帰って来たら誰も居なかった。 暗闇にヤマト君が待ってなかったけど。

ヒロちゃん、お食事中だったよ。

ヤマト君のごはん食べるニャロメ。

今朝は、ずーっと寝室に閉じ込められていたんだって。

おかげで腹が減ったぜ、まったく・・・。

ナナちゃんちょっと待っててね、早く食べないとヤマト君にとられてしまうんだから。

ここが我が家の猫たちのお食事場所なんだよ。

たまには、もっとうまい物喰わせろよな。

これ充分、おいしいじゃないか。贅沢言うな。

ナナちゃんお帰りなさい。みんなご飯に夢中で来てくれないね。

あぁ美味しかった。

ナナちゃんごめんね。

ナナちゃんが帰って来たの判ってたけど、

早く食べないと、ヤマト君にとらせてしまうの。

猫の世界も苦労が多いんだ。

犬の世界はいつも平和なのに。

世界は違っても、ナナちゃんとヒロちゃんは平和だよ。

平和を乱しているのがヤマト君なんだよね。

ヤマト君ってまるで北朝鮮みたいでキモイ。

ヤマト君には、容赦のない反撃、無慈悲な報復聖戦、この世の誰も体験したことのない最も厳しい懲罰、他の誰も持っていない最先端の打撃装備作戦があるニダ!

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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