あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月17日 (土) 旧暦5月22日友引

写真館にて三社祭・品川神社・鳥越神社例大祭を公開中!
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 夢を叶えた -

日記


『今朝の浅草』
 雨は上がっていますが、玄関を出た瞬間、肌寒さを感じてしましました。いつものジャケットを着ないで出かけたのが失敗だったかな。でも、歩いているうちに身体の中から暖かくなって来るのですね。帰って来るころには、ちょっと汗ばむほどでした。
 すでに女房はナナちゃんを連れて散歩に出かけてしまったようです。いつもの雷門で待っても来ないところを見ると、別のルートを歩いているのかも知れないと、仲見世を歩き出すと、先の方にモモちゃんそっくりな犬が座ってこっちを見ているのです。おや、モモちゃんみたいだね、と、後ろを振り返って驚きました。モモちゃんの首輪だけが引きずられているじゃないですか。
 いつ外れてしまったのでしょう。でも、モモちゃんは逃げることもなくあほまろを待っていてくれたので、安心しましたよ。困ったことに首輪を留めているプラスチックの金具が緩んでしまったようなのです。ナナちゃんを買った時に一緒に買った首輪ですが、留め具が緩んでしまったようです。用足し袋の中に以前の首輪が入っていたので、取り替えて散歩を続けましたが、今度はもっとしっかりしたのを買わなくっちゃね。
 朝からドッキリで、疲れてしまいましたよ。

 「三丁目の夕日」がDVDで発売されたらしい。昨年の夏、浅草東宝でロードショーを見た最後の作品です。あの映画によって昭和の時代、特に30年代がより大きく取り上げられるようになりましたね。あほまろは原作者の西岸良平さんと同じ昭和22年生まれということもあり、忘れかけていた子供時代を懐かしく思い出させてもらいました。
 あの頃の子供の「夢」というと、みんなが貧しい時代だったので、誰もが手が届くことがとりあえずの「夢」でしたね。叶わない「夢」なんて絶対に追わなかったように思います。
 秘密基地の段ボール箱を整理していると、貧しいけれど心は豊かだった子供の頃の思い出がいっぱい詰まった箱が出てきました。小学校の教科書やノートに混じって出てきたのが、一冊の張り込み帳です。小学校2年生の頃のもので、中には当時のお菓子のパッケージや雑誌や新聞の切り抜きが貼られています。その中に、我が国初の南極観測船「宗谷」が、観測隊員53名、乗組員77名、計130名を乗せて東京港を出港した記事が一際目に付いたのです。
 当時の南極観測員のほとんどが北海道大学出身の研究者で、同じく北海道に住む子ども達の「夢」は、みんな“南極観測隊員なりたい”、でしたよ。これはたぶんローカルな話題だったかも知れませんが、「夢」を叶えて、実際に北海道大学に入って南極観測隊員になったK君が居ます。あほまろは南極観測の「夢」は叶えることが出来ませんでしたが、別の「夢」はちゃんと現実となって今を生きているのですよ。
 その時、段ボールの箱の隅に真っ黒く固まってしまった汚い丸メンコも見付けました。その頃、強いメンコを作りたくてロウを塗ったり、何日も水に漬けておいたり、意味の無いことやっているのを見るに見かねた負けず嫌いの父が、ストーブの上でお餅を焼くかのように満遍なくロウで塗り固めてくれた、当時は最強のメンコと呼ばれた自慢のメンコでした。K君と暗くなるまで戦略を練った懐かしさも一緒に出てきたのですよ。それを見付けた瞬間、心の中でお父さんありがとうってつぶやいてしまいましたよ。

 今朝の新聞に、「第48次南極観測隊、隊員53人決まり11月出発」。越冬隊と夏隊の参加者の名前が載っています。その中に、K君の息子らしい名前も・・・。親が叶えた「夢」を息子も叶えてしまった。そんな親子って羨ましいですね。
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『今朝の雷門』
 いつもの写真を撮るのに夢中になって気付かなかったのでしょうね。後で写真をチェックしてみると、すでにこの時点でモモちゃんはひとりで仲見世を歩いているのです。仲見世の途中右側下に写ってましたよ。
 リードはベルトに着けて歩いているので、いつも着いて来ているものだと過信してしまったのでしょうね。いや〜、気付かなかったよ。
   
   

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『今朝の一写』
 花やしきの鉄塔の修理が行われるようで、足場は組まれました。昨日は激しい雨で気付かなかったのですが、見慣れた光景に変化が有るとカメラを向けたくなるのが、きっと、あほまろの習性なのでしょうね。
  

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『今朝の境内』
 観音裏広場に設置されたわんぱく相撲の土俵です。雨がかからないようにテントで覆われていますが、本番もこのまま行われるのでしょうかね。
   
 昨日は雨でビショビショになりながら潜った茅の輪でしたが、今朝はまだちょっと濡れていますがスムーズに歩くことが出来ました。慣れたもので、モモちゃんも嫌がりもせずに着いて廻ってましたよ。長生きできますように
   
 神田の苗、かなり伸びてきましたね。
   
 向前の庭の池に再び水が入り、鯉たちも戻ってきましたが、水の色は相変わらず濁っているのですよ。でも、悪臭は無くなりましたね。
   
 弁天山の梅の実です。
   
 こちら、弁天山の真裏すぐに住宅街なのです。 
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』  
 昨夜、「日本漫画協会賞」の授賞式と懇親会が赤坂プリンスホテルで開催されました。今年の大賞は、勝又進氏、秋竜山氏。特別賞はチョン・インキョン氏、JAPON編集部。そして、文部化学大臣賞を射止めたのは里中真智子先生でした。
 でもね、里中先生以外のみなさんには賞金50万円が贈られたのに、栄誉有る国の賞はトロフィーだけ。元大臣が来年からはなんとかしますと言ってましたよ。来年からじゃね・・・、里中先生。
   
 ちばてつや先生の乾杯音頭で懇親会がスタートしましたが、あほまろは浅草ジンタのライブが有るので、早々に引き上げてきました。
   
 浅草ジンタ「ロッキン新天地 Vol.16 」
 今回のゲストはジャパハリネットです。人気グループなので会場は息苦しいほどに詰め込まれてしまいましたよ。最初出演したジャパハリネットの撮影は古麻呂に撮ってもらいましたが、なんとか写ってましたよ。あほまろはギリギリ浅草ジンタの演奏に間に合いました。
   
   
   
   
 ライブの様子は、浅草ジンタコーナーにも掲載いたします。


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数45枚