『今朝の浅草』
　境内の銀杏もうっすりと色づき、すっかり秋の様相が鮮明になってきましたね。そんな今日は「敬老の日」です。また今日から一週間を「敬老週間」とされ、全国各地でお年寄りを労る行事も多いようです。
　ところで、老人というのはだいたい何歳以上を称するのでしょうか。1993年の総理府調査では「70歳以上」という意見が57％と発表され、それによって老人福祉法の規定も70歳以上となっているので、今年還暦を迎えたあほまろはまだまだ老人では無いってことなのですね。それにしても、最近は物忘れは激しく体力も落ち、自分では老人の域に達しているんじゃないかと思いこんでいることも確か、あまり無理をせずに老人になるまでは生きていたいのですけどね。

　ネットでは、犬と人間の年齢を比較した記事を多く見かけます。それによると、１５才のモモちゃんは７６才になっているのですが、それは小型犬の年齢で、大型犬になると人間の年齢では１１０才にもなってしまうのです。モモちゃんのような柴犬は、どっちかというと中型犬の部類に入るようで、小型犬と大型犬の比較年齢を足して２で割ったくらいが確かと獣医さんがおっしゃってました。
　そうとしたら、７６才＋１１０才割２で、９３才ってことになるのです。どっちにしてもモモちゃんは老犬には違いが無いのですけど、可能であればあほまろが老人になるまで生きていて欲しいですね。
　
　全国的にこの時期は秋祭りが開催されています。本来の祭は、収穫を祝うものでしたが、社会の構造も様子も様変わりをしてしまい、人々の気持ちの根本に流れる「地域」を結びつける精神を再認識させるために開催されているのです。

　そのため、祭の本質はあくまでも地域住民の結束に他ならないのです。岸和田のだんじりでは、毎年怪我人が続出し、時には死者も出てしまうほど荒っぽいお祭りです。過去に何度も警察からの指導（極論を言えば中止せよ）が入っているようですが、元禄１６年（１７０３）から約３００年の歴史と伝統を誇る祭典に官憲の入り込む隙間は無いようです。祭の当日は、毎年各町から選出される「年番」により行われ、年番を代表する年番長は、最高責任者として祭りの総てを統括しているからなのです。

　浅草の三社祭に至っては、正和元年（1312）から三社の神話に基づき船祭が始められたと伝えられているので、岸和田のだんじりよりも遙かに長い歴史を有しているのですが、最近では本来の祭の意味合いである「地域」の親睦を置き去りにしてしまったかのような観光催事になってしまったことが、官憲が祭の運営にまで口を出すことを許してしまう結果を招いてしまったのでしょうね。
　今年様々な問題が有って、来年の本社神輿の宮出しと渡御が中止されることに決定しました。それが浅草神社と氏子総代の考えであれば問題は無いのですが、そこにまで官憲が関与しているような、浅草の方々はそんなきな臭い臭いを嗅がされているようです。

　それはそれとして、昨日のあほまろは目黒の「碑文谷八幡例大祭」に行ってきました。まぜ、目黒なのかというと、あほまろの友人町田忍氏が碑文谷八幡様の氏子町会にお住いで、原町西町会の青年部にも所属し、毎年祭の記録を頼まれているからなのです。

　秋晴れで暑い一日、運営をする町会の方々や参加している方々の熱気と気力から、祭本来の目的である「地域」の親睦を垣間見るような暖かいお祭りを堪能してきたのでした。三社祭や深川祭のようにメジャーでは無いのですが、年に一度の「地域」のお祭り、御神輿の上で鎮座する鳳凰が銜えている新米の束まで、町会の方が家庭菜園で育てた稲を使用していることからも納得できるようでした。

　その様子は「今日の予断」で一部を紹介しておりますが、後ほど編集をし、写真集としてご覧頂けるようにしたいと思います。

　あほまろの子供の頃、男の子はみんな学校から帰ると毎日暗くなるまでキャッチボールや草野球を楽しんでいたのです。男の子の将来の夢は飛行機のパイロットか野球選手だった時代です。

　ひとりの子供が将来の夢を語ってくれました。“将来の夢はヒルズ族になること”、時代が変わったのを実感してしまったな・・・。
　　　
『今朝の宝蔵門』
　　　
『今朝の浅草寺』 　
　　　
『本堂から宝蔵門』　　
　　　
『本堂から宝蔵門の大提灯』　　
　
　　　
『今朝の二天門』　
　
　　　
『今朝の境内』　
　三連休の最終日なので、みなさんお疲れなのかな。境内の人は極端に少なかったです。
　　　
　今朝の「灯籠会」の様子です。ハトも絵に見入っているようでしたよ。
　　　
　
　　　
　「灯籠会」の期間中、夜通し警備員が付いているそうです。そろそろ交代が来る頃ですね。お疲れ様です。
　　　

