令和7年(2025)6月12日(木)旧暦5月17日 先負
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 16ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数475枚
- 日記とは、ただの記録ではない。 -
今朝の浅草は、まるで時間が迷い込んだかのような朝霧に包まれておりましたよ。遠くの景色がすっかり霞んで、あほまろの目には、浅草がまるごとひとつの水墨画になったように映ったのです。 こんな朝には、東京スカイツリーの「天空半影」が現れるかもしれない。そう、あほまろが長年追い求めている、あの奇跡のような光景です。しかしながら、今の時刻とこの境内の位置関係では、それを拝むのは難しいと、今朝もまた諦めの境地でレンズを構えておりました。 ところがどうでしょう。天は、いや雲の上の神さまは、あほまろの願いを聞き届けてくださったのかもしれません。なんと、陽子さんが出勤途中に、まさにその天空半影の光景を捉えて写真を送ってくださったのですよ。雲に長く伸びたスカイツリーの影、それが天に映えて浮かび上がる瞬間。それは、まるで夢の端っこを手繰り寄せたような感動でした。陽子さん、途中で引き返されたとのことでお逢いできず残念でしたが、お心遣いに深く感謝申し上げます。 一方のあほまろはというと、霧に煙る浅草寺境内を静かに歩きながら、カメラにその柔らかな風景を収めておりました。霧というよりは、まるで焚き火の煙がふわりと流れているような風合いで、何とも言えぬ幻想的な趣でした。いつもの浅草が、ふんわりとしたソフトフォーカスのレンズを通して、やさしく語りかけてくるような朝だったのです。 時折、こうして自然がいたずらに演出してくれる瞬間に出会えるからこそ、あほまろは毎朝の散歩と写真をやめられないのですよ。人の手では描けぬ風景、人の都合とは無関係に訪れる奇跡──それらすべてが、あほまろの「今日」というページを飾ってくれるのです。 浅草は、今日も変わらぬようでいて、やっぱりどこか違っていました。霧に包まれたこの町が、あほまろの心にそっと語りかけてくるような朝でしたよ。 こんな朝は川柳人となり、 ○ 灯(あか)残し 朝の霧舞う 仲見世よ。 ○ シャッターに 描かれし夢 霧に溶け。 ○ ひとり立つ 影も連れずに 浅草よ。 こんな詩を詠んでみたけど、どれが良いかな。 今日は、梅雨前線がやや南下した影響で、東京は久しぶりに爽やかな梅雨の晴れ間となり、気温も28℃まで上がる見込みです。まさに貴重なお出かけ日和となりそうですね。 しかし、この晴天は今日限り。明日から日曜日にかけては、再び梅雨前線が活発化し、広い範囲で雨脚が強まるおそれがあるとのことです。週末のお出かけの予定がある方は、最新の気象情報にご注意くださいね。 今日は「日記の日」でございますよ。日記を綴る者にとっては、いわば年に一度の“誕生日”のようなものでしょうか。この記念日の由来は、あのアンネ・フランクが「アンネの日記」を書き始めた日。1942年6月12日とされております。 あほまろも、あの日記を学生時代に読みましたよ。戦争という暗闇のなかで、ただ「ユダヤ人である」という理由だけで身を潜めねばならなかった少女が、限られた空間と時間の中で、希望を手放すことなく、むしろそれを言葉に託して書き続けた。その姿勢に、心を打たれたものでした。 後年、オランダのアムステルダムを訪れる」機会があり、アンネたちが暮らした「隠れ家」、現在は「アンネ・フランクの家(Anne Frank House)」として公開されている場所にも足を運びました。そこには、時を越えて静かに訴える“壁の声”が、今なお確かに息づいていたのです。 それにしても、あの時代は恐ろしいものでしたね。「民族が違う」「信仰が違う」「名前が違う」。たったそれだけで人が人を裁き、命までも左右する。そんな狂気が世界中を覆っていた。けれど、冷静に思い返せば、似たような闇は、この日本にも確かに存在していたのですよ。 あほまろが最近読んだのが、『星ちりばめたる旗』という一冊。日系アメリカ人たちが、第二次世界大戦中、「敵性人種」として収容所に入れられた物語でございます。日章旗ではなく、星条旗のもとに生きながら、その“星の意味”すら奪われてしまった若者たち。自由を誓ったはずの旗の下で、自由を奪われるという皮肉。あれは、まさしく“アメリカのアンネ”たちの物語のようでした。 思えば、日本人であることが“罪”とされた時代もあった。あほまろは、そのことを忘れたくないのです。そして、誰にも知られず、記録にも残らず、ひっそりと消えかけていった“もうひとつの時代”を、今、物語という形で綴っているところなのですよ。 それは、あほまろにとっての日記であり、誰かの忘れられた声を、もう一度この時代に呼び戻す“呼び声”でもあります。日記とは、ただの記録ではないのですね。ひとりの思いが、時を越えて、誰かの心に灯る。そんな奇跡の連鎖を信じて、あほまろは今日もまた、ペンを握る、いや、パソコンに向かうのであります。 今朝も、あほまろの一日はこの子から始まりましたよ。そう、キョエちゃんです。浅草神社の狛犬の頭に、きちんとポジションを決めて、まるで哨兵のようにじっと立っていたのです。 狛犬とカラス。まさかの組み合わせですが、この二者が並ぶ姿には、不思議な守りの力すら感じさせますね。