あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成21年11月17日(火)
- 蓮根の日 -

日記写真

 かなり冷え込んだ朝になりました。予報では朝から雨とのことでしたが、まだ降ってはいないようです。多分大丈夫だろう、いつもの山勘で傘を持たずに散歩に出かけましたが、帰る途中から小雨に見舞われてしまいましたよ。でも、カメラを濡らすことなく最後までしっかり撮って、朝の写真はセーフ。今日は冷たい雨の一日になりそうですね。夜までには本降りの雨になるようです。どこにも出かける予定が無いので、いつものようにのんびり秘密基地。

 エレベータの中であくびが止まらないナナちゃん。まだ眠たそうでしたよ。
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 暦を見ると、今日は「蓮根の日」と書かれています。茨城県土浦市で平成6年の今日、全国の蓮根産地が集まって開催された「蓮根サミット」によって制定された記念日のようですね。

 蓮根とは、ハスの地下茎が肥大した物で、食用に栽培されている植物ですが、あほまろのイメージではお釈迦様の後ろのイルミネーションかな。そんなことで、蓮根を見ていると不思議とありがたい感じがしてくるのです。

 実は、あほまろには、それ以外にも蓮根を見ると強烈に想い出す出来事があるのですよ。あれは確か、昭和の終わり頃でしたでしょうか、辛子蓮根による集団食中毒事件が発生した事件覚えていますか。ちょうど、あの事件が起こった日に、あほまろは辛子蓮根の本場、熊本の出張から帰る時でした。飛行機の待ち時間に社員と空港の売店でお土産選び。あほまろは、辛子蓮根も好きだけど昨夜は宴席でいっぱい頂いたので、家のお土産は辛子明太子にしたのでしたが、社員のひとりが昨夜のあの味を女房や近所の方にも食べさせてあげたいと、辛子蓮根を二箱も購入したのでした。

 それから数時間後、無事我が家に着き、食事をしながらテレビのニュースを見て驚き、なんと、空港で売られていた辛子蓮根を食べた方がボツリヌス菌で食中毒を起こして死人も出ているとのこと、ニュースのアナウンサーは、もし空港等で真空パックの辛子蓮根を購入された方は絶対に口にしないでください。そこまで言い切ったんです。

 もうのんびり食事なんてしいられません。すぐに購入した社員の家に電話をすると奥さんが出て、今、同じニュースを見てビックリ。彼は、近所に配ったお土産を回収しに行ったとのこと。奥さんは、彼が昨夜の宴席で食べた辛子蓮根、興奮して話してくれたので子どもたちと食べるのを楽しみにしていたんですよ。これから食べようと食卓に出したその瞬間の出来事だったんですよね・・・。何はともあれ、まだ食べてなくて良かった良かった。

 この事件によって、熊本県内外の百貨店や土産店で売られていた辛子蓮根は全面撤去され、風評被害で一時期辛子蓮根そのものが存亡の危機に陥ったほどの出来事でした。しかし、この事件が切っ掛けとなって熊本のいち郷土料理にすぎなかった辛子蓮根が全国に知られることになったのですよね。

 全国区になると、どこでも買うことができるようにはなりましたが、やはり、辛子味噌を山盛りに入れた本場熊本の辛子蓮根がいちばんですよね。ご飯のおかずになんてのはもったいない、これは絶対に酒の肴にする食べ物。食通はそう思うでしょ。でもね・・・、これからのあほまろには、本来のおいしさを味わうことが出来なくなってしまったのですよ。なにしろ、酒を止めたんだから・・・。
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