あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)6月10日(火)旧暦5月15日 先勝

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
455

- 朝から晩までダラダラ過ごしてます。 -

日記写真

 今日はあいにくの雨模様。いつものコースはやめて、ショートコースで早めに引き上げてまいりました。
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 さて、今日は、浅草寺境内にある「銭塚地蔵堂」をご紹介しましょう。このお堂には六地蔵尊が安置されており、その下には江戸時代の貨幣「寛永通寳(かんえいつうほう)」が埋められていると伝えられています。そこから「銭塚」の名がついたのだとか。
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 堂の扉には、表裏二枚の大きな「寛永通寳四文銭」が埋め込まれており、商売繁盛を願う多くの方々の信仰を集めています。
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 さらに銭塚地蔵堂の横には、一体の石像が安置されています。もとは「大日如来像」と伝えられていますが、今では「カンカン地蔵」と呼ばれています。参拝者が小石で地蔵を打ち鳴らしながら願をかけてきたため、像はすっかり摩耗して原型をとどめていないほど。それでもなお、財福のご利益があるとされ、訪れる人の祈りが絶えません。
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 今でこそ、何もせずにダラダラと朝から晩まで過ごしているあほまろでありますが、かつては「研究者」と呼ばれる肩書きを背負い、中央に四角い穴の開いた「穴銭」と向き合う、ちょっと風変わりな人生を送っていたのでございます。
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 あほまろが特に心血を注いだのが、江戸時代に鋳造された、この「寛永通寳」でした。見た目はどれも似たようなものなのに、実は産地も書体も材質も微妙に違っていて、まるで人間の性格のように個性があるのですからね。
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 あほまろは、それらを一枚一枚、虫眼鏡片手に分類し、その数、実に三百種余! もはや“銭の声が聞こえる”とまで言われたあほまろは、ついにその成果を『新寛永通寳図絵』という一冊の本にまとめ、現在でもコレクターたちのバイブル的存在として活用されているのです。いやはや、あの頃のあほまろは熱かった。穴銭よりも目の下のクマの方が濃かったくらいでしたよ。
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 しかし、人間というのは欲張りなもので、目標を達成してしまうと、どこか心に隙間風が吹いてくるものですな。「ふーん、できちゃったな」と思ったその瞬間から、急速に情熱が冷めていく。あほまろも例外ではなく、「あんなに夢中だったのに、なぜかもう興味がない」という、なんとも自分勝手な脳みその仕組みに呆れながら、気づけば大量の古銭も書斎も物置化しているのですよ。
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 けれど、何かに没頭していないと落ち着かないのが、あほまろという人間の困った性分。次に手を出したのが、明治・大正・昭和の庶民の香り漂う「絵葉書」と「庶民文化」の世界。こちらもまた奥が深く、しかもロマンの香りがする。かつての人々の暮らしや喜怒哀楽が、紙一枚に封じ込められているのですから、これはたまりませんでした。
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 そして、いま現在。あほまろは過去の体験と、溜まりに溜まった“記憶の断片”をつなぎ合わせて、なんと小説などというものを書いております。といっても、どこかに応募するとか出版するとか、そんな野心はもうありません。ただ、自分の人生の縮図を、ゆるやかに、時に滑稽に、そして少しの感傷を込めて記しているだけなのです。
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 完成のあかつきには、この日記で、そっとご紹介しようと思っておりますよ。誰が読むともわからぬ私小説ですが、もしかすると、あの“穴銭”たちが、またページの隅でカチャリと鳴いてくれるかもしれませんね。
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 今日は、暑さがやや控えめな、しっとりとした雨の朝を迎えました。雨のおかげで気温の上昇も抑えられ、東京の最高気温は22℃と、過ごしやすい一日になりそうです。
 一方、関東から西の地域では雨脚が強まる見込みで、特に九州地方では線状降水帯の発達によって、激しい雨が降るおそれがあるようです。土砂災害や河川の増水、さらには低地の浸水などにも警戒が必要です。どうか、最新の気象情報に注意し、安全第一でお過ごしくださいね。
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 小雨の降る今朝、傘を差しながら浅草神社の境内に入ると、いつものように、いや、いつも以上に、キョエちゃんママがじっと空を見下ろして待っておりましたよ。何がそんなに楽しいのか、羽をふるわせながら、あほまろの姿を見つけたとたん、カアとひと鳴き。
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 きっと彼女なりに、朝のご挨拶を欠かさぬ礼儀のつもりなのでしょう。カラスにも日課というものがあるようで、「あ、あほまろが来た来た。じゃあ今日もご挨拶しておこうかしら」とでも思っているのかもしれませんね。
