あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年7月31日 (月) 旧暦7月7日先勝

- 国宝はショーケースの中だけで -

日記


『今朝の浅草』
 涼しいというか、風が吹くと肌寒くも感じる朝になりました。今日で7月も終わってしまうというのに、今年の夏は異常を通り越した超異常気候、農作物などに被害がでなければ良いのですが・・・。
 今日は、旧暦の7月7日です。七夕祭は旧暦の行事なので今日行うのが本来の姿なのでしょうね。でも、最近では新暦の7月7日と月遅れの8月7日に行われるのが一般的になってしまいました。あほまろは北海道で幼少期を過ごしたので、毎年七夕祭は夏休みの最中でしたよ。
 ♪今年豊年七夕祭、ローソクだせよ、出さなきゃカッチャクぞ・・・。
確か、そんな歌を歌いながら
提灯を持って近所の家々を巡ってロウソクを貰って歩いたのです。この“カッチャクぞ”って言葉、北海道弁でひっかくぞって意味なのです。なんで七夕の歌にこんな言葉が入っていたのでしょうね。他にも、“蹴飛ばすぞ”とか、“食いつくぞ”なんて言葉も入っていたような・・・。記憶が定かじゃないのですけど、どなたか“ローソク出せよの歌”、覚えている方いらっしゃいますかね・・・。

 浅草神社の前に掲示された「重要文化財」の看板を見ながら話ををしている親子連れ、偶然すばらしい会話を耳にしてしまいました。というより、あほまろは何か話題を捜そうといつも聞き耳を立てているので偶然とは言いにくいのですけど、楽しかったのでみなさんにも内緒で教えてあげますね。

 娘「重要文化財って国宝っていう意味なの?」
 母「同じようなものだけど、国宝は博物館の
   ショーケースに収まる物で、
   こんな大きい建物は展示すること出来な
   いので重要文化財なんだよ」
 娘「でも、修学旅行で行った京都の建物に国
   宝って書かれていたのも有ったよ」

 母「バカだね、京都全体が博物館に指定され
   ているっての知らなかったの」
 娘「そっか、だから街中に国宝が多いんだ」
 母「ちゃんと歴史を勉強しなくちゃ大学入れ
   ないよ」


 お母さんも勉強しなくっちゃね・・・。

   
 文章とは何の関係も無いのですが、写真の猫は伝法院のお庭に住み着く猫です。
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『今朝の雷門』
 涼しい真夏の朝の雷門です。
   
   

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『今朝の一写』
 涼しい真夏の朝、ワンちゃんを従えてさっそうと登場するお姉さん。この舞台のような幕は明日開催される「台東薪能」の舞台裏を隠す幕なのです。このような写し方をすると観音裏全体が舞台であるかのように見えたもので・・・。
 Came on Came All!
  
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『今朝の境内』
 涼しい真夏の朝、これからお出かけですね。この時期はハイキングやキャンプの方々で、普段は静かな行楽地も賑わっていることでしょう。野外活動といえば、以前中国人の友人と一緒に野外活動をした時に、“どうして日本語は中国語と反対の意味の漢字を使うようになったのでしょうね”、そんな質問をされたことがありました。
 中国語で「野外活動」と書くと、野の外、つまり室内という意味になってしまうそうです。中国語では「野内活動」と表現することもあるそうです。
   
 涼しい真夏の朝の浅草神社正面です。この建物は「重要文化財」に指定されているのですが、もし博物館のショーケースに入る大きさだったら「国宝」になっていたのでしょうね・・・?なんちゃって。
 でも、戦前は「国宝」だったのです。
   
 涼しい真夏の朝の神田は浅草にあります。 
     
 昨日、水が少なくなって息絶えそうになっていたメダカでしたが、あほまろが内緒で境内に落ちていたコーヒーの缶でちょとだけ水を足してあげたのです。でも、ご安心ください、今朝はたっぷりと水が補給されていましたよ。
 でも、稲作はこれから干期に入ってくるので、その時はメダカを出してあげなければいけないのでしょう。
   
 涼しい真夏の朝、朽ち果てそうになってもまだしがみついている弁天山の唯一残った梅の実です。  
   
 涼しい真夏の朝、外人さんも涼しそう。
   
 涼しい真夏の朝のかつては日本一の繁華街だった六区興業街。競馬の無い平日の朝はとっても静かなのです。
   
 涼しい真夏の朝の花やしき通りです。花やしきの中から、少女歌劇団のみなさんが早朝練習をする元気な声が響いていました。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』
 昨日、浅草の歌姫「辻香織」ちゃんが、ヨーロー堂インストアライブを開催しました。6月に発売された「夏風」のアルバムのキャンペーンなのです。彼女の歌は我々団塊の世代の心に残るフォークとあって、来客のほとんどがあほまろと同世代の方々でしたよ。
 この「フォーク」とは、いわゆる「フォークソング」とは意味合いがちょっと違い、民謡からの派生じゃ無く、我々団塊の世代が流行らせた「叙情派フォーク・四畳半フォーク・メッセージフォーク」のジャンルなのです。
 若者が怒鳴るようにやかましい曲が氾濫する中、新しくて懐かしフォークをみなさんも楽しんでみては如何ですか。彼女の歌を聴きたい方は、8月の週末に開催される「第2回浅草夜祭りライブ」でも聞くことができます。詳細はe-asakusaをご覧ください。
    
 今回は会場が狭く、正面からはマイクが邪魔であまり良い構図とはいえませんでした。
   
 まるで銭湯のペンキ絵のような富士山を背景にしたコンサート。香織ちゃんは今年絶対に富士山に登山すると、“生麦生米生卵”よろしく“富士山の頂上に登頂する”舌っ足らずに宣言してました。そういえば、文字にすると宣言は浅間とも書けますね。浅間は富士山の神社、まさかこれも引っかけていたのでしょうかね・・・。
   
 CDをお買いあげになられた方には、自筆サインの特典がありましたよ。あほまろも欲しかった・・・、でも、彼女は知り合いの娘さんなのでいつでも貰えますよね。 
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数58枚