あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年12月31日 (日) 旧暦11月12日仏滅

- 年末慕情その2 -

日記


『今朝の浅草』
 とうとう今年も終わってしまうのですね。今年はあほまろ家の最大の出来事といえば、子供二人共が結婚をしたことと、5月からナナちゃんが新しく家族に加わったことでしょうね。
 それはそれとして、犬たちの出来事として、なによりも良かったのは、一昨年の秋に余命半年とか言われた長女のハニーちゃんがまだ元気なこと。ちょっと残念だったのが、三女のポーちゃんがてんかんの発作に見舞われるようになってしまったことです。おかげで、散歩も出来ずにプクプクに太ってしまったんですよ。それが我が家の犬たちの中で一番の悩みかな。
 明日の元旦でモモちゃんは15才になります。柴犬の年齢を人間に例えると80〜85才になるのです。目はまだ大丈夫でっすが、最近は耳が遠くなくなったようで、呼んでも反応が鈍いのです。それと奥歯が総て抜けてしまったために食事は一日2回の流動食、でも毎朝の用はちゃんと足しているのでまだまだ健康な老犬なのでしょうね。
 今日のお詣り、“今年一年健康をありがとう。また来年の12月31日もこのように健康なモモちゃんと一緒にお詣りが出来ますように”、すべての堂宇とお地蔵さんにお願いをしてまいりました。なんたって、モモちゃんが居なくなったらこの日記を続けることができませんからね。みなさんも初詣の片隅にモモちゃんの健康も入れておいてください。
   
 初詣、あほまろは当然ですが浅草神社と浅草寺、更にその支院と普段と全く変わることの無い場所を巡っています。時々、他の社寺にも出向いてみるのですが、見慣れない違和感からか、なんとなくも御利益が授からないように思ってしまうんです。やはり、初詣は氏神さまじゃ無くちゃいけないのでしょうね。

 この時期になると、テレビを賑わすのがあちこちの社寺のコマーシャルです。特に、○○厄除大師なんてのは、余計な厄年まで記載した表の他に訳の解らない方位避けなんてのまで載せて厄除けの怖さをあおるのって、いけないですよね。あんなとこ絶対に行ってやんないんだ。
 あほまろは来年還暦で厄年です。誕生日には赤いチャンチャンコを来て浅草神社で厄払いをしてもらう予定ですが、みんさんは、生涯に一度しか着ない赤いチャンチャンコって買うのでしょうか。それとも、神社で用意されているのかな・・・。
   
 昨年の浅草寺の初詣客は220万人と警視庁が発表しております。東京では、明治神宮の305万人に次いで二番目ですが、毎年元旦の朝はモモちゃんを連れてのんびり参拝が出来るほどなのですよ。浅草寺への初詣の狙い目は朝の7時前後でしょうね。9時を過ぎると途端に仲見世に列が出来てしまうのですからね。
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『今朝の雷門』
 普段ほとんど社寺でお詣りをすることの無い人が、正月三が日に参拝するのを初詣といっているのですが、あほまろのように年中参拝する者にとっては特別な意味はなのですよ。初詣に関するとある記事で、「お詣りの回数に関する規定はない。多数の神社仏閣に参詣すれば色々なご利益があるという説もあり、その場合神社・仏閣を特に問わない。日本人が基本的に宗教に寛容である為に、特に定められた規定はない」、なんてどうでも良いことが書かれてましたよ。
 それはそれとして、去年はとっても良い年だった人も、「今年こそ良い年でありますように」、人間の欲を露わにしても良いのが「初詣」なのかもね。
   
 いつも元気なナナちゃんです。
   
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『今朝の一写』
 古来は、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」と同じ社寺を二度詣でないと御利益が授からないといわれていたのです。それが、今では初詣だけになってしまいましたけど、信心深い人達は大晦日にも家族でお詣りに来るのですよ。これを「二年参り」というのです。
  
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『今朝の境内』

 今年一年間、幸せをありがとう。あほまろが大好きなお地蔵さんたちです。
   
 境内いっぱいに屋台が並びました。
   

 とうとう宝蔵門の覆いが取れないまま新年を迎えてしまうんですね。
   

 本堂内に仮設された大きな賽銭箱というか、賽銭受けとでも表現したいですね。参拝客は正面から入って左右に泣き別れになるのです。あほまろは混雑の時には入りませんよ。人が少ない時にこそ観音様が願いを聞いてくれるのです。いくら観音様でも、大勢の人がいっせいするお願い、聞き取れる訳ないよね。
   
