平成16年(2004)4月10日 土曜日
- 自然が好き -

 とっても暖かい朝です。こんな日は街の中の散歩じゃなくって、どっか郊外で
も散歩してみたい気持ちです。モモちゃんはいまだに郊外の広大な緑を知りませ
ん。せいぜい昔住んでいた近所の北の丸公園くらいでしょうか。
 モモちゃんは緑が好きです。街の中を歩いていてちょっとの草を見付けても反
応します。そして臭いを確かめるのです。野生で暮らしたことの無いモモちゃん
でも本能で自然を求めているのでしょうね。
 今朝、モモちゃんが不思議な行動をしたのです。浅草神社の境内の桜の木の下
に積もった花びらの臭いを嗅ぎながら一枚づつ鼻で集めているのです。何がした
いのか見ていると、数分で手のひらいっぱいほどの花びらの小山をつくり、悦に
いっているのです。木の上では、普段見たことのない鳥が歩きまわるたびに弱く
なった花びらが更に舞い散ってきます。それを追いかけて一生懸命に集めている
のでした。
 10年間一緒に暮らしていて、こんな行動を見るのは始めてです。きっと、本
能が記憶している自然が、鳥たちの落とす花びらの様子で蘇ったのかも知れませ
んね。口の周りにピンクの花びらをいっぱいくっつけたモモちゃん。何かとって
も嬉しそうでした。
 たわいもないことを書いてしまいましたが、コンクリートジャングルの中で暮
らす動物達でも、自然を忘れていないのですね。いつか、車で郊外に連れていっ
てあげたいな・・・。でも、あほまろはもう3年も運転していないんです。
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 浅草寺西の五重塔通りの新門が完成し、店頭江戸っぽい飾りや歩道の整備も終
わり、ただ一つ無粋な格好で残っていた浅草寺資材置き場の波板鉄板でしたが、
浅草寺との妥協で色を塗ることだけは許されたようです。一昨日から作業をして
いたのがようやく完成しました。波板の凹凸を利用して白壁風に塗り分けたので
すが下地は所詮波板鉄板。それでも、錆び付いて汚かった頃よりはマシですね。
 波板鉄板の前には、ガラス入りの掲示板も設置され、浅草の情報がいろいろ貼
られるのでしょう。浅草の新しい顔として、五重の塔通りの活性化ができると良
いですね。
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 あほまろは子供の頃よく親から“テレビを見るとバカになる”といわれており
ました。そのころはなぜ“バカ”になるのかの意味も分からずに言われるままに
テレビの前を離れたのを記憶してます。
 今になって考えてみると、なぜバカになるのでしょうか。テレビばかり見てい
ると、会話も無く言葉の発達が遅れるのでバカになる・・・、それとも、テレビ
を見る時間があったら勉強しろ・・・、そんな単純な考えだったのでしょうか。
 先日の新聞で、日本小児科学会が1歳半の子供の親を対象にした調査で、テレ
ビやビデオを長時間見ている子供は、そうでない子供に比べ、言葉の発達が遅れ
る割合が2倍にもなることが統計で分かったそうです。
 やはり、昔親がいっていた、“テレビを見るとバカになる”ってのは、あなが
ち間違っているとも言えなかったのですね。この年になって、妙に納得。でも、
あほまろの子供達にはそんなこと言ったこと無いですよ。小学生の頃は、塾に通
いたいといってきても、“子供は勉強なんかしちゃいけないんだ”、そんな教育
してましたからね。隠れて勉強なんかしてたら怒鳴りつけてやったことも有った
んですよ。勉強は学校でやるものだってね。あほまろの親もそうでしたから。
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 仲見世に「第73回早慶レガッタ」の横断幕が掛かりました。来週の日曜日、
隅田川の両国橋から桜橋の間で恒例のレガッタが行われるのです。
“都の西北”と“陸の王者”が激突する早慶レガッタは、明治38年に、隅田川
の吾妻橋―東大艇庫前で第一回大会が行なわれました。しかし、その翌年は野球
の早慶戦の乱闘騒ぎのあおりを受けて中止され、第二回が開催されたのは、昭和
5年でした。その後、太平洋戦争で3年間の中断はありましたが、毎年続けられ
てきました。一時は隅田川の水質悪化によって、埼玉県戸田市などへ会場を移し
た時期もありましたが、昭和53年の第47回大会から、隅田川でのレースが復
活したのです。
 毎年、桜橋の両岸に、早慶応援団が陣取って川越しの応援合戦が有名ですが、
数年前からチアガールのパンチラが目当てのカメラ小僧の蔓延で、警備が厳しく
なってしまい、報道の腕章が無い連中が応援団にカメラを向けるだけでガードマ
ンが注意に飛んでくる厳しさなのです。おかげで、応援の雰囲気すら撮影できな
くなってしまいました。
 チアガールのパンチラ写真が目的じゃないおじさんくらい、許しても良いんじ
ゃないでしょうかね。でも、許されたら撮ってしまうかも・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数44枚