あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成20年2月27日(水) 旧暦1月21日先負
- 風鐸 -
日記写真
『今朝の浅草』

 先日の春の嵐が去ってほっとしていたのに、今朝は再び強風が戻ってきました。外に出た瞬間に吹き付ける風にモモちゃんが飛ばされそうになってしまったのです。それを良いことにまたまた抱っこでしたよ。モモちゃんの気持ちも判るけど、7キロの身体は堪えるよ、あほまろだって年なんだからね。まったく・・・。

 境内の五重塔の釣り鐘が鳴り響いています。ガランガラン・・・、これが暖かい夏だったら、まるで大きな風鈴でも鳴り響いているかのように涼を誘ってくれるのですけど、この寒さに追い打ちをかけるかのように冷たく響いて欲しくは無いですよね。五重塔を見上げて写真を撮っている側で、モモちゃんも同じことを考えながら見上げていましたよ。

 浅草寺の五重塔は浅草寺本堂・雷門・宝蔵門と同じ天慶5年(942)武蔵守、平公雅(たいらのきんまさ)により建てられたと伝えられています。長久2年(1041)火災によって倒壊、寛永12年(1635)再建、同19年炎上と3回の建てかえを経て、慶安元年(1648)三代将軍徳川家光公により再建され、明治44年には国宝指定を受けていたのです。それが昭和20年3月10日のアメリカ軍による無差別爆撃「東京大空襲」によって消失し、昭和48年11月1日に鉄骨鉄筋コンクリート造りの「回廊式塔院」もしくは「塔院造」として、地上53.32m(塔のみ48.3m)で、京都の東寺に次ぐ高さを誇る五重塔なのです。

 五重塔の各層の四隅にぶら下がっている鐘は「風鐸(ふうたく)」といって、古代の銅鐸と同じく、その役割は音を発することでは無く、宗教的な「祭具」の一つなのでしょう。ですから、この「風鐸」が鳴ることは滅多に無いのです。浅草寺の近所にお住いのおばあさんすら、ほとんど聞いた事が無いといってるほど、「風鐸」が鳴り響くのは珍しいことなのです。今朝のように風が強い日、まるで境内に不浄のものが入ることを阻止しているかのように鳴り響いているのでした。「風鐸」が鳴り響く境内、ここが清浄な場であることを我々に告げているのでした。こんな神聖な場所で散歩できるあほまろとモモちゃん、きっと幸せ者なのでしょうね。

 今日から助手の古麻呂が浅草の住人になりました。古麻呂が秘密基地にやって来た時はまだ高校生でしたが、この3月でようやく大学を卒業するのを機に引っ越したのです。今までは授業の無い日は目黒から通っていたのですが、これからは歩いて3分走って1分、秘密基地の目と鼻の先、これからは集電の時間も気にしなくて良くなったんですよ。これで、秘密基地の資料の整理もはかどることでしょう。なんたって、古麻呂の生涯をかけても追いつかないほどの資料の山なんですからね。次はぼちぼち嫁さん探しもしなくっちゃいけないのでしょうね。

『今朝の雷門』

 「風鐸」は雷門や本堂などには無いので、五重の塔だけに吊されている物なのですね。以前に中国で見た寺院の屋根には似たような物がぶら下がっていたのですが、中に舌が無かったので鳴らすような物では無いようでした。これって、銅鐸と同じく、日本独自の文化なのでしょうかね・・・。
 そんなことを考えながら雷門を見ていると、大提灯が音もなく揺れていましたよ。
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『今朝の宝蔵門』

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『今朝の本堂』
 
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『本堂から宝蔵門』 
 昨日の読売新聞に、浅草寺「大わらじ」がほぼ完成したことが載ってましたね。それによると、「大わらじ」は長さ4・5メートル、幅1・5メートル、重さは片方だけで500キロ。「合川(あいかわ)1号」という通常より長い稲を同市楯岡荒町地区内で栽培、収穫し、同地区の住民が2月初めから製作している。村山市役所に3月11日から展示した後、10月26日に浅草寺に奉納される。
 10月は本堂落慶50周年で賑わっているころです。架け替えの儀式が楽しみですね。
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『本堂から宝蔵門の大提灯』
 いつもの位置でカメラを構えていると、宝蔵門の大提灯が揺れているのが解りますね。揺れても音が出ないってのも見ていて寂しいかも。
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『今朝の境内』
 暖かそうに見えますが、強風が吹き付ける境内はとっても寒かったですよ。
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 これが「風鐸(ふうたく)」です。下から見ると小さく見えますが、実際は直系30センチもあるのですよ。ですから、音はかなり低めで心地よい音には感じませんでした。
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 月も綺麗に見えていました。その真ん中をハトが飛んでいったのですが、突然の強風でシャッターチャンスを逃してしまいましたよ。
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 久米平内堂の白梅です。
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 もうちょっと日があたる時間なら良かったのにね。
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 こちらは紅白の梅「おもいのまま」です。どんどん咲いてきました。
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 一本の木に紅白の花が咲くなんて不思議ですね。
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 淡島堂の白梅です。
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『今朝の浅草神社』
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『今朝の一写』

