あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年12月30日 (土) 旧暦11月11日先負

- 年末慕情その1 -

日記


『今朝の浅草』
 さて、あと2日で今年も終わってしまうんですね。元旦の誕生日でモモちゃんは15才になってしまうんです。かなりくたびれてしまいましたが、寒い朝でも若いナナちゃんに負けじと頑張って歩いていますよ。これも、良い刺激になっているのでしょうね。
 いつも境内でお逢いするヨークシャテリアを連れて散歩をしているお婆ちゃん、お年を聞いてびっくりです。足取りもしっかりとしていて、いつもワンちゃんが死ぬまで生きていなければと頑張っているお婆ちゃんですが、なんと91才なのですって。

 今は一人暮らしですけど、お隣に息子さん夫婦が住んでいるのでワンちゃんと悠々自適に暮らしているのです。まだ3才のワンちゃん、あと10年は生きますよ、それまでお婆ちゃんも元気でいなくっちゃね。
 「人間に長生きを与えてくれる犬との生活」、以前、そんなタイトルのコラムを読んだことがありました。それによると長生きをしている方のほとんどが動物の世話が忙しい人だったそうです。中でも犬が居たから長生き出来たって事例がたくさんあるんですって。きっと、毎朝の散歩という軽い運動が健康をもたらしてくれるのでしょうね。世間の多分に漏れず、あほまろにも長生きさせてくださいね。とはいっても、モモちゃんは後何年生きられるのかな・・・。
   
 昭和2(1927)年の今日、東京地下鉄道株式会社によって日本初の地下鉄が上野〜浅草間に開業した「地下鉄開業記念日」です。全長わずか2.2キロと距離は短かかったのですが、東洋唯一の地下鉄とあってまるで遊園地のお猿電車にでも並ぶかのような人気だったそうです。
 開業当時は単に「地下鉄」の名称でしたが、昭和9年に上野〜新橋間が開通したことによって、「地下鉄銀座線」と名称を変えたのでした。
 その後、昭和14年には、東京高速鉄道株式会社によって新橋〜渋谷間6.3キロが開通、これで現在の銀座線14.3 キロが全通したのです。そして昭和16年、東京地下鉄道株式会社と東京高速鉄道株式会社の両者が合併して、帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)が誕生するのです。
 下の絵葉書は地下鉄開業日の上野駅に並ぶ大勢の人達です。
   
 当時画期的だったのは、10銭銅貨一枚を入れるターンスタイルの自動改札機の導入です。
   
 こちらは浅草の一つ手前の「田原町」駅。あほまろがいつも使っている駅の前身ですよ。
   
 地下鉄博物館には、銀座線最初の電車1001号車、ターンスタイル自動改札機、開業当時の上野駅を再現したもの(ポスター、ベンチ他)、開業当時の写真などが展示されておりますよ。
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『今朝の雷門』
 雷門の真ん前にワンちゃんと一緒に立っているのが、91才のお婆ちゃんですよ。近くで写真を撮ろうとしたら、恥ずかしいのでって逃げられてしまいました。
   

   
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『今朝の一写』
 境内では、年末年始の露天商が準備を始めました。これはお酉さまの熊手ですね。毎年、売れ残った熊手や羽子板などが露天に並ぶのです。先日の羽子板市でお店を出していた「秀徳」さんも、これから七草まで境内に露天を出して羽子板を売るのですよ。今朝も早々にお逢いしました。
  
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『今朝の境内』

 誰も居ない五重塔前で記念写真を撮っているカップルがいました。そのカップルを撮っているあほまろって変ですよね。このあと、一緒に写してあげたのです。五重塔を独り占めできるってのにとっても感動してますが、あんたたちは二人でしょ。
   
 羽子板の「秀徳」さんの屋台の造作が降ろされました。“親父の代からもう何年も自宅でお正月を迎えたことなんて有りませんよ”、以前に大将がそんなボヤキをしてましたよ。年が明けたら新年会やりましょうね。
   

 二尊仏さまにお餅が供えられましたけど、これじゃ小さすぎて写真では見えませんね。
   

 境内のあちこちで露天商の屋台の準備が行われています。明日から賑わうのですよ。
   
 淡島さまは、戦争で焼け落ちてしまった本堂が再建されるまでの仮本堂だった建物なのです。あほまろの持っている絵葉書にも、このように飾られた仮本堂のお正月の光景が写ってましたよ。
   
