back today next

あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年7月10日(火) 旧暦5月26日赤口

- 四万六千日 -

日記写真


『今朝の浅草』 
 いよいよ四万六千日です。今日、浅草寺を参詣した者には4万6千日参詣したのと同じご利益や功徳があるとされているのです。東京ではここ浅草寺の他に、護国寺でも同じ功徳が与えられるようですね。また、今月31日には、芝の愛宕神社と京都の愛宕神社でも、ここよりちょっと功徳は少ないのですが、一日で千日詣といわれる功徳もあるようです。このように古来から功徳を乱発する社寺はそれだけじゃなく、全国に広まっているようですね。しかし、功徳やご利益って、いったいどんなことなのでしょう。
 広辞苑で調べてみると、功徳は「よい果報をもたらすもととなる善行。善行の結果として与えられる神仏のめぐみ。」とあります。また、御利益は「利益の尊敬語。神仏が衆生に与える利益。神仏の霊験。効能。効験。」、何か曖昧ですが、功を挙げ徳を立てることは有り難いことなのでしょう。

 あほまろはこれまで20年以上もこの日に参拝をしています。その他にもご存じの通り、モモちゃんと毎朝8年間の参拝を加えると、100万回以上になってしまうのです。今朝の参拝を済ませて考えてみると、毎日こつこつ参拝するよりも、四万六千日だけ参拝をしている人の方が、どれだけ多くの功徳を得ているのでしょうね。こつこつ積み上げている功徳はちっぽけに見えてしまうような・・・、なんだかこんな日を設けるなんて、仏様も罪深いんじゃないの。

 「ほおづき市」、昨日は好天に恵まれ浅草寺境内はまるでお正月のような混雑でした。朝からあちこちのテレビ局のワイドショーも境内から中継を行っています。そんなの様子を横目に秘密基地で仕事をしていると気になって気になって・・・。カメラの試験も兼ねて、カメラをとっかえひっかえ何度も境内に足を向けてしまったのでした。その柚須は、あほまろ写真館でも公開しますが、とりあえずその一部を紹介しますね。この日記の最終ページにリンクを貼っておきましたのでご覧ください。
 
 昨日の好天と打って変わって、今朝は小雨が舞い散っています。“こんな日は客足も遠のくだろうね”、ほおづき屋台の安○さんがぼやいていました。でも、昨日は予定以上に売れたので既に元はとったとか。残りは売れば売るほど儲けになってしまうのですよね。
 毎朝、ヨークシャテリアを連れて散歩をしていることし80才になるお婆ちゃんもこの時期だけ露天を出しています。“一年を二日で暮らす良いオババ、ってね。私は、ほおづきしかやらないんだよ”、こちらも昨日で元をとってしまったとか。うんと儲けてこれからもワンちゃんと元気に暮らしましょうね。

 宅急便もそろそろ開店の準備ですね。いつも秘密基地に荷物を運んで来るお姉さんもこの時期はほおづきの荷造りに駆り出されているようです。本堂前で我々を見付け、大きな声で“おはようございます”って声をかけてくれました。そう、一つ訂正をしておかなければいけません。昨日の日記で、宅急便は全国一律500円と書きましたが、実際は600円でした。確認もせず、露天の方の話を鵜呑みにしてしまってごめんなさいね。昨日、札幌に住む妹に送って気付いたのです。四万六千日の功徳を札幌まで届けて600円、効能に較べるとそんな金額は安いのかもしれませんね。

 浅草に夏を告げる「ほおづき市」、これが終わるといよいよ暑い暑い真夏がやって来るのです。そして、次の行事は花火大会ですね。


『今朝の雷門』
 仲見世は、平日なのに朝から多くの人が行き交っています。こんな日こそ早めにお見せを開けても良いんじゃないのかな・・・。神奈川から来たというおばさんたち、“仲見世は何時に開くの”との質問、10時ころ、との応えに驚いていましたよ。せっかく浅草に来たのだから、ほおづき意外にもおみやげを買って帰りたかったんだってさ。
   写真00
『今朝の宝蔵門』
   写真000
『今朝の浅草寺』  
 
   写真000
『本堂から宝蔵門』
  
   写真000

『本堂から宝蔵門の大提灯』  
 あほまろが浅草寺本堂に着いた時、小雨が降ってきました。傘を持ってきませんでしたが、この程度の雨じゃ濡れても平気だよね、モモちゃん。
   写真000

『今朝の一写』
 このお姉さんをご存じですか。といっても、あほまろも知らなかったのですが、楽天が買収を試みている放送局のアナウンサーのようです。今日はここからラジオ中継をするそうで、何を話題にしようかとディレクターと境内を歩き回っていました。
   写真1