 浅草神社の境内にも屋台が並びました。
   
 お札などを売る仮設の販売所もできましたよ。でも、いつもは通路向きだったんですけど今年からは本堂に向けるんですね。
   
 おはよう!ってモモちゃんに声をかけられました。でも、答えたのはあほまろ。これって、相手に失礼なのかな。
   
 ガサ市の会場が屋台広場に一変しました。初詣を終え、観音裏にも大勢のお客さんがやって来るのです。
   
 今日の自転車はこのお二人だけですよ。お喋りしながら乗れないですからね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『年末慕情』
 午後6時、日が沈んでしまった西の空に富士山が奇麗に浮かんでいましたよ。
   
 モモちゃんの散歩で観音様に出かけてみました。
   
 大晦日を前にお詣りに訪れる人もちらほら。
   
 本堂前には列が出来てましたよ。みなさん、並ばないとお詣りが出来ないと思っているのでしょうかね?あほまろは横で拝んできましたけど、御利益に変わりは無いはず。
   
 仲見世の入口に設置された公園地のガサ市、最後の追い込みで鳶頭自ら頑張ってましたよ。 
   

 お馴染み、根性マネキンのお片付け。この人形、アメリカの日本旅行のガイドブックの表紙を飾っているのを見たことがあります。スズヤさんは世界的に有名なんですね。
   
 あほまろ家では家族揃って30日に横浜中華街で昼食をするのが年末の恒例行事になっているのです。今年も息子夫婦とあほまろ夫婦の4名で行ってきました。

 
使用カメラ Leica M8/レンズ Voigtlander Super-wide-heliar 15mm f4.5/Leica TRI-ELMAR-M 28-35-50 f4

 今年で公開を終了した山下公園の氷川丸と、マリンタワーです。最後に乗ってみたかったのですが、残念ながらクリスマスで終了してました。団塊の世代には懐かしい船でしたよね。
   

   
 中華街の入口には、車馬進入禁止の置物が中国語で書かれています。日本人には解らなくても雰囲気が良ければそれで良いんでしょうね。もっとも、こんなの置かれていたら車は入ることできませんよね。
   
 中華街はお正月だからといって特に飾りは無いようです。とはいえ、この赤い色は年中おめでたい雰囲気ですよね。
   
 他の街では見ることが出来ない変わった食材、見ているだけでも楽しいですよ。
   
 飲み物も変わっていたりして。
   
 ほらね、ヨン様を飲んじゃうですから。っていってもヨン様は韓国だよね。ま、同じ外国なので良いとしましょう。でも、こんな飲み物キモイよね。
   
 中国でお馴染みの印鑑屋さん、最近は携帯電話に彫刻するのが主流になってしまったようですね。こんな屋台をあちこちで見かけました。
   
 珍しい中国製のタバコを売るお店です。中国の高級タバコ「中華」は500円、きっと共産党の幹部用なのでしょうね。葉巻を銜えたカエルが可愛いでしょ。この葉巻は本物でしたよ。
    
 中国風寺院「關帝廟」、ここのお線香は太くて長くて臭いんですよ。雰囲気は良いのですけど、御利益は全く感じないお寺なのです。でも、家族全員で10円のお詣りしましたけどね。もちろん解るはずない日本語で。
   
 中もド派手だよ。
   
 おみやげ屋さんも色がド派手。最近の流行はガラスで出来た唐辛子の飾り物、どこのお店でも売られてましたよ。中国ではどこの家の軒先にも本物の唐辛子が魔除けとしてぶら下がっていたのを思い出します。きっとそれをガラス製にしたのでしょうね。
   
 凄い看板、中国料理の世界チャンピオンが作った手作り肉まん一個90円です。それにしても、どこの世界一か知れませんけど、安売りしちゃ世界一の名誉に傷つきませかね。
   
 中国の福袋は「福」がひっくり返っているのです。中国語でひっくり返る「倒」という文字の発音が幸せが来ると同じ意味なのだとか。良く判らないけど、日本人には倒産の「倒」なので、かえって嫌われるかもね。
 今年の旧正月「春節」は2月18日です。中華街ではその日が本当のお正月なので、明日は特におめでたい日では無いのですが、中華街全域にイルミネーションと提灯を飾り、深夜よりカウントダウンを行い獅子舞が新年を祝うそうです。
   
 横浜で遊んで、帰りはいつも広尾の明治屋で年越しのお買い物です。
   
 新鮮なマグロがいっぱい並んでいます。やはりお正月はお刺身ですね。しかし、どの表示を見ても「大間」産なんです。とりあえず「大間」と書いておけばお客さんが安心するのでしょうね。これもみんなお客様は神様だから成せる業です。なんたって、「大間」日本中のマグロを賄える漁獲が有るんでしょうね。そう考えておけば幸せかも。奮発して、中トロの良いとこ2パックも買ってしまいましたよ。「大間」
のマグロだからね。
   

 それではみなさん、来年もあほまろとモモちゃんをよろしくお願い申します。
 良いお年を!


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数72枚