浅草寺の不思議空間・パワースポット


 先月、突如現れた五重塔のビューポイントです。それを特に気に留めてはいませんでしたが、今朝、ここに立って東の空を見ているととっても気分が爽やかになったのです。どんな爽やかさかだったのかを文字で説明するのは難しいのですが、簡単に言ったら、寝ぼけ眼と二日酔いがスカ〜ンと抜けたような「地の気」を感じ、しばらくこの場所を去りたく無い気持ちになってしまったんです。
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 この地球上にあるすべての生命や物質の存在及び活動の源となるエネルギーが集中しているところを「パワースポット」とされるように、きっとここにもそんな「気」のエネルギーが集まってしまったのでしょう。

 『江戸城の鬼門除け』

 こちら五重塔が見える方向が西です。風水によって江戸城から鬼門の方角、艮寅(うしとら)に浅草寺が置かれています。かつての江戸城が鬼門・裏鬼門をはじめ、風水学を機密に計算してつくられていたのです。それがピンク色で示された線、南西(坤こん)と、裏鬼門の北東(艮ごん)にあたり、実は、この線上にパワースポットが存在しているのです。


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 風水によれば、地中で生成され、そのエネルギーが山脈(龍脈)を通じ、平地まで流れていくが、ある特定の場所(龍穴または穴)で噴出するとされ、まさに浅草寺の金龍がそれにあたるのです。

 浅草寺五重塔の鬼瓦にも、江戸城から見た「鬼門」封じを確認できます。五重塔南西側の第三層部分の「鬼門」の「申」です。

 裏鬼門は、自分から見て北東(艮ごん=うしとら)の方位。時刻では闇のもっとも深い時間帯から夜明け前にかけて、季節では厳冬期から初春にかけて、いわゆる「万物が停止し、また生成をはじめる」時期にあたる方位とされ、家屋敷を造る時には古来から「鬼門」の方角に桃の木を植えたり猿の置物を置いたりされるのと同じ意味を持っているのです。(平成20年12月16日撮影)
写真00  その他の層に共通で使われている「鬼瓦」はこんな模様です。
写真00  こちらが南西(坤こん)、五重塔が望めす。
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 こちらが北西(乾けん)、浅草寺本堂を望めます。 
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 こちらが南東(巽そん)、かつては隅田川が望めた方角です。先月植樹された大木によって、気のエネルギーが放散されなくなったことも、効果を増幅してくれているのでしょう。
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 そしてかつての五重塔が建っていたのは南(離り)にあたります。卦象で「離」は、一見明るいが中は暗い」。また「二つのものが一つをはさんで向かい合う」とされる方向です。
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 そこには、昭和20年3月10日のアメリカ軍による東京大空襲で焼かれてもなお生き続ける銀杏の大木があります。まさに、卦象における「離」は、火・麗・雉・目・心臓・乳房・華やかな中年女性・別離対立・紛争・外見・赤(紫)色などを如実に表しているかのようですね。
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 なんとも不思議なポイントが出現したものです。これから毎朝、あほまろとナナちゃんは、自然のパワーを貰うことにします。
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 もちろん自分たちだけじゃありませんよ。いつもの犬仲間のみなさんにも教えてあげたら、神妙な顔つきで体感してましたよ。
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 みんさん、立っていると、なんとなく爽やかな気分になって来るとおっしゃってましたよ。
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 レンゲちゃんのおとうさんは、どうしても南側の「離」に引かれるような気がするとか。
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 気の流れは時々刻々と変化し、自然のパワースポットでは地形の改変や風向きなど天候によっても流れが変わるとされているので、感じ方も人それぞれなのでしょうね。ジャム君はこの場所で座り込んでしまいました。きっと何かを感じたのでしょう。
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 これも、古来から浅草寺にはご利益があると囁かれて来た理由が解るようですね。みなさんも、浅草寺にお越しの節は、ここ「五重塔ビューポイント」と記された龍穴で、噴出するエネルギーを感じてみてはいかがでしょう。
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 平成21年9月5日(土)記




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