　日中は大勢の見物客で「灯籠会」をじっくり観察できないですよね。今朝は一個づつ丹念に見入ってましたよ。全部を見るにはかなりの時間を要するでしょう。なんたって、影向堂周辺に大小約500基の燈籠が並んでいるのですから。
　　

　休日の楽しみは東京の下町を撮り歩くことと「浅草な人」。きっと、新人写真家の登竜門である木村伊兵衛賞を狙っているのでしょうね。
　　　
　韓国からも「浅草な人」。韓国にも人写真家の登竜門賞が有るそうです。
　　　

　浅草神社です。
　　　

　浅草の神田です。
　　　
　そろそろ借り入れ時期なのでしょうか。お米は刈り遅れで品質低下を招くともいわれているので、その時期は微妙なのでしょうね。
　　　　　
　
　　　

　まだ７ヶ月なので、何でも興味があるようです。自分よりも大きいワンちゃんにも興味を示しているようですね。
　　　　

　いつものご夫婦。普段は大きなワンちゃんは自転車で走っているのですよ。スマートで足がとっても長いのです。
　　　　
　チコちゃんに飛びついていったナナちゃん。この二匹はそっくりなので、いつもみんなに姉妹ですかと聞かれてしまうんですよ。チコちゃん３才、ナナちゃん１才半です。
　　　

　いつものブルちゃんのお母さん。ご挨拶をしようと追いかけたのですが、足の早いこと早いこと。のろまなモモちゃんが嫌がって歩いてくれないのです。
　　　

　犬種の違う二匹でも仲良しなんです。我が家のモモちゃんとナナちゃんは歩く速度が極端に違うので二匹連れて歩けないのです。
　　　　

　あほまろは「灯籠会」に夢中になっていて、ご挨拶が出来ませんでしたね。
　　　

　え〜と、小太郎君だったかな。始めてお逢いしたワンちゃんです。確か生後７ヶ月とかいってましたね。我が家にも生後２ヶ月半のヨークシャテリアのランちゃんってのが居るんですよ。早く散歩をさせてあげたいね。
　　　

　　　
　生後３ヶ月で訓練に出したので、とってもお利口さんなんです。それも、日本語が通じず、お座りは“セット”ですよ。これからバイリンガルになるワンちゃんですね。
　　　　

　「灯籠会」に見入っているあほまろとモモちゃんの横を猛スピードで飛ばしていったムサシ。“おはよう”も間に合わなかったよ。
　　　 　
　秋になると人々の影がどんどん長くなって来るのです。これから冬にかけて、影を楽しめる時期に入るのですよ。
　　　
　影を見たくても日が照っていないところには出てくれませんよね。当たり前だけど。
　　　

　　　 　 　
　碑文谷八幡様の境内は女性だけで担ぐのです。
　　　 　
　女性の黄色い声が、参道の両脇を埋めた屋台に響き渡ってましたよ。
　　　
　境内の広場に三ケ町の神輿が集まります。この町会の連合は、写真奥から、洗足北・南一・原西の三町会が連合を組んで渡御をし、神主様からお払いを受けるのです。
　　　

　宮入の帰り、蛙のモニュメントも御神輿見物ですね。
　　　
　そろそろ休憩かな。所々に設けられた休憩所。近所の方々が飲食物を提供してくれるのです。「どこの町会の食べ物が良かった」何てささやいている方もいらっしゃいましたよ。みんなそれが楽しみで担いでいるんですよね。
　　　
　そして、最後の盛り上がりは御酒所入り、祭の終わりを名残惜しいかのよに、何度も何度も戻ってましたよ。
　碑文谷八幡例大祭の写真は、整理が終了しだい「あほまろ写真館」にて公開いたします。
　　　

　日時　　２００７年９月１９日（水）
　　　　 　１０時〜１２時３０分（雨天決行）
　会場　　浅草 雷門通り（雷門交差点〜雷門一丁目交差点）
　　　　　仲見世通り、浅草寺境内、浅草寺東側通路
　スケジュール
　１０時〜１０時４０分
　雷門通りにてＦ１カーを台車に載せたパレード
　１１時〜１１時３０分
　仲見世通りを浅草寺に向かって「お練り」
　１１時３０分〜１１時４５分
　レッドブル・レーシングチームのＦ１日本グランプリ入賞・安全祈願のご祈祷
　１２時１０分〜１２時３０分
　浅草寺東側通路におけるＦ１カーのお披露目
　奇抜なパレード、いったいどんな様子になることでしょう。楽しみですね。

　ポスターをクリックすると拡大画像がご覧になれます。