平成16年(2004)6月3日 木曜日
- 変な格好で -

 最近は湿気が多くなり、特に寝苦しい夜になりました。寝苦しいのは人間だけ
じゃ無いようです。今朝のモモちゃんの格好を見てください。とんでもない格好
で熟睡しているのです。本来の動物ってのは、不用心に腹を出して寝ることなん
て本能には記憶していないはず、女の子だっていうのに、このだらしない格好は
よほど寝苦しかったのでしょうかね。そっと写真に納めておきましたよ。シャッ
ターの音で慌てて体を戻すモモちゃんでした。
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 そんな寝苦しい夜が明けると、今朝はちょっと爽やかな朝になりましたよ。歩
いていてもとっても気持ちが良いのです。それに、何か磯の香りも漂っているの
です。地図で見ても海までは10K以上距離が有るので、隅田川からなのでしょ
うかね、これは浅草の七不思議の一つなのです。
 女房は、“裏の魚屋さんの臭いでしょう”なんて言っていたことが有りました
が、魚屋さんはまだ開いていないし、いわゆる生臭い臭いじゃないんですよ。間
違いなく海辺で感じるあの臭いなのです。今朝のようにちょっと湿気が多い朝に
時々やってくる磯の香りなのです。
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 梅雨の前にと浅草のあちこちでは色々な工事が急ピッチで行われております。
毎年の記録を見ると大がかりな工事が行われるのは年度末で、細々としたものは
、なぜかこの時期に集中しているようです。工事を行う連中も真夏のクソ暑い日
や真冬のクソ寒い日よりはかがゆくのでしょうね。
 注:クソとは仏教用語の「苦楚」。決して「うんこ」じゃありません。
 この時期の工事はさほど大がかりなものも無く、資材や道具類はみなリヤカー
で運ばれているのです。最近ではあまり見かけなくなったリヤカーですが、今で
も少しずつ生産されているそうですね。メーカーの広告を見ると、「屋台でラー
メンなど販売する人、風鈴など売り歩く人、落ち葉を拾い集めるときや、町会の
行事等で使われることもあります、まだまだ生活に結びついています」とのこと
です。ちなみにお値段は7万2千円から8万4千円と結構お高いようです。
 このリヤカーを製造する荒川区のムラマツ車両さんでは、ネット上でリヤカー
博物館を展開しておりますよ。これによると、大正12年9月に起こった関東大
震災に罹災した人達のうち上野の山に家財道具を積んで逃げる人がリヤカーを使
っている写真が有り、それ以前に生産されたことは間違いないのだが・・・。そ
んな訳で、大八車よりも便利な道具として、いつ誰が考案したのかは不明ながら
、大正時代には一般に普及していたようです。町の発明家が和製英語でリヤカー
と称してなんとなく普及していったのでしょう。
 でも、最近では荷物を運ぶのには軽四輪のトラックが主流になってしまい、リ
ヤカーも絶滅危惧が囁かれているモノの一つに揚げられているようです。
 浅草の町では、毎日浅草寺境内を清掃する人達や、段ボールを集めているおっ
さん、そして時々野菜などを売りに来る行商のおばさん達が便利に使っておりま
すよ。こんな姿を見ていると、絶滅危惧とは思えないのですけどね。
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 アテネ2004オリンピックの聖火リレーがやってきます。今度の日曜日、お
台場の東京ビッグサイトを出発した聖火は都内をほぼ一周して東京都庁でゴール
を迎えるのです。
 聖火が雷門前に到着するのは、13時01分から13時16分でが予定されて
おり、ちょっとしたイベントも開催されるそうです。その後、雷門通りから国際
通りを抜けて浅草通りを上野まで走り抜けるすうです。
 ちょうどあほまろの秘密基地の真ん前がコースになっているのです。あほまろ
がオリンピックの聖火リレーを見るのは、東京オリンピック以来なのですよ。今
から楽しみですね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数25枚