『今朝の境内』
 午前6時ちょっと過ぎだというのに、普段とは違う人出ですね。みなさん、四万六千日の御利益を授かろうとやって来たのですよ。
   写真7
 おや、もうお求めになられたのですね。
   写真7
 ここで売られているほうづきは、千成ほうづきといわれる実だけの物は、京都と大分から、鉢で売られるものは、足立区や埼玉からやって来るのです。約250の店のお店が平均1000鉢売れるとのこと、日本で栽培されているほおづきの大半がこの二日間で売れてしまうのでしょうね。
   写真7
 足りなくなったので、更に仕入れてしまったよ。宝蔵門前のお店は一等地、どこよりも多く売れてしまうそうです。後ろのお店は安○さんです。
   写真7
 ほおづきを地方に送るのには、宅急便と郵便局が境内で張り合ってますよ。それを掠め取るかのように、佐川急便の営業マンもうろちょろしてましたよ。
   写真3
 鉢は一個2500円で、赤い実がいっぱい詰まったのが「千成ほうづき」です。これ一本1500円。安いので人気とか。
   写真3

 おや、いつものワンちゃんもほうづきを買ってお帰りですね。
   写真3
 小雨が降ってきたので、青テントで雨対策を始めました。このテントを見ていると、隅田川河畔の嫌なイメージを思い出しますね。
   写真7
 わずか一日経っただけなのに、赤い実が多く見られるようになりました。昨日の朝は、まだ総てが緑色だったのですよ。
   写真7
 赤い色って、遠くからでも目立ちますよね。
  
 写真7
 吊り忍の品定めですか。これも風流ですよね。
   写真10
 外国から訪れた方には、この境内はいったいどのように見えているのでしょうね。
   写真10
 四万六千日とあっても、平日なので子供たちは学校です。でも、ちゃんと観音様に手を合わせていきましたよ。
   写真10 
 どんどん売れてしまうのか、リヤカーにいっぱいほおづきを積んで行ったり来たり。これは大分産ですね。
   写真10  
 鉢植えといっても根付いているわけじゃないので、持って一月ほどです。それでも、縁起物なので求めていくのでしょうね。
   写真10

『今朝の浅草神社』 
 賑やかな浅草寺境内を余所に、宅急便の仮設テントだけが目立っている浅草神社です。
   写真10
 四万六千日も我関知せず。浅草の神田です。
   写真10
 どんどん育って大きくな〜れ。
   写真10
 茄子もトマトも育ってますよ。これって誰が食するのかな。
   写真10

『今朝のごあいさつ』 
 本堂前には、四万六千日と雷除けの提灯が飾られています。
   写真10
 ナナちゃんも四万六千日の御利益を得ましたか。あほまろのお賽銭は、ちょっと奮発して50円でしたが、女房は大枚100円も入れたんだって。同じ御利益なのに、もったいない・・・。
   写真10
 いつもの境内と違ってワンちゃんたちも面食らっているようです。
   写真10
 どれ買おうかな。この方、さっき吊り忍を選んでいた方ですね。良いのが見付からなかったかな。吊り忍(つりしのぶ)は、シダ類シノブ科の多年草「シノブ」の根茎をまるめた忍玉に風鈴を付けて吊るすので、二つと同じデザインが無いのです。見ているだけで、涼しくなるのですよ。
   写真10
 この方は、昨日宝蔵門前のお店で威勢の良い声を張り上げていた売り子の方ですね。
   
写真10
 もう一つ買ってよ。“昨日買ったからもう良いよ”、縁起物は何個あってもバチ当たらないんだよ”、縁起物じゃないと何でバチがあたるのかな・・・。いつものお婆ちゃんのお店の売り子さんと、意味不明な会話。会話の内容なんてどうでも良いんだよね。
   写真10
 急いでいる格好で目の前をゆっくり歩いて通り過ぎたお嬢さん。不思議な格好だったものでごめんなさいね。
   写真10
 四万六千日に「凶」ですか・・・。でも、ここのおみくじは「凶」が多いので、普通と思った方が良いでしょうね。
   写真10
 さっきの楽天が買収しようとしている放送局の女子アナです。これから本番なのでしょうね。声を出して練習中。“ここ浅草寺は、今日お詣りをするとヨマンロクセン・・・、いや違った、シマンロクセン・・・・。難し表現を繰り返してました。
   写真10
 こちらが中継車のようですね。いずれ楽天放送と名前が変わってしまうのかな・・・。
   写真10

『昨日の浅草寺境内』
 昨日の昼間はこちら、夕方から夜はこちらをご覧ください。   

今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数150枚
back today next