ペンキ絵の公開製作
現在銭湯のペンキ絵を専門に描いている絵師は私のしる範囲では全国に
僅か5名です。今回はその中でも一番の若手(?)中島盛夫氏が、常磐
ハワイアンズの「大江戸銭湯文化展」で公開製作をされた課程をご覧に
いれましょう。
順番にご覧の方はこちらから、連続で見る方は、こちらから。

●ペンキなど道具の用意、使用するペンキは4色(赤、黄、紺、白)
●大きな画面に下書き、下書きといっても極おおざっまな当たり程度をいれる。
●青い空をローラーを使用して入れる、
(ローラーを使用するようにしたのは中島さんが最初、これにより一気に効率がよくなった)
●富士山部分に色を刷毛で入れる。
●水平線をフリーハンドで一気にいれる。
●ローラーで雲などを描く。
●海に島などを入れる。
●大体の下地が完成、すでに汗でびしょり、このあたりまでは一回も下がらず一気に描いた、
 水を補給しながら小休止、タバコが美味しい。
●頭のタオルをしめなおして、いざ!「よし」と大きな声で気合をいれる。
●富士山山頂の仕上げにはいる、その後島などに茶色をいれる。
●パレットの上に黄色、緑色を置き、刷毛の腹を利用してぼかしながら、とんとん、と画面
 をたたくペンキ絵独特の方法で木の葉の緑をいれる。
●ここで一服、本来ならば、カラオケの練習曲をかけながらの作業だが、それがないのでや
 りにくそう。
●再度、気合を入れる、画面に急に茶色の長い棒を描く、おっと、こんな妙なものを入れて
 大丈夫だろうか?と心配したが、すぐにそれが立派な松になり、ひと安心。
●細かい部分の仕上げを細い筆で描く。
●最後のチェックのため下がって見る。
●完成!かかった時間は約2時間、画面の大きさはほぼ実際の銭湯と同じ、約2メートル5
 0センチ×5メートルという巨大なもの。

 お戻り