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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年8月30日(木) 旧暦7月18日赤口

- 動物の気持 -

日記写真


『今朝の浅草』
 午前5時に目覚め外を見ると激しい雨が降っています。あ〜、こんな朝の散歩は嫌だな・・・。そんなことを考えながら再び寝入ってしまったあほまろ、そんなこともあろうかと、いつも枕元にはアイポッド目覚ましをセットしているのですが、今朝に限って電源が外れ作動してくれなかったのです。おかげで、本当のお目覚めは6時半を回っていたのでした。しかし、それが功を奏したのか、先ほどまで大きな音を立てて降っていた雨もあがってくれました。
 涼しい朝です。このとこと日増しに秋が感じられるようになりましたね。モモちゃんの足取りも軽やかで、いつもなら暫し用を足す場所を探し回るモモちゃんもですが、今朝は早めに済ませ、早く境内に行きたいかのように先を急ぐのでした。

 長く動物を飼っていると言葉は通じなくても、今、何を考えているのかが解るようになるのです。それは知らず知らずのうちに動物の気持ちになって考えるようになるからでしょうね。動物は人間と違って自分の気持ちを隠さないし、気持ちにゆれがないのです。家の中で誰が一番大切な人なのかもしっかり把握し、ご主人と慕っているのです。それをわきまえ、一緒に暮らしている他の犬たちにも序列があります。身体の大小にかかわらず、常に飼い主からの愛情の受け方で変化しているのです。

 そんな動物にも寿命があります。今年4月、15年間我が家の犬たちのボスとして君臨していたハニーちゃんが他界した後、4女のポメラニアンのタマちゃんが、家の中を我が物顔でのさばっているのです。理由は、柴犬のモモちゃんとナナちゃんは身体が大きいこともあって、家の中でもリードが付けられ、三女のポーちゃんは病弱で身体の自由が効かなく、ボスの座を我が子のように可愛がっていたタマちゃんに譲ったのでした。

 夜になると、モモちゃん以外の犬たちはみんな寝室に集まって寝ているのです。かつて、あほまろと女房の間で寝ていたハニーちゃんが居なくなり、今ではタマちゃんがその場所を陣取って寝ています。ポニーちゃんは足が弱いのでベッドの下で寝ています。時々、リードを外してあげるナナちゃん、本当はタマちゃんの場所が好きなのですが、ちょっとでもその場所に近づくとタマちゃんに吠えられてしまうので、反対側のあほまろの足元で寝ているのです。

 今朝、最初の目覚めで、女房がタマちゃんをベッドルームから連れていったので、本当の目覚めの時、特等席にはナナちゃんが仰向けになって大いびきをかいているのでした。かつてはモモちゃんも寝室で寝ていたことがあったのですが、亡くなった長女のハニーちゃんと仲が悪く、独り静かに寝るほうが煩わしくないのでしょう。あほまろの書斎の中で自由に動き回っている方が気楽なのでしょうね。

 先日の朝日新聞に、47年間、南極の昭和基地でブタの飼育を試みたが失敗したことが記されていました。現在は南極条約で動植物の持ち込みが禁じられていますが、当時はアメリカの越冬隊で牛を飼育していた記録も残っています。生鮮な食肉を得る目的で飼育を試みたのでしたが、毎日、残飯をエサにして育てていると、情が移ってしまい、誰も殺せなかったそうです。
 
 あほまろの故郷は乳牛の飼育が盛んな所で、酪農に従事している同級生も多いのです。かつて、その一人が呟いていたことがありました。“俺には情が移ってしまうので、食肉用の牛は育てられないよ”、いつか食べられてしまう牛と、牛乳だけ獲っている牛では飼育の方法も設備も違っているのです。もちろん、乳牛は食用には適さず、死後は埋葬もされるのです。

 考えてみれば我々の日常の食べ物は、姿形が見えない動物の肉を平気で食べているのです。動物を愛護するのと、動物を食べないということの境目、神様だって別けることは不可能じゃないでしょうかね。

