back

令和8年(2026)8月6日(木)

 今朝は小雨が降っていたので、「今日はハトたちも姿を見せないかもしれないな」と思いながら境内を巡っておりました。すると、あほまろの後ろから、ハート君とレインボーちゃんが小走りで駆け寄って来てくれたのですよ。

 おはよう、ハート君。

 おはよう、レインボーちゃん。

 雨の日のハトたちは、建物の軒下など少しでも雨をしのげる場所で、身体を丸めて休んでいることが多いようです。

 それでも、お腹が空けば話は別。境内のハトたちは、小雨くらいでは怯まず、濡れながらでも一生懸命に餌を探し歩いております。多少の強風でも、風に逆らいながら必死に飛ぶ姿を、あほまろは何度も目にしてきました。

 そういえば、もう六年ほど前になるでしょうか。ハート君が藤棚の下で細い針金を足に絡ませ、動けなくなって鳴いていた日も、今日のような雨の朝でした。

 急いで針金を外してあげましたが、長時間締め付けられていたため、残念ながら足の指は二本も失われてしまいました。ずぶ濡れになった身体を震わせながら、その場から動くことも飛ぶこともできない姿は、本当に痛々しかったですね。

 針金を外したあと、藤棚のそばにある地下水を汲み上げる手動ポンプで傷口を丁寧に洗い、手水場の棚へ連れて行きました。そして、スプレー式のマキロンで消毒をし、濡れた身体をタオルで優しく拭いてあげたのでした。

 それ以来、ハート君は、あほまろの姿を見つけると、どこにいても必ず飛んで来てくれるようになりました。人とハトという不思議な縁は、あの日の雨から始まったのかもしれませんね。

 そして翌年には、ハート君にも可愛らしいパートナーができました。

 それがレインボーちゃんです。

 以来、二羽はいつも仲睦まじく寄り添い、境内でも評判のラブラブ夫婦となったのでした。

 そういえば、ビクトリー君と知り合ったのも、ちょうどあの頃でしたね。

。

 おはようビクトリー君。

 あれから月日は流れても、雨の日になると、あの日の出来事を思い出してしまったあほまろなのでした。

back