おはよう、ビクトリー君。今朝もレインボーちゃんと仲良く一緒に飛んできてくれましたよ。まずはいつもの場所に降り立って、あほまろの顔を確認。
それから首をかしげたり、カメラを覗き込んだり。もうすっかり朝の顔なじみですね。
最近のビクトリー君たちは、なぜか日の出から10分ほど経った頃にやって来るようになりました。ハトにも体内時計があるのでしょうか。目覚まし時計など持っているはずもないのに、お日さまの具合をちゃんと知っているようなのです。
しかし、これから日の出はますます遅くなっていきます。
今はまだ、こうして朝の挨拶を交わすことができますが、日の出が浅草寺本堂の開門より遅くなってしまうと、あほまろは開門後のいつもの撮影に向かわなくてはいけません。そうなると、ビクトリー君たちがやって来る頃には、もうここにはいられなくなってしまうのですよ。
「もう少し早起きしてくれないかな」
そうお願いしたところで、ビクトリー君にはビクトリー君の朝の都合があるのでしょうね。
それにしても、君たちはいったい、夜はどこで暮らしているのでしょう。
毎朝どこからともなく二羽揃って飛んできて、しばらくあほまろと遊んだ後、またどこかへ帰っていきます。長い付き合いなのに、住所だけは未だに教えてくれません。個人情報の管理は、ハトの世界でも厳しいようですよ。
今朝は17℃まで下がり、あほまろも肌寒さを感じました。これから朝はどんどん冷え込んでいきます。
ビクトリー君のお家にも、暖かい寝床があるのでしょうかね。レインボーちゃんと身体を寄せ合って眠っているのなら安心ですが、せめて風の当たらない暖かな場所で夜を過ごしていてほしいものです。
そんな心配をしているあほまろをよそに、今朝もビクトリー君は元気いっぱい。
翼を大きく広げて一直線に飛んできて、最後はあほまろの手のひらへ――。
この姿を見るたびに、「今日も元気だった」と、こちらまで嬉しくなってしまいますよ。
秋が深まり、日の出が遅くなれば、毎朝当たり前だったこの時間もしばらくお預けになるかもしれません。
だからこそ、逢える朝には、いっぱい遊んでおきましょうね、ビクトリー君。
そして明日も、できれば日の出を待たず、ちょっとだけ早起きして飛んできてくださいな。
「日の出待ち 十分過ぎて鳩来たる 冬は早起き 頼むぞ君よ」(阿呆人也)
ハート君は遅れて登場。
これからどんどん日の出が遅くなるので、冬の間はみんなと逢えなくなってしまいますね。
「越冬つばめ」という歌がありましたが、ハトには「越冬」という旅はありません。寒い冬がやって来ても、この浅草で春を待つのです。
君たちが夜をどこで過ごしているのか、あほまろには未だに判りませんが、これからますます寒くなるので、レインボーちゃんと寄り添って、暖かな場所で過ごしてくださいね。
そして寒い朝でも、元気な姿を見せに来てくださいな。
またビクトリー君が飛んで来ました。まだ遊びたいようですね。
今朝も一緒に、大吉のおみくじを引きましたよ。