陽が昇るのが遅くなってきましたね・・・。どれほど遅くなったのかは見た目にはさほど感じないのですが、写真に撮ってみると一目瞭然です。写真はみんな青ざめていることで、夜明け前であることが判りますよね。まだデジカメが普及していなかった頃には、この青味を抜くために色温度変換用のCCフィルターで補正しながら撮っていたのです。しかし、デジタルになると自動でホワイトバランスを合わせてくれるので、写った写真は日中と同じ色合いになってしまうのです。あほまろはそれが嫌で、あえて補正をせずに撮っているのです。これも、毎日の雰囲気を性格に残しておきたいという理由ですね。これによって、一年間の浅草の朝の雰囲気が良く判るんですよ。なんたって、３６５日同じ場所の写真を撮り続けているのですから、物好きというか、暇人というか、これらの写真もいつか映画に使ってみたい、布石でもあるのです。

　布石とは、道に沿うなどして、長くすえつけた敷石のことですが、囲碁の世界では、序盤戦の打ち方を指す言葉でもあります。これからどういう構想を持って打ち進めていくかを表す土台作りの段階です。囲碁は、如何に戦を有利に進めることが出来るかを考えだす戦法から派生した遊びといわれているように、戦にかかわらず総ての事柄にも当てはまる構想の考え方でもあるのです。それによって、いざ、行動を興さんとする時に大いに役立つのですよね。

　あほまろの日頃の行動は、今回の映画の発想も、いつか実現したいとの構想を描きながら毎日布石を打ち続けていたから実現でしたのです。朝の散歩は勿論、日頃友好関係に有る方々や偶然の出会いからも、何かアイデアを引きだそうとアンテナを張っているのでしょうね。それによって、キャラクターを構成する人間性や癖など、多いに役立っているのです。以前にも書きましたが、今回の映画の主人公は、中年の女性記者です。ただ単に仕事が出来る女性では無く、仕事に打ち込む姿と人間性に重点を置いて個性を創り出しました。実は、これも長年付き合っている新聞記者の仕事ぶりと生き様をパクってしまった。もちろん本人に了解済みではありますが、これも普段から癖になっている布石が功を奏したのでしょうね。

　映画「ゆめまち観音」も完成間近です。ご存じの通り今回の映画は人差し指ほどの粘土細工の人形が全く動かずに演じるお芝居なのです。また、人形の身体はカットに合わせて数体用意したのですが、顔は一個だけ。当然、表情も変わりません。それを、照明とカメラの動きで喜怒哀楽を表現してしまう。手前味噌ではありますが、そんな実験がぴったりはまってしまったんですよね・・・。みなさんも見ているうちに、動かない人形が動き回っているかのような錯覚に陥ってしまうことでしょう。また、表情の無い人形に絶対感情移入してしまいますよ。

　今の気分は、創って良かった。この映画は、ぜひ若い映像作家のみなさんに観てもらいたく、この映画の手法をベースに更に素晴らしい映像表現を考えてもらいたいのです。映画のジャンルは実写ですが、人形劇ではありません。またアニメでもありません。どっちかというと、漫画の世界なのかも知れませんね。過去の映画に当てはめられるジャンルが無いということは、今後、このような手法で創られる映画は「ゆめまち観音」のようなもの、ってことになってくれたら、嬉しいですね。　
　なんといっても、あほまろの今を創ってくれた最大の布石は、モモちゃんと浅草観音様なのでしょうね。ありがとうモモちゃん、そして浅草観音様。

　昨日は、浅草寺に飾られている山形県村山市で作られた大わらじが１０年ぶりに取り替えられる式典が行われました、この様子は、日記の最終ページをご覧ください。

　　

　昨日から新しくなった大わらじです。

　過去のわらじは総てお炊きあげをしていたのですが、今回から、古いわらじは山形県村山市役所で一般に公開されるそうです。

　



　

『本堂から宝蔵門』　

　境内では菊花展が開催されているのですけど、あほまろの散歩時間はまだ開いていません。

　柵の上からノーファインダーで中の様子を伺ってみました。

　こちらは、毎年定点観測をしていた場所に飾られた大懸崖です。展示が遅くなったことで、開花の時期が遅い菊で作られているようで、まだ蕾も多いようですね。

　



　境内に銀杏はすでに完熟。

『今朝の浅草神社』　　　

　蒼っぽい色が夜明け前である特徴なんですよね、サツキちゃん。

　蒼い世界のバビちゃん。後、半月も絶ったらこの時間は真っ暗くなっているのですよ。

　暗くてチェスちゃんの表情が判らないね。でも、感度を上げて撮ったら、朝なのか昼なのか判らない写真になってしまうので、あえてこのまんま東で。

　クッキーちゃんとクレアちゃんは、仲見世であほまろのず〜っと前を歩いていたんですよね。

　早く着くと、ぺろぺろおじさんと境内を一周して来るメイちゃんです。

　こちらもクッキーちゃん。いつも動き回っている姿が多いので、今朝はおとうさんに抑えてもらいましたよ。

　ジャム君なんて、全く止まった姿で写ることが無いんだよね。これからもっともっと暗くなって来るので、写真は無理になるのかな・・・。

　えぇと、このワンちゃんはアルちゃんだったかな・・・。突然現れたので・・・。

　これはシータちゃん。今朝もダンディが一緒でしたが、カメラを向けるとどっかに行っちゃったよ。

　新幹線のノエルちゃんです。

　そしてブルドッグのジョージ君が・・・、

　どっちも大敵と思っているのがココアちゃん。今朝も、遠巻きに歩いてきましたよ。

　ねぇ、おかあさん、どうしてココアが嫌いなワンちゃんとお話ししてるの。

　ココアね、そーゆーコワイワンちゃんの夢をみて深夜に悲鳴をあげることもあるんだよ・・・。

　想像力逞しい人ならわかってもらえるでしょう、こんなにココアが怖がっているってことをね。

　テンちゃん、今年は阪神のことは忘れましょうね。我々は、境内では数少ない阪神ファンなのですよね。

　ポンタにゴンタ。

　モモちゃんも大好きなワンちゃんたちなんです。

　奥山おまいりまちを歩いて来たマロンちゃんとご両親です。あほまろの映画を楽しみにしてくださいね。

　ランディ君とジョージ君が仲良く帰ってきましたよ。

『テプコ浅草館』(ホームページ）
　一階ロビー企画展
「第１回　したまちコメディ映画祭in台東」開催記念展示会 「再現！浅草六区の賑わい」展　
２００８年９月３０日（火）〜１１月１６日（日) 月曜休館

　第三回「デジタルポンチ展」が終了し、雷門側の居酒屋で盛大な打ち上げパーティが行われました。（写真をクリックすると大きな画像でご覧いただけます）