雨が上がった朝、いつものワンちゃんたちが境内にやって来ます。最近仲間に加わった柴犬のモモちゃんはまだ四ヶ月の赤ちゃんなので、とってもいたずらっ子なのです。追いかけられても囓られても、優しく見守っている姿、とっても微笑ましいですね。犬の世界でも子どもを大切にする本能、人間と一緒なのですからね。

　さて、我が家のモモちゃんはゲージの中での暮らしも慣れてきたようです。でも、時々大声を出して泣くことがあります。昨夜も何か不満があるのか、いくらあやしても泣きやまないのです。それもそのはず、女房が食事を与えるのを忘れていたんですよね。それで、あんなに大きい鳴き声で・・・。でも、今まではあんな泣き方はしませんでしたよ。もしかしたら、耳も聞こえなくなってしまったのかな。それで、ｉＰｏｄを聞きながら喋る時の大声、それに似ているのかも知れませんね。

　今朝、散歩から帰ってモモちゃんのご機嫌を伺いに行くと、じ〜っと下を見ながら立ったまま寝ているのです。写真を撮りたくて揺すると、驚いてあほまろの手に噛みついたのです。でも、噛む力も弱まっているようでした。モモちゃんが生後三月で我が家にやって来ました。最初は慣れない環境を恐がり、抱っこしようとすると本気で囓られたんですよ。今朝も新しく仲間入りしたモモちゃん、本気でみんなを噛んでましたよ。でも、誰も文句は言わないのです。ゲージの中で、恐がっているような今朝のモモちゃん。我が家にやって来た１７年前のことを思い出してしまいましたよ。モモちゃんもゲージの中で「あの日」（幼犬時代）を思い出しているのかな・・・。

　今日は、昭和天皇の大喪の礼が行われた日ですね。「あの日」はみぞれ交じりの雨が降り、とっても寒い日だったのを思い出します。昭和から平成と貴重な時代の節目、この時代に生きた者として、しっかり記録に残しておこう。朝から助手と一緒に昭和天皇を乗せた霊柩車が通る三宅坂に陣取って隊列を待ったのです。当時、あほまろは一番町に住み、皇居のお堀沿いに歩くと三宅坂まで僅か５〜６分の距離でしたが、あの日は、お堀沿いに警察官が並び、通る人々の検問を行っていたのです。おかげで、カメラバックの中を何度もチェックされたっけな・・・、この日になると思い出すのです。
　半蔵門前に整列した警察官。この写真を撮った瞬間、手前の警察官に不謹慎だと怒られてしまいましたよ。
　三宅坂の反対車線を走って来た霊柩車です。真ん中に座る侍従長が昭和天皇の遺影を持っていましたよ。確か、午前１１時半頃でした。

　霊柩車を見送り、銀座まで歩いたのでしたが、車も人も極端に少ないのに驚きました。下の写真は銀座四丁目の服部時計店。ショーケースの中に昭和天皇の遺影が飾られ、その前で日本テレビがインタビューをしていました。あほまろ達も声をかけられたっけ。

　正午過ぎの銀座通りです。いくら雨が降っても、こんなに人通りが少ない銀座、見たことがありませんでした。沿道に並んだ日章旗の先端には喪中を表す黒いリボンが付けられていたのですが、雨で濡れているので確認は難しいかな。

　日本橋のど真ん中、「日本国道路元標」から銀座方向。日本の道路の起点で普段は混雑している道路上から車が消えてしまった光景、こんなの初めのことだったでしょうね。

　東京駅です。喪章が付けられた日章旗の前で静岡から記帳にやって来た方々が記念写真を撮っていました。この後、シャッターを押してくださいって頼まれたっけ。

　昭和が終わり平成になり、今年で２１年が経ちました。我々に新時代を告げた「平成」の額、それを掲げた小渕さんも他界され、昭和もどんどん遠くなっていくのですね。

　戦後生まれのあほまろには、昭和２０年８月１５日の終戦の日は知りませんが、あの日の皇居前広場では、敗戦を惜しむ人々が土下座をして陛下に詫びている映像がよくテレビで流れています。戦前の方々は終戦の日に何をしていたか、それは誰もがしっかりと記憶している忘れられない日だったでしょう。しかし、天皇崩御の１月６日の皇居前広場は記帳場も設けられず、ひっそりとしてましたってのってあまり知られていませんよね。それよりも、一般人のお葬式になる「大喪の礼」の日のことなんか、そろそろ忘れかけているんじゃないのかな・・・。

