ヤマト君待って無い。　

　ナナちゃんお帰り、タマちゃんが飛んで来たよ。　　

　ヒロちゃん待ってたよ。と、遅れて入って来たヒロちゃん。どこに行ってたんだよ。

　ナナちゃんお帰りなさい。ごめんね、ヒロちゃん待ちきれなくて、ちょっと眠ってしまったみたい。

　大きなノビをして、

　ナナちゃ〜んってスリスリしてきたんだよ。

　ヒロちゃんも寝坊することあるんだね。　

　誰もある。

　ヤマト君も今までぐっすり寝ていたんだよ。

　ヤマト君もこっちにおいでよ。

　おいでといっても、ヒロちゃんが独り締めしてるし・・・。

　独り締めなんかしませんよ。

　タマちゃんもナナちゃんとスリスリしても良いんだよ。

　珍しくヒロちゃんはナナちゃんから離れてくれたんだけど、

　タマちゃんはスリスリしないんだったら、

　やっぱりナナちゃんはヒロちゃんのものだよね。

　ヒロちゃん満足。

　ヤマト君不満。

　それじゃヒロちゃん離れてあげるから、こっちにおいでよ。

　ヤマト君もナナちゃんところに近寄って来たんだけど、

　恥ずかしがってた。

　早くしないと、ヒロちゃんとっちゃうよ。

　とか言われても・・・。やっぱり恥ずかしそうにしてました。

　今朝の伝法院通り。小百合ちゃんひとりでみんなを待ってたよ。

　光男君はまたどっかに行っちゃったんだよな・・・。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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