愚痴は言いたくないけど、暑いですね・・・と、ついつい愚痴ってしまよね。今朝は、早朝から直射日光が照りつけてもう暑くて暑くて、

　おまけに蝉の声が余計に暑さを増しやがるし・・・、暑さに弱い北海道育ちのあほまろと北海道犬のナナちゃん、いったいいつまで辛抱したら良いのでしょうね・・・。

　暦の上では、明後日が立秋。空を見上げると秋の「巻雲」が見え始めてきましたが、まだまだ夏の高気圧が勢力を保ち、暑さが続くようです。

　「夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く」（正岡子規）

　季節は夏から秋に変化を感じるのは、空が少しづつ高く見えて来る頃、砂をすっと刷毛で掃いたような秋の雲が見えるまで、暑さも続くのでしょうね・・・。

　あほまろの子どもの頃は、戦争に敗れたばかりの日本、どの家も貧しかったね。そんな時代に、至福の時間を感じさせてくれたのが映画でした。映画には人をワクワクさせる魅力がありましたよね。

　あほまろが住む北海道の田舎町、病院は町立病院一件だけで歯科医は無かったけど、映画館だけはありましたよ。映画の上映が有る日の夕方には、映画館のスピーカーから大音量で「♪トンビがくるりと輪をかいた〜ほ〜いのほぃ〜、そこから東京が 見えるかいぃ〜」なんて曲が、そういつも三橋三智也の歌だけが流れていたんだよ。実は、映画館のおじさんが三橋三智也ファンで、レコードをいっぱい持ってたからですよ。

　小学生の頃だったので一人で観に行くのは許されなかったけど、祖父も父も映画好きで、しょっちゅう着いて行ったよ。映画館に入ると正面に売店があったよ。いつもじゃ無いけど、時々、キャラメルを買って貰って席に着くと、上映のベルが鳴る。場内の照明が消され、まずは「讀賣国際ニュース」が数本流されたね。テレビの無い時代に唯一、世界の出来事が知れたのも映画館のおかげだったよ。今でも記憶に残っているのは、ソ連（当時）の宇宙船「スプートニク2号」が、犬を載せて宇宙に飛んだってことですね。ナナちゃんみたいな犬で、「ライカ」って名前だったっけ。

　当時の映画といえば、なんといっても「丹下左膳」「鞍馬天狗」「次郎長三国志」などの時代劇が中心でしたね。お目当ての俳優が登場すると画面に向かって拍手喝采。 時には泣いて、笑って、喜んで、観客全員が至福の時を共有していたんだよ・・・。おかげで、あほまろは当時の時代劇映画は、たぶんほとんど観てしまったんじゃないのかな・・・。

　今朝は、どうして映画の話題になったのかというと、現在、お隣の墨田区「すみだ郷土文化資料館」で特集展示「日活向島撮影所展」が開催されているからです。

　展示資料によると、

　『1912（大正元）年に4つの活動写真会社の合併で創立した日活は、翌1913（大正2）年に南葛飾郡隅田村（現・墨田区堤通2）に「向島撮影所」を建設。1923（大正12）年の関東大震災により閉鎖されるまで、主に「新派映画」とよばれる現代劇を約760本製作し、先駆者である田中栄三監督などが活躍し、後に巨匠となる溝口健二監督をはじめとする、日本映画界を担う多くの人材を輩出した。』

会期　　平成24年7月28日（土曜日）から11月4日（日曜日）
　　　　　　　　午前9時から午後5時（入館は4時30分まで）
　　　　　　　　休館日　毎週月曜日（祝日のときは翌日）、
　　　　　　　　第4火曜日（祝日のときは翌日）
　　　　　　　　　8月29日（水曜日）、30日（木）は臨時休館
交通　　都営浅草線　本所吾妻橋駅下車　徒歩8分
　　　　東武線「東京スカイツリー駅」下車　徒歩7分
入館料　個人100円、団体（20人以上）80円、
　　　　中学生以下と身体障害者手帳・愛の手帳･療育手帳･
　　　　精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料　

　戦前は、墨田区が映画制作の拠点で、それを浅草で封切り上映をしていたのですが、その映画上映の拠点浅草六区から映画館が消えてしまうってことに一抹の寂しさを感じるのは、映画で育った子ども時代だったからでしょうかね。

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　「コシダカシアター」に於いて、昨日と本日の二日間限定の「虎姫一座」ファンクラブイベントが開催されます。

　ファンクラブ「浅草虎姫団」会員限定イベントです。いつもとは違うスペシャルな演目を記録したけど、ここでの掲載はできませんので悪しからず。

　これからもファンクラブイベントを開催する予定です。今からでも遅くない、みなさんも特典いっぱいの「浅草虎姫団」ご入会をお勧めいたします。

　今回の来場記念品はこちら。

　牛乳石鹸提供のオルゴールですよ。フタを開けると「♪ぎゅうにゅうせっけん　よいせっけん・・・」。スペシャルギフトだよ。

Memo
Canon EOS5D Mk3
Canon EF16-35mm F2.8L II USM
Canon EF24-105mm F4L IS USM
Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM
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　「三十坪の秘密基地」の企画展「夏だ！三十坪からの暑中見舞。」展の案内葉書とポスターのデザインが完成しました。写真をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

　昭和な雰囲気でもステキなトモちゃんですよ。手にする団扇は、昭和15年（皇紀2600年）に日本で開催予定だった、幻の東京オリンピックを祝った絵柄ですよ。こちらも写真をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。