
昨日はあほまろだって義理チョコが来たもんね。