あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和8年(2026)4月29日(水) 旧暦3月13日 先負

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今朝の撮影 Data

SONY α1 II
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG
iPhone 17ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
660

- 奥山の木陰は消えて空ひろし 記憶ばかりが根を張りにけり -

日記写真

 江戸の昔、現在の浅草寺本堂の西北一帯は、本堂の奥にあることから、俗に「奥山」と呼ばれておりました。
 そこは、ただの境内の一角ではございません。大道芸人が芸を披露し、見世物小屋が並び、人々の笑い声や呼び込みの声が飛び交う、江戸庶民の娯楽の中心地のひとつでありました。今でいうなら、見世物横丁であり、ちょっと怪しくて、ちょっと胡散臭くて、しかし妙に人間くさい、江戸のエネルギーが渦巻く場所だったのでしょうね。
 あほまろの好みから申しますと、そういう少し猥雑で、少し間抜けで、少し切ない場所にこそ、町の本当の記憶が残るように思えるのです。
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 明治以後、賑わいは浅草公園六区へと移っていきました。浅草六区は、日本一の興行街、映画のメッカとして栄え、多くの芸人や活動写真、芝居や演芸が人々を楽しませてきましたが、その源流をたどれば、やはりこの「奥山」の賑わいに行き着くのでしょう。
 その名残を後世に伝えるために整えられたのが、浅草寺境内の「新奥山」エリアでありました。その新奥山エリアも、このたびの整備工事によって、すっかり姿を変えてしまいました。かつての木々や石碑が並ぶ、少し入り組んだ風景は消え、広々とした明るい境内へと変貌しつつあります。もちろん、整備によって歩きやすくなり、見通しも良くなり、現代の観光地としては使いやすくなるのでしょう。それはそれで大切なことなのかもしれませんね。
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 しかし、あほまろのように毎朝同じ場所を歩き、同じ石、同じ木、同じ影の伸び方まで眺めてきた者にとっては、見慣れた風景が消えていくことは、やはり寂しいものです。人間というものは勝手なもので、古くて不便なものには文句を言い、いざそれが取り払われると「昔は良かった」としみじみするのですから、まったく始末に負えません。便利さはありがたい。しかし、懐かしさはもっと手ごわいのでございます。
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 新奥山にあった諸碑の一部は、観音裏の「暫の像」の傍らへと移設され、ようやくその周辺の工事規制も外されました。そこであほまろは、かつての姿を思い浮かべながら、さっそく様子を見に行ってまいりました。
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 あほまろが特に気にしていたのは、戸田茂睡の墓前へ向かう階段の両側に鎮座していた、三本足の蛙と「青蛙神像」、そして「半七塚」でございます。あれらがどこへ行ってしまうのか、まさか工事のどさくさに紛れて、蛙だけにぴょんとどこかへ跳んで行ってしまったのではあるまいかと、少々気を揉んでおりました。
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 けれども、新しい場所では、二つの像が並んで安置されておりましたよ。かつての場所とは趣が変わりましたが、それでも無事に姿を見せてくれたことに、あほまろはほっといたしました。石の像とはいえ、長年見慣れたものには、やはり顔なじみのような親しみがあるのです。こちらが勝手にそう思っているだけで、向こうは蛙の顔で黙っているだけなのですけどね。
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 「半七塚」もまた、浅草の物語を背負った大切な記憶のひとつでございます。碑や像というものは、ただの石ではありません。そこに名前が刻まれ、由来が残され、人が手を合わせたり、足を止めたりすることで、初めて記憶の器となるのです。
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 置かれる場所が変われば、見え方も変わります。けれども、その碑が語ろうとしているものまで消えてしまうわけではありません。むしろ、新しい場所で、また別の人の目に触れ、新しい記憶として育っていくのかもしれませんね。
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 とはいえ、「新奥山」が新しく移され、さらに別の場所で歴史を語り始めるとなると、これはいったい何と呼べばよいのでしょうか。「新奥山」の次でございますから、「新新奥山」でしょうか。それとも思い切って「令和奥山」とでも名付けましょうか。いや、あまり調子に乗ると、そのうち「奥山2.0」などと言い出す人が現れそうで、あほまろには少々怖いのでございます。
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 一方で、以前の新奥山の外れには、「映画弁士塚」「喜劇人の碑」「石井漠・山を登る記念碑」「曽我廼家五九郎顕彰碑」、そしてあほまろが尊敬する日本のナイチンゲール「瓜生岩子像」などは、位置を変えながらも残されているようでした。 写真00
 これらは、浅草という町が、ただ観光地として賑わってきたのではなく、芸能、演劇、映画、福祉、庶民文化の積み重ねによって成り立ってきたことを物語る大切な証しであります。
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 ただ、あほまろが気になっている「力石」は、新たな場所には見当たりませんでした。もしかすると、まだ工事中の区画に残されているのかもしれません。中に入ることができないので確かめようもなく、ただ柵の外から眺めるばかりでございました。こういう時、柵というものは実に意地悪です。向こう側に記憶があるのに、こちら側からは見えない。まるで時代そのものに「ここから先は立入禁止」と言われているようでございます。
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 変わりゆくものと、残されるもの。そのはざまで、あほまろはしばらく立ち尽くしてしまいましたよ。
 境内は明るく広くなり、空は以前よりも大きく見えるようになりました。しかし、そのぶん、かつてそこにあった木陰や石碑の並び、少し湿ったような空気、歩くたびに感じた奥山の名残は、遠くへ行ってしまったようにも思えます。
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 時代は進みます。町も変わります。浅草もまた、昔のままではいられません。それは頭ではよく分かっております。けれども、心というものはなかなか厄介で、分かっていることと、納得できることは別物なのです。
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 あほまろは、整備された新しい風景を見つめながら、時というものの確かさと無情さを、しみじみと噛みしめておりました。
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 それでも、石碑が移され、像が残され、人がそこに足を止める限り、記憶は完全には消えません。たとえ場所が変わっても、誰かが語り、誰かが写真に残し、誰かが日記に書けば、奥山の記憶はまた別の形で息を吹き返すのでしょう。あほまろの日記も、せめてその小さな役目のひとつになればよいと思っております。
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 昔の奥山は、芸人や見世物小屋の声で賑わいました。今の浅草は、スマホを片手にした観光客の波で賑わっております。声の種類は変わっても、人が集まり、笑い、驚き、写真を撮り、何かを心に持ち帰る場所であることに変わりはありません。そう思えば、浅草という町は、姿を変えながらも、案外しぶとく生き続けているのかもしれませんね。
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 そこで一句、いや、あほまろらしく狂歌を二句ほど。