　ちなみに弟子の古麻呂に訪ねてみると、まだ２才だったので全く記憶に無い、あっさりいわれてしまいました。あほまろと同じ団塊の世代のみなさん「大喪の礼」の日、いったいどんなことを思い出しますか。

写真データ　LEICA M4-P　TRI-X　

　

　



『本堂から宝蔵門』　

『本堂から宝蔵門の大提灯』　
　

『今朝の浅草神社』　　　



　まだ、これ以上膨らんで来ませんね。

　

　モモちゃんに変わってあほまろのお供を勉めるようになったナナちゃん。モモちゃんとの想い出の場所で撮ってあげました。モモちゃんはいつもこの場所に来ると、抱っこして欲しいと歩かなくなってまうんですよね。今朝は、ナナちゃんも同じように抱っこしてあげると、嫌がって腕の中で暴れるのです。

　サツキちゃんもナナちゃんと同じ年なので、まだまだ元気にお散歩できますよね。

　今朝のダンディ君、シータちゃんと一緒でした。

　いつもの場所で、バビちゃんとジャム君が待っててくれました。

　ラッテ君も早く遊びたくて走って来ましたね。

　こちらが新しく仲間入りしたモモちゃんです。

　なんとなく我が家のモモちゃんの再来みたい。

　ほら、誰にでも甘えるし・・・。

　ココアちゃんがやって来ると、みんなが近寄っていくのです。でも、その前にココアのブログ「まるごとココア」の写真を撮らなくちゃいけないよね。

　クッキーちゃんとクレアちゃんが来ると、みんなはおとうさんの側に近寄っていくんですよね。何で二匹を無視するの。

　ココアも一緒だよ。みんなココアのおやつが目当てでココアを無視しておかあさんのところに擦り寄って行くんだから。

　ほらね。ロッタ君までが・・・。

　ロッタ君とおとうさんは、いつも走り回っているので、お腹が空いてたんですよね。

　あほまろは、昨日のココアのブログ見たの。ナナちゃんと二匹だけだったので、同じような写真になってたでしょ。雨でもみんな来て欲しいよね。

　ボクは雨でも大丈夫だけど、おねえさんがメイクが落ちるとか嫌がるんだよね、安物の化粧品使ってるんじゃないの。と、ジョージ君。

　ちがうよ、きっとお肌に馴染まないのかも。おかあさんのメイクってそう簡単に落ちないよね。高い化粧品なんだね。

　みんなと別れたところにメグちゃん。いつもは絶対にレンズを見てくれないのに、今朝はちゃんとこっちを見てくれましたよ。

　お久しぶりのポンタにゴンタ。モモちゃんとは仲良くできるのに、いつもナナちゃんにはダメなんだよね・・・。

『LEICA de 散歩』
　雨の中の散歩、実はライカといっても日本（松下）製のコンパクトライカでしたけどね。しかし、一応「LEICA」の名前が付いていると、ついつい手が出てしまうんですよね。もし松下製なら半ば額で買えるというのに・・・。

　浅草大好きという方が、誰も居ない仲見世じゃ浅草らしく無いので、時々賑わっている浅草寺周辺も載せてください。そんなお便りを頂きました。そうですよね、早朝で何処も開いていない浅草寺じゃ、つまらないかも。そんなことで、雨が降っていたのですが、カメラを持って仲見世を歩いてみました。濡れたら困るので、コンパクトカメラにしましたけどね。

　毎朝、通っている仲見世ですが、お店が開いていると雰囲気が全く違ってしまいますね。

　何にしようかな・・・。雨が降っているというのに、傘をささないと赤ちゃんが可愛そうですよ・・・。でも、日本人じゃ無かったよ。

　日本人より外国人観光客が目立ってましたよ。でも、外国人全員が日本製のカメラ。日本人のあほまろは日本製の外国カメラ。

　みなさん大香炉の前では決まったように記念写真。あほまろも記念に一枚頂きぃ！　

　いよいよ明日から本堂の瓦吹き替え工事が始まります。ここからの眺め、どう変わってしまうのでしょうね。

　ハイビジョンサイズで撮れるので、本堂の中もこんなになってしまいました。コンパクトでも結構なワイドですよね。

D-LUX4チタン
DC VARIO-SUMMICRON f2.8-5.9/4.4-22mm ASPH