 外人さんが一休み。お茶を飲みながらおにぎり食べる姿におにぎりの国際性を感じてしまうのっておかしいかな。あほまろがアメリカに居た頃には日本人街以外では見かけなかったのですけど、今ではアメリカのどこのコンビニでも売っているそうですね。
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『浅草な人』
 浅草に来た証拠に、宝蔵門の記念写真を撮った後は、決まって自分たちも入りたくなるのです。写真を撮っているところを撮って目があってしまうと、必ず、シャッターを押してくださいなんて頼まれてしまうんですよね。別に嫌じゃ無いですけど・・・。
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 いったい何語でモモちゃんに声をかけて来たのか解りませんでしたけど、モモちゃんが喜んで尻尾を振っていたということは、犬語は世界共通言語なのかな・・・。この後もやっぱり、シャッター押してあげましたよ。
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 揺れてますね。大提灯の揺れと歩いて来る人との良いアングルを狙ってたのですが、なかなかタイミングが合わなくて・・・。なにしろ、ビデオじゃ無いので、大提灯が傾いていなければ雰囲気が伝わらないですからね。
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 最近は毎朝お逢いするなごみちゃんです。暖かくなったら抱っこさせて欲しいな・・・。
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『今朝のワンちゃん』

 家を出たところでお逢いしたチョロちゃん。カメラの設定が出来てなかったので、色がおかしくてごめんね。
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 アックス君です。
写真00  モモちゃんと朝のご挨拶。
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 元気なココアちゃん、今朝も機嫌が良かったですよ。
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 ほらね、ちゃんとカメラ目線になってくれたでしょ。
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 相変わらず龍ちゃんは走り回ってましたよ。
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 はい、モモちゃんにご挨拶?ココアちゃんはおやつが欲しいのかな。
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 遊んでいるところにバビちゃんも来ました。
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 バビちゃんは外のワンちゃんには全く興味を示さないのです。人間が好きなんですよね。
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 ほらね、甘えて来るでしょ。この後、ココアちゃんが焼き餅を焼いたんですよ。
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 ダメだよ!私のパパなんだからね。
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 ヒナちゃんとゴンタ君です。
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 ヒナちゃんは柴犬らしい柴犬で羨ましいですね。最近のモモちゃんは、やせ細って狐みたいなんて言われることもあるのです。
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 おや、このワンちゃんたちは始めてですね。エルモちゃんとアニーちゃん。似ているので兄姉かと思ったら、赤の他人じゃ無くて他犬なのだそうでした。ですよね、何処の夫婦だって赤の他人同士が結ばれるのですから。
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 ランディ君は、やっぱりおかあさんとの散歩がお似合いですね。
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 おはよう!
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 メグちゃん、眩しい逆光の中をやって来たので気付きませんでした。
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 モモちゃんと同じく年老いたハナちゃんとリュウちゃんです。
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 年老いても毎朝の散歩で元気になるのですよね。
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 今朝のモナカちゃん遊び相手が居ないので寂しそうなお顔してますね。
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 ボブちゃんです。
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 こんな撮り方、ぬいぐるみのようですね。
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 ビーグルなのでビーちゃんですよ。それを借りると、柴犬のシーちゃん、チワワのチちゃん、ハスキーのハーちゃんは良いけど、ブルドックのブーちゃんも有りかな(笑)。
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 おばあちゃんが連れているのは、左からランランちゃん、ウーちゃん、ララちゃんですよ。
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 おばあちゃんのお詣りが済むまで大人しく待ってますね。
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『今朝の街並』

 おまいり町(旧五重塔通)の洋品屋さんのシャッターが変わるようです。歌舞伎の市川団十郎さん「暫」が描かれるのです。写真00
 描くのは、浅草で活躍する絵描きの田中さん、出来上がったらこんなに大きくなるんだよと、完成予想図を広げて見せてくれましたが、折からの強風で現原画が飛ばされてしまったのです。それもそのはず、まるで凧のような袖をしているのですから。なんての、関係無かったね。
 このシャッターの前を毎朝通っているので、 これからの経緯もここでお知らせしますね。
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今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF28-300mm F3.5-6.3 Di VC
Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数187枚
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