 今朝は、そんなことを思いながら、シワが目立っているモモちゃん、いつまで元気でいられるのかを、真剣に考えてしまいました。


『今朝の雷門』
 雷門前のコンビニから売れ残った弁当類が運び出されています。賞味期限がちょっと過ぎたからって即腐ってしまうってことは無いのですが、贅沢な世の中になりましたね。あほあまろが子供の頃には、どんな食品にも賞味期限なんてのがありませんでした。食べられるかどうかの判断は、お袋の五感だけだったんですよね。“ちょっと臭っているけど、試してみても大丈夫そう”、そんなのがいつも食卓に並んでいたのですよ。


 次々とコンビニから運ばれる賞味期限の切れた食品。その作業を見つめていた世捨て人の表情も期限切れに見えてしまいました。


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『今朝の宝蔵門』
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『今朝の浅草寺』  

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『本堂から宝蔵門』  
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』  

 赤白のストライプ。とある有名漫画家が新築に家の塗装にこのガラを用いて、近所から顰蹙をかっているニュースを思い出しますね。あの家、いったいどんな結末になったのかな・・・。
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『今朝の境内』 
 
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『今朝の一写』
 双子の赤ちゃんですね。信号待ちの間中、じ〜っと同じ所を見つめているのです。双子には科学で割り切れないテレパシーがあると聞いたことがあります。きっと、二人の間に、テレパシー会話がもたれているのでしょうね。
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『浅草な人』
 雨も上がり、これから傘は要らなくなるようです「浅草な人」
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 先日の「浅草な人」ご夫婦。赤ちゃんのお顔が見えないのが残念ですね
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 “シャシン・トッテ・チョウダイ・マセ”、丁寧な日本語でお願いした
「浅草な人」
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『今朝の浅草神社』  
 浅草神社です。 
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 浅草の神田です。
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 先端がどんどん黄色くなってきましたね。
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 刈り取りは10月の初め頃、今年は豊作なようです。
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『今朝のワンちゃん』 
 ナナちゃんは我が家の末っ子、やんちゃ盛りのまだ1才半です。
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 お婆ちゃんのボビちゃんもまだ1才ちょっと、毎朝、ご挨拶の後に“おたくのワンちゃんは何才でしょうか”って、聞かれるのが日課なのです。それに応え、“もう15才なんですよ”、って応えてあげます。いつになったら覚えてくれるのでしょうね。お婆ちゃんが覚える前に、モモちゃんは16才になってしまいますよ。
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 今朝は雨だったので、境内を散歩するワンちゃんの数も少なめでした。
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 いつも花やしき通りをリード無しで走っているワンちゃんたちです。いつもは3匹ですが、今朝は二匹だけ、いったいどうしたのかな。
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『今朝の自転車』  
 雨上がりの自転車コレクション。
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 こちらの外人さんも、例の漫画家の紅白に似てますね。
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『今朝の街並』 
 伝法院通りの江戸町から仲見世を挟んで浅草二丁目までの柳通りの街並みも、大きく変貌するとの噂もあるのですけど、まだ具体的になっていないようです。
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 新たな変化よりも、さりげなくちょっと昔を再現するのもアイデアかもね。
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『浅草イベント情報』 
 9月19日(水)F1チーム「レッドブル」が浅草寺で安全祈願を行います。F1レーシングカーを台車に乗せ、雷門通りを往復後、雷門から仲見世を通って本堂に向かいます。

 浅草でF1?というミスマッチもございますが、サンバカーニバルのようにイベント自体が育ってもらえれば幸いです。
日本にもトヨタ・ホンダという大きな自動車メーカーがF1に参戦しておりますが、海外のチーム「レッドブル」が浅草寺で必勝祈願を行うという、何とも粋なチームではないでしょうか?

 ポスターをクリックすると拡大画像がご覧になれます。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数83枚
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