今朝は、あほまろの姿を見つけるや否や、ビクトリー君が勢いよく飛んで来てくれました。そのあまりの速さに、カメラの設定を変える間もなくシャッターを切ることになり、見事なまでのブレブレ写真になってしまいましたよ。
でも、このブレ具合こそが、ビクトリー君の元気の証拠なのでしょうね。写真はぶれても、嬉しさだけはしっかり写っておりました。
おはよう、ビクトリー君。
そう声を掛けると、そのすぐ後ろには、しばらく姿を見せていなかったレインボーちゃんの姿もありました。
おはよう、レインボーちゃん。帰って来てくれたんだね。
なるほど、今日のビクトリー君がいつも以上にご機嫌だった理由が、これで分かりましたよ。最近はレインボーちゃんの姿が見えず、どこへ出掛けてしまったのかと心配しておりましたが、どうやら無事に帰って来てくれたようです。
ビクトリー君も、きっと寂しかったのでしょうね。
鳩は表情の変化が少ないので、人間のように笑ったり泣いたりはしません。しかし、一緒に暮らしていると、仕草や歩き方、羽の広げ方で、その日の気分が何となく伝わってくるものなのです。
今日は、まるで「あほまろ、見て見て!」と言わんばかりに胸を張って歩き回り、レインボーちゃんの前では羽づくろいまで始めておりました。
あれ、身だしなみを整えているのかな、それとも「どう? 今日のぼく、格好いいだろう」と照れ隠しをしているのか…。
恋する鳩も、人間も、そのあたりは案外よく似ているのかもしれませんね。きっとビクトリー君の頭の中では、
「久しぶりに会えたんだから、少しは格好をつけなくちゃ。」
そんなことを考えていたのでしょう。
ハート君とピースちゃんもやってきました。
おはようハート君。
おはようピースちゃん。
棚の上では仲間たちまで集まってきて、「お帰り!」「どこへ行ってたの?」とでも話しているような賑やかさです。鳩の世界にも井戸端会議があるのかもしれませんね。
今朝も楽しい時間を過ごさせていただきました。
おや、久しぶりにゴマちゃんも姿を見せてくれましたよ。
しばらく見かけなかったので少し心配しておりましたが、今朝は元気な姿で、あほまろの前をゆっくり歩いて来てくれました。
相変わらず愛らしいまだら模様は健在で、「ちゃんと元気にしていたよ」と報告に来てくれたようにも見えましたよ。
こうして懐かしい仲間たちが次々と顔を見せてくれる朝は、あほまろにとって何よりの楽しみなのでございます。
今朝も観音裏広場では、カラスの親子に出会いました。
「おはよう、おかあさんカラス。」
「おはよう、おとうさんカラス。」
いつもの夫婦は、仲良く広場を歩き回っておりました。
そこへ、すっかり大きくなった子どもが飛んで来て、「お腹が空いたよ」とでも言いたげに親へ近寄り、餌をねだり始めました。 しかし、もう親離れしたのですよね。
両親は子どもの催促には知らんぷり。その代わり、おとうさんカラスは、おかあさんカラスへ口移しで餌をプレゼントしておりましたよ。
子どもは「えっ、ぼくじゃないの?」と少し不満そうな様子でしたが、親は見向きもしません。
「自分の餌は、自分で探しなさい。」
そんな無言の教えなのでしょうね。
人間なら「もう少しくらい甘やかしてもいいのに」と思ってしまいますが、野鳥の世界では、それが立派な教育です。いつまでも親に頼っていては、生き抜いていけませんからね。
少し厳しくも見えますが、子どもが一羽で生きていくための最後の授業なのでしょう。親の愛情とは、餌を与え続けることではなく、「自分で生きる力」を授けることなのかもしれません。
カラスの親子を眺めながら、あほまろは、自然界の子育ての厳しさと、その奥にある深い愛情を改めて教えられた朝でございました。