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 雨粒の下、いつもの場所にちょこんと佇むその姿に、あほまろもちょっとだけ嬉しかったですよ。
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 ふと屋根の上に目をやると、そこにもキョエちゃんの姿がありましたよ。あほまろの参拝を待っていたのでしょうか、やがてスッと降りてきて、そばまで寄ってきたのです。
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 鳥も動物も、人の温もりに触れれば、少しずつ心を開いてくれるものなのでしょうね。信じること、寄り添うこと、そして受け入れること。それは、人間だけのものではないのかもしれません。
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 思えば、キョエちゃんがこの境内に現れたのは、まだ幼い頃。仲間に傷つけられ、怯えきった目をしていたあの姿を、あほまろはいまも忘れられませんよ。
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 人を遠ざけ、どこか不安げに鳴いていたあの子が──あれからもう、二年くらい経ったのですね。
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 いまではすっかり逞しく育ち、こうして人のそばに寄り添い、母となり、子育てに励むまでになったのですから、まったくもって感慨深いものです。
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 きっと、キョエちゃんは、自分が受け取った愛情のかけらを、今度はそのまま小さな命たちに手渡しているのでしょう。
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 空を舞うその姿には、母としての誇りと、過去を乗り越えた静かな強さが、確かに感じられるのですよ。
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 実はね、あほまろが今こっそり書いている小説には、カラスたちがとても重要な役割を担って登場するのですよ。ただの黒い鳥と思うなかれ。彼らの眼差しの奥には、時空を超える記憶や、語られざる物語がひそんでいるのですからね。
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 もちろん、キョエちゃんも登場しますよ。あの小さかったキョエちゃんが、物語の中でどんな風に羽ばたいていくのか、それは読んでからのお楽しみ。
 いつか、この日記でそっと披露する日が来るかもしれませんので、どうぞ気長にお待ちくださいね。
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 小雨の境内をご覧ください。
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  去年からずっと落ちずに、枝にしがみついているソメイヨシノの一枚の葉。誰にも気づかれず、ただ静かに踏ん張るその姿は、どこかキョエちゃんにも似ていて、気がつけば、あほまろの心の中で“特別な存在”になっているのです。
 カラスだけでなく、枯れ葉にも情が移ってしまうとは、まったく、あほまろの愛情は、もはや無差別級ですな。でもね、そういう小さな存在こそが、季節の移ろいや時の流れを教えてくれるのですから、大切にしなければなりませんよね。 写真00
 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 今朝の日の出は午前4時24分。
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 今朝のアメリカデイゴ。
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 奥山のケヤキの幹に着いたキノコ。これ、カワラタケ科に属するツノマタタケ(別名:ツノマタソウ、ハナビラタケ類)のようですね。これが出現するのは、初夏〜梅雨どきにかけての湿気が多い時期に多く、特に古木や枯れた部分に現れやすい特徴があるようです。
 気味の悪いキノコでした。
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 奥山のアジサイ。
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 今日は一日雨模様。この雨は明日も続くようでした。
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 さて、今日も秘密基地でダラダラ過ごしながら、小説の続きを考えますよ。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、野菜と肉まん。デザートはサクランボとブルーベリーとバナナも少々。
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 妻のコレクションは、聖子ちゃんと朋子ちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、娘が買ってきたお弁当。デザートは、山形のサクランボ。
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 山形のサクランボは初物なので、妻のコレクションのクルマスキーちゃんとマドンナちゃんが、自然蒸発で残り少なくなった「黒佐藤」を飾ってくれました。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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