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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年10月28日(日) 旧暦9月18日友引

- 芸・No・人 -

日記写真


『今朝の浅草』
 台風一過の東京は晴天の朝を迎えました。台風で大気中の埃が総て吹き飛ばされてしまったのか、我が家から見える富士山もすっきりくっきり。富士山もここ2週間ほどですっかり雪化粧になってしまいましたね。
 昨夜の浅草は台風の暴風圏からちょっとずれてはいましたが、それでもかなりの強風に見舞われました。その勢いは街のあちこちに骨組みが奇妙な方向に曲がったままで無残にも打ち捨てられている傘の数々が物語っているようです。
 昨夜の残骸が今朝も残ってうるのがウソのように爽やかな今朝の散歩です。昨夜は散歩に出られなかったモモちゃんも嬉しそう、珍しくあほまろの前を引っ張るかのように足取りも軽やかに歩いているのでした。そんな状況を見ながら、つくづく想ってしまうのが、モモちゃんはまだまだ長生きしてくれそうですね。

 台風の被害は、傘だけじゃありません。雷門通りに並んだ、来月3日の文化の日に開催される「東京時代まつり」の幟や、現在開催中の台東区産業まつりの旗など、所々が欠けて路上に散らばっているのです。業者の方が、それらを拾い集めて修復作業も行われているのでした。

 昨夜の台風通過の真っ最中、浅草の木馬亭で「プッチャリン快気祝い公演」が開催されました。芸歴30年を越えても未だに売れない芸人、現在は橋達也座長率いる「お笑い浅草21世紀」の舞台にちょい役として出演させてもらっているのと、幕間の弁当売り、そしてお馴染みチャップリンの真似をして山高帽に燕尾服格好で街中に「お笑い浅草21世紀」
公演のパンフレットを配って歩くこと。たったそれだけが仕事の食えない芸人。浅草は家賃が高いのでと、栃木の山奥に月五千円の借家に住み、公演の合間を縫ってタクシードライバーのアルバイトをして生計をたてている57才の独身男性です。

 それが、舞台以外でも張り切りすぎてアキレス腱を切ってしまったのです。当然、芝居もタクシードライバーもお休み、自宅療養を余儀なくされたのでした。しかし、誰もが居ても居なくても影響の無い存在の男と思いながらも、居なくなるとそれでまた心配になってしまうのが浅草の人間なのです。
 
それを知ったお好み屋さん「つくし」女将さんが真っ先に駆け付けて治療費を融通して地元の病院に連れて行き、それを知った自称後援会長で伝法院通りで百年近く続く佃煮の老舗「大和屋」三代目のご主人が手術費用を手に病院を訪ね、また、近所の方々も寒波を募ってお見舞いに駆けつけたのでした。
 また、芸人仲間も入場料の一部を治療費にあててもらおうと浅草の中華料理屋さんで「お見舞いライブ」を開いたこともありました。そんな浅草のみなさんの暖かい気持をに感動した埼玉県草加市で治療院を営むお医者さん、自らが主治医となって手術後のリハビリに協力してくれた結果、ようやく普通の生活がおくれるようにまで回復したのでした。

 そして、昨夜の「快気祝い公演」となったわけです。僅か100席ほどの木馬亭、そこに押しかけた定員を越す方々、補助椅子はもちろん立ち見まで出るほどの予想外の公演になってしまったのです。
 木馬亭で開催されている定期公演でも、こんなに人が入ることは滅多に無いのです。それが、何の芸も無いサンドイッチマンのような「芸・No人」
プッチャリンの為に、売れっ子芸人の公演以上に人を集めてしまった。これってとっても素晴らしいことなのかも。

 あほまろも何度かプッチャリンと仕事をしたことがありました。仕事を通じて知った彼の人柄と存在感。彼の仕草から、かつての浅草から巣立っていった多くの芸人が重なって見えてくるのです。そうです、芸は無くても存在感だけは人一倍持ち合わせているプッチャリン、これからも「芸・No人」として、浅草の街に微笑みを振りまいて欲しいですね。あほまろも、自称「プッチャリン応援団長」に立候補してあげますよ。

