『今朝の浅草』
　秋風が爽やかな朝になりました。こんな朝は、普段はお疲れ気味のモモちゃんの足取りも軽やかなのです。おまけにお友達とのすれ違いでも、普段は面倒くさがって見向きもしないってのに、今朝は自分から寄って行くほどでした。
　“かなり弱ってしまったね・・・”、そんな声をかけられると、ちょっと寂しいのですけどね・・・。
　
　芸術の秋、みなさんは芸術してますか。あほまろは久々に昨日の日記でも紹介したデジタル・ポンチの作品創りで芸術しているつもりになっています（笑）。
　芸術といえば、大衆芸能分野で活躍した人に贈る本年度の「浅草芸能大賞」受賞者が発表されました。今年の大賞は落語家の三遊亭円楽師匠、奨励賞は歌舞伎俳優の市川亀治郎さん、新人賞は漫才師「ロケット団」の三浦昌朗さんと、倉本剛さん。今回の受賞者であほまろが嬉しかったのが、市川亀治郎さんです。彼は、毎年正月に公演される浅草歌舞伎で、若手花形としてこの六年間連続出演、名実ともに浅草の顔になっているのです。また、漫才師「ロケット団」も、浅草東洋館でデビューし、かつての浅草芸人がそうで有ったように、テレビの低俗なお笑いには見られない、芸達者で寄席を中心としたお笑いを魅せてくれるのです。
　今回は、正に浅草の芸能大賞に相応しい顔ぶれになりましたね。「浅草芸能大賞」はこうでなければいけませんよ。授賞式と手形顕彰式は来年２月に行われます。

　お彼岸は、お盆のような特に決まった行事や飾り付けなどはありませんが、浅草寺本堂内に「三界萬霊」の位牌が設けられました。日本で最初に彼岸法要（讃仏会）が行われたのは今から約１２００年前のことで、諸国にあった国分寺の僧侶が春と秋の２回、中日を挟んで前後３日間の計７日間にわたり仏を讃えお経をあげたと伝えられています。
　その中日には太陽が真東から出て真西に向かって拝むことになると言われ、中日に夕日を拝むと特に功徳があると考えられていますよ。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているように、お彼岸が来ると最も過ごしやすい季節になります。今日は雨の予報も無いので、きれいな夕日が拝めるでしょうね。お彼岸は、自分を見つめ直し、先祖への報恩感謝をすることにより、より豊かな心を持つための、人格形成期間のような日なのですから。

　秋は味覚の秋でもありますね。あほまろが好む秋の味といえば、なんといっても上海ガニなのです。香港で仕事をしていた頃には毎日のように食べていましたよ。このカニの食べ方で特に良いとされているのが、生きたまま蒸して食べることなのです。それが、今年２月、外来生物法の「特定外来生物」に上海ガニが指定されたことによって、生きたままの上海ガニを販売することが禁止されてしまったのです。
　とうとう日本で上海ガニが食べられなくなってしまった・・・。でも、今日の新聞で朗報です。なんと、山形県山辺町で養殖している上海ガニが環境省の基準をクリアし、生きたまま出荷できることになったのです。国産となるとお値段も安くなるのでしょう。上海ガニの食頃は、１０月の産卵期です。早く食べたいですね。
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『今朝の雷門』
　雷門の前を通過する人が、本堂に向かって一礼して通っていきます。そんな方は地元の方なのです。通学の子ども達だってちゃんと手を合わせて通過して行くのですよ。もちろんあほまろとモモちゃんもね。
　　　
　
　　　　　
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『今朝の一写』
　自転車でワンちゃんの散歩をされる方も多いですね。女房もナナちゃんの散歩に自転車を利用したら良いのでは・・・、といっても我が家には自転車が無いんです。折りたためる小さな自転車でも買いましょうかね・・・。でも、年老いたモモちゃんには絶対無理でしょうね。
　　
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『今朝の境内』
　シベリアンハスキー、散歩中に喉が渇くのでしょう。いつも、この手水場でお水を飲んでいるのです。これだけ大きい犬なので、飲む量も半端じゃ無いのでしょうね。
　　　
　修復中の宝蔵門前、今日から屋台が出ました。
　　　
　秋の盆栽展の会場造りが始まりました。盆栽・盆景、その後菊花展へと続いていくのです。
　　　
　仲の良いカップル。年老いたモモちゃんを見て、“まだ子供ですか？”って聞いてきましたよ。あほまろは何故か、“はい”って答えてしまいましたよ。
　　　
　“これは何という犬？”、英語で聞かれたので、つい“ももちゃん”って答えてしまいました。“オーアイシー”、いったい何が解ったのでしょうね。
　　　
　浅草神社です。
　　　
　どんどん頭が下がっていく浅草の神田の稲。
　　　
　週末は場外馬券売り場にギャンブラーが集まってきます。まだ、馬券売り場が開場されていないので、みなさん路上に車座になっての酒盛り、時々通過して行くお姉ちゃんに声をかけています。ボサボサの髪で走り去ろうとするお姉さんに、“おやネエちゃん、寝起きだね”、驚いて髪を整えながら走り抜けていくお姉さんでした。
　声をかける酔っぱらいもひどいけど、それを撮るあほまろもひどかったりして。
　　　
　“ゴルフですか”、“はい練習に”。近所の方のご挨拶です。そんなこと聞かなくても見たら解るだろうに・・・、この格好で釣りに行くなんてこと無いでしょう。そんなこと思いながら撮ってしまうあほまろの方が失礼だったかな。
　　　
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　浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
　週末だというのに、工事の方々が忙しそうに働いていました。それがどうしたのと言われても、ただそれだけですけど・・・。
　　　
　いつか地中に埋もれてしまうであろう生活のインフラ。こんな複雑に張り巡らされた電線、そのうちに絶滅危惧されるのでしょうね。