 浅草神社の境内にも露天商の屋台が出来るのです。写真を撮っているところに、一台のトラックが入ってきました。これから境内に荷物を運び込むのでしょうね。
   
 「ガサ市」も最後の追い込みですね。今年の売り上げは如何でしたか。
   
 西参道の朝。意味ありげなカップルのシルエットは周りの雰囲気と相まって「昭和枯れススキ」、それとも「別れても好きな人」ってか。
   
 一昨日にオープンしたうどん屋さんです。こんなところにこんな大きなうどん屋さん、この付近は、競馬の開催日以外はあまり人が来ないんですよ。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『年末慕情』
 年末のなると、普段と変わった様子になってしまう見慣れた街に様変わりしてしまうんですよね。昨日は、女房と一緒に浅草から上野、湯島、神田明神、秋葉原と年末の街の写真を撮りながら散歩してきました。
 年末の雰囲気を画面いっぱいに詰め込みたかったので、あほまろが持つレンズの中で一番広いレンズを使って表現してみました。
 使用カメラ Panasonic DMC-L1/レンズ OLYMPUS ZUIKO F4 7-14
   
 上野駅周辺、左側のアメ横入口に吸い込まれて行く人混み。
   
 上野広小路のガサ市。お手伝いの子供も火消し半纏でした。
   
 上野広小路交差点。クリアランスセールは松坂屋。
   
 花屋さんにも小型の門松が売られていますよ。一個750円といっても門松は対で使うものなので高いイメージを払拭しようとしたつもりかな。
   

 受験生は湯島天神でお詣りですね。でも、ここは裏口です。どっかの老舗企業の御曹司、既に慶○大学の合格が決まっているとか喜んでたっけ、きっとこっち側からお詣りしたんだよね。
   
 可愛い受験生が絵馬を奉納してましたよ。湯島天神で御利益が多いとされる絵馬掛けは東側なんですよ。ここ本堂前はまだ絵馬が少ないけれど、やはり東側はパンパンに下がってましたよ。なんてこと教えてあげませんでしたけどね。
   

 どでかい仮の賽銭箱。便宜を計ったというか、欲張りというか、商魂逞しいとはこのことでしょうね。
   
 湯島の白梅は2月頃からですよ。お蔦主税の心意気ってか。歌を聴きたい方は写真をクリックしてみてね。でも、音量にご注意を。
   
 注連飾りの取付中です。「がまぐちや」さんっていったいどんな商売なのでしょうね。
   
 神田明神までやってきました。
   
 これが境内です。広いでしょう。
   
 バカなアホがマヌケなことやって喜んでます。イェィ〜!
   
 まずは手と口をゆすいでからお詣りですよね。
   
 浅草寺のような大きな提灯は無いのですが、これも結構大きい方かも。
    
 神田明神でお馴染みは、参道で作っていると言われる「麹」の加工品です。女房は生の甘酒を買いましたよ。アルコール分は無いのでお酒を足して飲むんだって。本当にのんべなんですからね。
   
 まるで外国のようでしょう。それもそのはず、自転車の外国人が居ますからね。総武線の陸橋です。
   
 神田の藪そばで昼食でもと歩いて来たのですが、ご覧の混雑。諦めて近くのフルーツパーラーで奇妙なフルーツオムレツなんて気持ち悪いの喰ってしまいました。
   
 そして萬世橋から秋葉原の電気街に行ってみましたよ。
   
 年末になると活気づく秋葉原だったのですが、今年は寂しいね・・・。
   
 それに引き換え、駅裏のヨドバシカメラの繁盛ぶりは凄まじいのです。レジ前に並ぶ人の群れに圧倒されてしまいました。DVDをアイポットにコピーして持ち歩こう、そんな宣伝に騙されて買ってしまったソフト、さっそくコピーしようと試みたのですが、総てのDVDにコピープロテックトがかかっているのでコピー出来ないじゃないか!今時コピープロテクトのかかっていないDVDなんて売ってないぞ、インチキ商品売るなよな。
   
 モトローラも日本の携帯電話に参入したんですって。格好は良いけど、ごっつい感じですよね。
   

 てなわけで、年末押し迫った街の様子を綴ってみました。今日はこれから息子の運転で横浜の中華街に行ってきます。明日の「年末慕情」は、横浜の様子をご覧に入れますね。これが我が家の年末恒例の行事なのです。


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数89枚