「暑さ寒さも彼岸まで」、今日はお彼岸の中日ですね。

春分と秋分は昼と夜の長さがほぼ等しくなって、気候の変わり目。冬の寒さも薄れて、春らしい過ごしやすい気候になっていくってことですね。今朝は、とっても暖かかったよ。

お彼岸を迎えるといつも気になるのは「中日」の読み方。彼岸は「ちゅうにち」で、お芝居や相撲は「なかび」と、同じ漢字なのに読み方が違うってことだね。

今朝もそんな疑問を散歩仲間と話題になったよ。日本には、「中日和(なかびより)」という言葉があって、雨の降り続く中途にちょっと晴れることとか、長病みで死ぬ少し前に、ちょっと治るように見えることを意味する言葉ですね。

そんなワケで、仏教の年中行事の中でも最も一般的なお彼岸に「なかび」を使うのは、仏さまに礼を欠くってことから、「ちゅうにち」と音読みにしたんだとさ。と、真しやかに教えてくれたんだけど、「中日」と言えば「中日新聞」、そっか名古屋の方だったね。

気になって、帰ってから調べてみたんだけど、読み方には特に謂われは無いようですね。日本語って難しいよね。

そんなのはどうでも良いこと。お彼岸は一番過ごしやすい季節を迎えるってことで、仏さま、ご先祖さまへの報恩感謝を込めて、いつもよりも丁寧にお参りをしてまいりました。

子どもの頃のお彼岸は、祖父母と両親揃ってお寺でお墓参りをしたものです。祖父が逝き祖母が逝き、父が母が逝ってしまって、今ではみんなお墓の中の人。

春はぼたもち、秋はおはぎ。あほまろにとって、幼い頃の郷愁が脳裏をよぎる日でもあるのです。

そういえは、我が家では、お彼岸にはいなりずしを作ったね。いなりずしは精神料理なので、生臭いものは一切使わないよね。たいていは、ご飯の具に、にんじん、いんげん、しいたけなどの野菜類に限るもの。でも、知り合いのお店のいなりずしには、いかげそも入ってるんだよな・・・。

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昨日、赤坂大歌舞伎を観てきました。中村勘九郎襲名記念「怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)」。勘九郎が絵師、下男、悪党と性格の異なる役柄を瞬時に入れ替わるのだけは、見事だったけど、まだまだ役者としては荒削りだったな・・・。

帰り、浅草に引っ越す前に住んでいた麹町界隈が気になってちょっと足を伸ばしてみたよ。だんだん縮んでいく赤坂プリンスホテル、バブル期の懐かしい想い出がいっぱい詰まったホテルだったよ。

浅草から、東京スカイツリーがだんだん大きくなっていく姿を見てきたけど、ここでは、その逆のことをやってるんだね。現在は、10階建てくらいの高さになってましたよ。

Memo
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