 昨日の様子は、近日中に「浅草通信・網」にて紹介いたします。お楽しみに。


『今朝の雷門』
 “最近、日記に書き換えが遅くなりましたね”、台風の被害を最小限にするため畳まれている大提灯の雷門前で、若くて綺麗なお嬢さんに声ををかけられました。ごめんなさい、散歩から帰って写真の整理までは自宅で行い、その後に食事やら何やら、家の仕事を片づけてから秘密基地に行って文章を書いているもので、書き終えるのが11時を回ってしまうことも多くなってしまいました。書き上げるのは10分程度で終わるのですが、その前に今朝の話題を考えることに時間を要してしまっているのです。
 実際、昨年までは散歩途中で話題を考え、帰ってから仕上げるまでに1時間を要しなかったのです。でも、最近は2時間以上もかかってしまう。これも年のせいなのでしょうかね。
 “年なんて全く感じない写真と文章ですよ。最初に日記を見た時には、文章の構成から
30代の方なのかと思ってましたよ。ですから、あまり、年だ、還暦だ、なんて書かない方が良いかも”

 でしょうかね。でも、事実は事実ですよ。それよりも、日記を続けているおかげで、年をとっても、貴女のような若くてお綺麗な方に声をかけてもらえることが嬉しいな・・・。

 “ほらまた年って言った!”
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『今朝の宝蔵門』
 宝蔵門の大提灯も畳まれています。
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『今朝の浅草寺』
 もちろん本堂の大提灯もね。
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『本堂から宝蔵門』  
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』  

 久しぶりに340メートルが見渡せるのですけど、雷門の大提灯も畳まれているのが残念ですね。
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『今朝の二天門』 

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『今朝の境内』 

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 今日の月は居待月。居は「座る」の意味で、立って待つには長すぎるので「座って月の出を待つ月」ってことからですよ。ところで、ホームズ彗星のその後はいったいどうなったのでしょうかね。その後のニュースでは全く見えなくなってしまいました。
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 本堂の大提灯も畳まれてます。
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 今朝は四角い箱を並べて何かの供養を行っていましたよ。秩父三十四所の関係なのでしょうかね・・・。
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 大夫で覆いが吹き飛ばされてしまった時代祭の大道具です。この舟に三社祭の御神輿を乗せて練り歩くのです。
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 今朝の「菊花展」
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 まだ覆いがとられてなかったので、覆いの上からノーファインダーで撮影したので、ちょっと的はずれになってしまいました。
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 ここちらもおおよそのねらい打ち。
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『今朝の浅草神社』 
 浅草神社です

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『今朝の一写』
 さわやかな晴天の朝の日曜日なので、朝から浅草寺を訪れる方も多いようです。 
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『浅草な人』
 雨が上がった休日なので、ワンちゃんも普段より多く見かけました。ワンちゃんたちの井戸端会議中、可愛い姿を携帯電話で撮っていく「浅草な人」もいらっしゃいましたよ。
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 境内で暮らす猫ちゃんは、人間との交わりを極端に嫌うんですよね。すぐ側を通過する「浅草な人」たちにも我関知せずで道路の真ん中に座ったままですが、モモちゃんが近づくと一目散に逃げていきました。
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『今朝のワンちゃん』
 今朝はメイちゃんも散歩に出てきましたよ。後ろから歩いてくるのは・・・。
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 バビちゃんですね。おはようございます。

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 遠くで遊んでいるのは、ヒナちゃんとゴン君です。
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 始めてお逢いしますね。入谷から歩いてきたのは、シュナウザーのジル君一才半です。
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 シュナウザーはもともと農場に出没するネズミを捕る用途の犬だったそうで、お顔が精悍ですね。
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 チャコちゃんもやって来ました。
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 このお嬢さん、ブルドッグが大好きだといってました。事情があって飼えないとも。それでチャコちゃんの写真をいっぱい撮ってたのですね。
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 ハイ、ポーズ!
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 そこにボブちゃんもきましたね。
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 わ〜ぃ、小太郎君もだ・・・。
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 みんな一緒にお戯れタイム。でも、我が家のモモちゃんは困ったことに、我関知せずと後ろを向いたままなんですよ。
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 花と竜もノロノロやってきましたよ。どっちも10才を越えた老犬なのです。
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 え〜と、お名前を忘れてしまったよ。
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 こっちにもワンちゃんが居ますね。
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 そして遠くではモナカちゃんを撫で撫でしているチャコちゃんママです。
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 おや、カッパ橋の七夕の「東八拳」でお逢いした旦那さんもチワワのプリッツ君とお散歩ですね。
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 プリッツ君、とっても若く見えますけど、もう13才なんですよ。そうは見えない若作りでよかったね。
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『今朝の街並』 
 茨城県人と栃木県人は入場無料と書かれています。身分証明を出すだけで良いそうですよ。なぜこの二県だけなのかは知れませんが、今日は、「群馬県民の日」なのですよ。それって関係無いか。
 表は改装中ですが、遊園地は開催しております。

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今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数151枚
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