寒い朝が続いてますが、お天気だけはとっても良い朝です。高速シャッターを使えるし、いざという時には絞り込むことだって出来てしまう。新しいカメラのテスト撮影を始めて5日目でようやく写真を撮っていて気持ちの良い朝を感じましたよ。それと、お天気が良くなると、普段は出かけないワンちゃんも境内にやって来るので、被写体に苦労することも無く、変わったアングルにも挑戦できますからね。
そんな訳で、今朝は写真を撮ることに集中していたため、浅草の話題を見つけることが出来なかったんですよね。それで、ちょっと気になった「未曽有の漢字」、極めて珍しい漢字のお話しでページを埋めてしまいますよ。
先日の参院予算委で民主党の石井一副代表が、麻生首相自身が書いたとされる論文から抜き出した漢字を羅列し、「あなたの語学力からして、だれかが書いたと思わざるを得ない」と、バカにしてましたね。首相の論文とかいっても、一般的に政治家は誰だって口実筆記のゴーストライターを使っていることは明白。ゴーストライター首相の言葉とする時には、あえて普段はほとんど使われていない漢字や表現を使って権威を維持することに勉めるものです。あほまろも若い頃、出版社で政治家や経済人のインタビューの口実筆記を手伝っていたこともあったので、出版の内情は良く解りますよ。
今回、取り上げられた漢字の数々、「就中、唯々諾々、揶揄、畢竟、叱咤激励、中興の祖、窶し、朝令暮改、愚弄、合従連衡、乾坤一擲、面目躍如」、しかし、今では、だれが書くにしても、漢字変換キーをポンと押すだけで出て来るのですから、誰だって使う事は可能なのですけど、あほまろは自分の文章で、どれひとつも使ったことはありません。また、正直言って読めませんし、意味も分かりません。そんな漢字が変換で出て来ても無視してしまいそうな漢字類なのですよね。首相が漢字を読めないことよりも、今の経済状況を読む方が先決じゃ無いのでしょうか。大事なときにこんなことやってて、という批判もかなり寄せられているとか。
今までも、国会答弁の中に漢字の読みを何度も間違えていることが指摘され、英国で発行されているフィナンシャル・タイムズにも、「彼がしばしば起こす読み間違えは、知識人からは(彼の誤読は)恥ずかしいものとして見られている」と書かれたこともあるほどです。「ここまでバカとは思わなかった」とか、漢字の読みが苦手な小学生に対し「太郎ちゃん」というあだ名をつけることが流行っているとか。それを受けて、自民党総務会長の笹川尭氏が「総理の原稿にはカナを振ったほうがいい」と真剣に語ってましたよね。
ちなみに、今までの誤読発言。
踏襲 「ふしゅう」頻繁 「はんざつ」破綻 「はじょう」順風満帆 「じゅんぷうまんぽ」低迷 「ていまい」詳細 「ようさい」実体経済 「じつぶつけいざい」焦眉 「しゅうび」物見遊山 「ものみゆうざん」有無 「ゆうむ」思惑 「しわく」措置 「しょち」前場 「まえば」詰めて 「つめめて」怪我 「かいが」完遂 「かんつい」遂行 「ついこう」窮状 「しゅうじょう」・・・等々。
あほまろが一番笑ったのは、未曽有 「みぞゆう」でしたよ。
麻生首相が、問題の論文でなぜこのような漢字を多用することになってしまったかを分析した方もいらっしゃるようです。それによると、元首相でノーベル平和賞を受賞された佐藤栄作氏が倒れる前日まで記していた「佐藤栄作日記」の中で使われている文章の一部を流用したことで、難しい漢字も一緒に真似てしまったようですね。それって盗作の疑惑も・・・。
未曽有のバカ総理、早くまともな総理大臣になって欲しい。国民全員が思っているのですけど・・・。 |