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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年9月25日 (月) 旧暦8月4日大安

- 銀座と浅草 -

日記


『今朝の浅草』
 青空の良い天気ですが、ときおり冷たい秋の風が吹く朝となりました。長袖のシャツの季節になってしまったんですね。小学校に通う子ども達も半袖に混じって長袖が目立ってきたようです。もうすぐ10月、衣更えの季節を実感するような朝の散歩でした。

 (訳あって一部消去)
 
 秋晴れの日曜日、久しぶりに女房と銀座に出かけてみました。歩行者天国の銀座通りは、特に何の行事も無いっていうのに人でいっぱい。まるで、浅草のイベント時と同じような賑わいなのです。これが毎週毎週続いているのですから、やはり銀座は日本一の繁華街なのでしょう。
 でも、大正から戦前にかけての浅草だって負けては居なかったのです。廣津和郎の「銀座と浅草」によると、


 『飲食店の並んでいる細い路地、そんな中に深更まで店を開けている支那料理屋などに寄って見ると、そこには雑多な客のいる中に、土地の人の湯帰りにワンタンなどを食べているのに出会う事がある。それ等の人々同士が挨拶しているところを見ると、何処までも洗練されていて、義理堅くて、丁寧で、そして新開地東京市の何処でも見られない温かみと親切心とが感ぜられる。それは地味でもあり、深く彼等の住んでいる土地を愛してもいる、不思議に垢抜けた人々である。』

 一方銀座は、

 『座を理解する事は何も難しい事はない。三度か四度あの道を行ったり来たりして、二軒か三軒、カッフェで珈琲を飲んでればそれでいい。(中略)諸君の眼に見える通りが銀座である。その街はこの調子で今後も発展すべきで、今後復興局のやる通りに、近代的西欧都市の形を、益々模倣して行けばそれでいい。』

 更に締めくくりでは、

 『浅草を理解する事はとても難しい。これは三度四度の散歩では到底解らない。少なくとも二年や三年は住んでみなければ、その真相は解らないだろう。』
 
 同じ賑わう繁華街であっても、浅草は銀座に比べて地味な繁華街だったのかも知れませんね。それは今も同じなのでしょうね・・・。
   
 浅草と違って、あほまろは高いビルの谷間に酔ってしまいそうなんです。
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『今朝の雷門』
 
前出の文章どこまでも洗練されていて、義理堅く、丁寧で・・・」。浅草を訪れる観光客の100パーセントが訪れる雷門、みなさん必ず写真を撮っていきます。地元の方々はシャッターを押して欲しいとの依頼を断ることはありません。それだけじゃなく、なんらかの会話も伴うのです。もちろんあほまろも、撮影を頼まれると、“どちらからですか?”、など、気軽に話しかけ、浅草の印象を良くする努力をしているのです。
 それとは対照的に、何十年も通っている銀座の歩行者天国で、写真を撮ってくださいなんて頼まれたことがありません。たとえ頼まれても、手を振って断るのでしょう。現に、昨日も外国人観光客に対して、そんな光景を見てしまったのです。あほまろも関係無いふりしてその場を立ち去りましたけどね。銀座を歩く人はそれで良いのです。
   
 
   
  
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『今朝の一写』
 浅草小学校の近所には、家の周りいっぱいに花を育てている家が目立ちます。どれも奇麗になっているのは、このように毎朝のお手入れが行き届いているからなのですよ。こんな光景、銀座じゃ見られないよね・・・。
  
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『今朝の境内』
 毎朝、お揃いのジャージ姿でラジオ体操に参加するみなさん。体操が終わると浅草寺を詣でて帰るのです。
   
 このように荷物を背負った外国人が仲見世を歩いて来るのとしょっちゅう出会います。いったいこの連中はどこから来るのでしょう・・・。モモちゃんを可愛いねと近付いて来たイギリスから来たという女性に聞いてみると、山谷に外国人専用で一泊食事付きで3000円の安旅館が有るんですって。インターネットで調べながら貧乏旅行を楽しんでいるようでした。
   
 浅草寺境内では、10月1日〜12日まで「生花展」が開催されます。また、10月15日〜11月15日までは 恒例の「菊花展」です。今年も、定点観測を続けてみましょうね。
 今月29日には、南魚沼からコシヒカリの初出荷イベントとして「らいす・ぬーぼin浅草」が開催されます。午後10時より、南魚沼産のこしひかりの新米が全国に先駆けて浅草で発売されるのです。昨年は、ミス・コシヒカリのお嬢さんも来てましたよ。
   
 こちらが「生花展」の会場です。生花の他に、盆景・盆栽も展示されるのです。
   
 昨夜で終わった灯篭会、最終日とあって夜はカメラを持った方々で混雑していたようですね。あほまろは初日に撮ったので止めておきました。
   
 今回の灯篭会であほまろが選んだ秀作がこの絵です。あの教諭の飲酒運転
で一躍全国的に有名になった田原小学校の生徒がサンバカーニバルのパレードをしているところを描いた絵ですよ。
   
 浅草神社です。
   
 浅草の神田です。
   
 実ってます。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』
 新仲見世通りの両側に日の丸が並び、悠仁親王さまのご誕生を祝った看板が掲げられています。当初、新仲見世の方が親王様のお七夜までと言ってましたが、暫くこのまま続けるのでしょうね。どうでも良いけど、賑やかな方が良いですね。
   

 マルベル堂の写真。撮ったのはマルベル堂でも、これらに肖像権ってのは無いんでしょうか?未だに17才の吉永小百合や24才の石原裕次郎が売られているのです。
   


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5
撮影枚数49枚

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