阿吽の呼吸ならぬ、「カァウンの気配」とでも申しましょうかね。 ○ 狛犬に 乗れば地位(ちい)あり 烏(からす)殿。 今日もキョエちゃんを主役にした“狂句”をいくつか詠んでみますね。 ○ 拝むより カァと一声 効くご利益。 (神様よりも、キョエちゃんの「声」に導かれる朝。) ○ 鳥居より 上に立ったか 今朝のキョエ。 (階級社会も空を越えれば関係なし。) キョエちゃんママもやってきました。 ○ 朝の義務 主(あるじ)の顔を まず点呼。 ○ 無言でも 見下ろすだけで 効く説法。 ○ 人間が 忘れた礼儀 ママは知る。 ○ 八方に 目を配るのが 朝のお勤め。 それにしても、なんと仲の良い親子なのでしょうか。 あほまろは、今朝もその姿を眺めながら、まるで人間の親子のようだなと、つくづく感じ入っているのです。 今ではもう、立派な成鳥となったキョエちゃん。その動きには自信が宿り、表情にもどこか余裕が見えるようになりました。でもね、あほまろにはわかるのです。キョエちゃんが、ほんの一瞬、視線をママに向けて何かを確認するその仕草。 あれこそが、信頼と絆の証なのですよ。 境内のアメリカデイゴの花が、とうとう散り始めましたよ。 あの真紅の花びらが、風に舞いながら地面に落ちていく様子を見ていると、なんとも言えぬ寂しさが胸をかすめます。まるで、一つの季節が名残惜しげに袖を引いていくようですね。 でもね、アメリカデイゴという花は、ただの儚い花ではないのですよ。 たとえひとつ、またひとつと花が落ちても、次の蕾がもう準備をしている。まるで、「まだ終わってなどいない」とでも言いたげに、新たな命が枝先に静かに膨らんでいるのです。 あほまろは、その姿に、少し自分を重ねてしまいましたよ。 何かが終わっても、それは決して「終わり」ではなく、新たな始まりの入り口なのだとね。 年齢を重ね、散っていくものに目が向くようになりましたが、ふと気づけば、心のどこかにまた小さな蕾が芽吹いている。そんな気がいたします。 この年になると、 アメリカデイゴよ、君は教えてくれるのです。 咲くことより、散ることを恐れるなと。散ってなお、次の花を信じて咲かせ続ける、その姿こそが、生きるということなのだと。 境内を歩くたび、足元に落ちた赤い花をそっと踏まぬように歩くあほまろ。 その一歩一歩の先に、今日もまた、新しい蕾が咲いているかもしれませんからね。 今朝の日の出は午前4時24分。 昨夜の大がかりな撮影のために、あの木の根元を囲っていた綺麗に並べられた玉石がすべて撤去されてしまいましたよ。どうやら、クレーンを入れるスペースを確保するためだったようですね。 残念ながら、撮影隊というのは「時間」と「結果」には敏感でも、「痕跡」や「原状復帰」には鈍感なものなのでしょうね。 今回もまた、何かを変えたまま去っていく。そんな場面を、あほまろは幾度となく目にしているのですよ。 おや、今朝のキョエちゃん、久しぶりに本堂まで来てくれましたよ。 この年になると、あほまろは何にでも心を寄せてしまうのですよ。 若いころは、見えていたはずのものさえ気づかずに通り過ぎていたのに、今は道端の草花、空をよぎる雲のかたち、そしてキョエちゃんのひと鳴きにさえ、何かしらの物語を感じてしまうのです。 咲いた花には、時の儚さを。散った花には、命の余韻を。 キョエちゃんの目玉に映る自分の姿も。 ただそこに在るだけの石ころにだって、きっと誰かが手にして、ここに置いた記憶があるのだと。そんなふうに想像してしまうのです。 あほまろの朝は、キョエちゃんのひと鳴きから始まります。あの小さな声にも、きっと「おはよう」の他に、何かの意味が込められている。そう信じてしまうのです。 心を寄せるとは、つまり、記憶と未来を一緒に抱きしめることなのかもしれませんね。 たとえ独りでも、キョエちゃん親子のように心を寄せる何かがある限り、あほまろの一日は、ちゃんと満ちているのですよ。 おはよう益美さん。 おはようございます。今朝は開門2分前にお友達とやって来た野崎さん。 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 初夏の境内をご覧下さい。 「ひとひらの 記憶をのこす その姿 新葉(にいは)も寄りて 風に身を寄せ」。 まだまだガンバレ。 奥山のアジサイ。 今日の晴天はどうやら“貴重な一日”となりそうです。お天気が良いのは今日限りで、週末からは再び雨模様に戻るとのこと。お出かけや洗濯は、できれば今日のうちに済ませておいたほうがよさそうですよ。 今日も秘密基地に引き籠もってダラダラ何かを書きながら過ごします。 ------------------------------------------------------- 夕べの睡眠は85%でした。 おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、野菜とお肉とチーズかな。デザートはいつものブルーベリーと、キューい。 妻のコレクションは、千草ちゃんとチリちゃん。 昨日の東京スカイツリー。 あほまろお帰りなさい。 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、娘が買ってきた、豪華な肉丼なので、ビールを並べてみた。妻のコレクションは、智子ちゃんと祥子ちゃん。 Memo iPhone 16 ProMAX