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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年5月29日(火) 旧暦4月13日仏滅

- 責任のとりかた -

日記写真


『今朝の浅草』 
 人は、死ぬことで責任をとれるのでしょうか?

 高級な飲料水と不透明な政治献金で追い詰められた松岡農林水産相の自殺、昨夜からテレビのニュースで話題の中心になっています。彼は「死ぬことで責任をとる」との遺書を首相宛に書いていたそうです。問題が発覚した時に大臣を辞めさせておけば事なきを得るこの国、いままでかばい続けてきた首相だって責任は大きんじゃないのかな。

 責任をとって自殺をしたってことは、彼の言動が総て「黒」だったってことになるのです。最も絶対に「白」では無いということは火を見るよりも明らかでしたけどね。かつて、武士が責任をとって割腹自殺は、お芝居や時代劇などでは畏敬の念を持たれることもありますが、切腹自体は自決のひとつに過ぎず、特に名誉と見られることはなかったのです。松岡農林水産相
死んで身の真実が訴えられるとでも思ってのことだったのでしょうかね・・・。高級飲料水しか飲んでいないお偉いさんの考え、理解に苦しみますね。

 かつて、文豪三島由紀夫が自ら主宰する楯の会のメンバー4名を率いて市谷の陸上自衛隊駐屯地で割腹自殺をしました。この事件はテレビの画面を通してリアルタイムに中継されていたのであほまろは未だに記憶に生々しく残っています。あの時、三島が自決した理由は三島が自衛隊の在り方を社会に問うため、自分の主張をより鮮烈に国民に訴える手段として割腹自殺を選んだのです。

 「アメリカは真の日本の自主的軍隊が日本の国土を守ることを喜ばないのは白明である。あと二年の内に自主性を回復せねば自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終わるであろう。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。もしおれば今からでも共に起ち共に死のう・・・」

 国の安全をアメリカに依存している日本国の在り方を自衛隊諸君に訴えのは良かったのですが、三島は当時有名な作家で、文章の力で民力を動かせる大きな力をも兼ね備えていたのです。なぜその方法を破棄してあのような行動に出てしまったのでしょうね。

 その後、三島の死とその行動は世界中で美化され続けています。まさか、松岡農林水産相も自分の死後は三島のようになること、望んでいるわけないよね。
 
 名言「今、水道水を飲んでいる人はほとんどいないんじゃないですか」、何はともあれ、人の死はいたましいもの、松岡氏のご冥福をお祈り申し上げます。

 先に散歩に出かけた女房とナナちゃんが我々を見付けて走ってきました。ナナちゃんは身体もどんどん大きくなって、力も強く、最近の女房はリードを曳く手が腱鞘炎になってしまいそう、なんてぼやいてますよ。
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 モモちゃんに近付いて喜ぶナナちゃんですが、モモちゃんは相変わらず知らんぷり。煩い犬が好きくないのです。モモちゃんが好きなのは、毎朝お逢いするビビアンちゃんだけなんですよ。
 今朝も、遠くから浅草寺本堂前でお母さんと一緒にお詣りをしているビビアンちゃんを見付け、走って近付いて行くのでした。
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『今朝の雷門』
 「西の松岡、東のムネオ」って金の亡者で話題になったご両人も、ここ雷門前で見かけたことがあります。ムネオ氏は例の国会証人喚問の前日、故松岡氏は「ナントカ還元水」の話題の最中でした。どちらも、観音様に問題が大きくならないようにオネガイしたのでしょうね。
 国会議員先生がお忍びでいらっしゃる時は、必ず黒服でイヤホンを付けた方々がご同行するので、実はバレバレなんですけどね。それでも報道では、「お忍び」と表現されるのが不思議ですよね。
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『今朝の宝蔵門』
 
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『今朝の浅草寺』
 今朝もテレビのロケが行われていました。ロケは、まだ人が居ない早朝に行われることが多いのです。
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『今朝の一写』
 仲見世の軒先などの清掃作業を行っている方々のようです。開店前に、大勢の作業員で一気に済ませてしまうのでしょうね。
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『今朝の境内』
 重たいカメラを担いでテレビのロケがやってきました。
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 和服の形がタレントさんなのでしょうね。スタッフの赤い腕章は浅草寺の撮影許可証です。撮影前のスタッフミーティングの会話が聞こえてきました。“浅草神社と浅草寺は仲が悪いので、この腕章をして神社の中には絶対に入らないでください”、へ〜、そうなんだ。
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 浴衣姿でお詣りにやって来たお嬢さん。そんなシーンを撮っているのでしょうね。でもね、浴衣の着付けだらし無かったのが気になったな・・・。
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 いつもの340メートル。中央に写っているのは台湾からやって来たご夫婦です。会話中に、偶然、15年前、あほまろの会社と合弁していた台湾の会社に勤めていた方でした。一緒に食事をしたことも有ると懐かしがってましたが、当時は大勢の社員と一緒だったので、あほまろには記憶が無いのですけど、とりあえず、懐かし懐かしいと、話を合わせておきました。

 本堂前で記念写真を撮ってあげようとしたら、撮影スタッフから“本番なので、避けてください”と怒鳴られてしまいました。しかたがないので五重塔を背景に撮ってあげましたよ。せっかく浅草寺にやって来たんですから、本堂前でも撮ってあげたかったな・・・。再見!
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『今朝のごあいさつ』
 境内は撮影隊に占領され、カメラを向けるとスタッフが“止めてください”と怒鳴るもので、今朝はほとんど写真を撮ることができませんでした。
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 でも、ワンちゃんたちは撮影なんて関係無くいつものコースを歩いてましたよ。
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 こちらのお嬢さんたちもここで停められてしまいました。“何でよ!”せっかくやって来たってのに・・・。怒ってました。いくら許可を貰っているといっても、もう少し丁寧な対応をしても良さそうにね。あほまろがやってた頃は、怒鳴ったヤツを怒鳴ってやったけど。
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『昨日の浅草神社』
 撮影スタッフの注意事項を思い出すと吹き出してしまいました。浅草神社です。
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 檻から開放されてノンビリとお座りしている狛犬君。桟敷席は総て撤去されました。
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 神社を取り囲んでいた奉納提灯も無くなってしまいましたね。
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『今朝の自転車』
 ロケのおかげで自転車も少ない朝です。
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 街の奉納提灯もようやく撤去されました。この通りには3個の股木提灯が飾られていたのですよ。
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『幸になれるマッチワールド展』   
 展示会は7月1日まで、テプコ浅草館にて開催中です。詳細は下のポスターをクリックしてね。
 また、このホームページをご覧の方々には、今回の展示館のポスターをマッチラベルにしたスペシャルマッチ(限定200個)を用意しております。ご希望の方は受付の係員に“あほまろのホームページで知った”と、申し出てください。中身にも凝った素敵なマッチですよ。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数82枚
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