「奥山の木陰は消えて空ひろし 記憶ばかりが根を張りにけり」
「移ろえば 残るものさえ遠くなり 時の無情を噛みしめて立つ」(阿呆人也)

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 浅草寺の裏広場は、表のあの賑わいがまるで幻であったかのように、観光客の喧騒も届かぬ静寂に包まれた空間でございます。
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 今朝の日の出は午前4時51分。
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 境内の藤棚は昨日の風雨で多くの花が散ってしまいました。
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 河津桜の実が熟し、ヒヨドリやムクドリ等がついばんで、少しずつ数を減らしておりますよ。
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 おはよう益美さん。
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 おはようございます。今朝は開門1分前にやって来た、山本さん、野崎さん、高橋さん。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 奥山の奥に移動された「日本のナイチンゲール」と称される瓜生岩子像。
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 初夏の境内をご覧下さい。
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 実を着けた「トウネズミモチ」
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 イロハモミジは見事に若葉を広げ、初夏の勢いを感じさせておりました。
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 定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろはこの木の幹桜がことのほか好きで、散ってもなお、その様子を見届けているのでございます。
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 昨年から落ちることなく、新葉にそっと覆われながら、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの四枚の葉。
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「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく 意地の四枚葉」(阿呆人也)
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 変わりゆくものと、残されるもの――
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 そのはざまで、あほまろはただ静かに立ち尽くし、時というものの確かさと無情さを、しみじみと噛みしめているのです。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は86%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、野菜とチェリソーとゆで卵に納豆ごはん。デザートはイチゴ。
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 妻のコレクションは、江里子さんとレアちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、肉うどんにところてん。
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 妻のコレクションは、旅の天使と女神さま。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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