あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月9日 (金) 旧暦5月14日赤口

写真館にて三社祭・品川神社例大祭等を公開中!
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 早朝からご苦労さん -

日記


『今朝の浅草』
 5時ちょっと過ぎた頃に目が覚めると、外は激しい雨が降ってます。最近は年のせいか、とんでも無い時間に目覚めてしまうと二度寝ができないんです。こうなったら早くても起きるしかないね。
 書斎に行くと、モモちゃんはまだ高いびきで寝ています。声をかけると、薄目を開けて“まだ行きたくないよ”、そんな顔で睨んでいますが、たまには、あほまろのわがままにも付き合ってね。
 雨は激しくなったり、小振りになったり、関東地方はまだ梅雨入りをしていないとかいってますが、これって絶対に梅雨ですよね。そんなお天気であっても、浅草のあちこちで道路補修や電気の工事が行われています。最近はこにょうな工事をあまり見かけなかったような・・・。そんなことを考えながら渡ろうすると、交通整理の手旗信号で止められてしまいました。“ちぇ、渡らせても良いだろ”、と止めた係員の顔を見ると、“おや、あなたは・・・”。なんと、以前お付き合いをしていた会社の常務さんじゃないの。
 今年の1月に定年退職をし、のんびりと余生を送ろうとしていた矢先に、様々な不幸が続き、退職金を総て使い果たしてしまったとか。それに追い打ちをかけるかのように奥さんが倒れてしまって、彼は、再び働かなければいけなくなったそうです。
 定年退職前だったら、役員は更に3年間は顧問として残ることもできたそうですが、退職後は当然その権利は無し。現在は人材派遣会社に登録し、毎日このような工事現場を点々としているそうです。超有名会社の取締役までされた方が、早朝から雨の工事現場で旗を振っている姿を、誰が想像したでしょうか。彼が言うには、この仕事で一番辛いのは、今朝のような偶然の出会いだとか・・・。それで、あえて深夜の仕事を選んでいるそうでした。ご苦労様です。

 今から20年ほど前にも、こんな偶然が有りました。同じく工事現場のガードマンをしていた中学時代の同級生です。その時の彼は40才でまだ浪人中、とっても変わったヤツです。でも、北海道の中学時代は超優秀で、東大に入るためにと、高校から東京に出ていったのでした。その後、あほまろも東京に出て来て、何度か逢ってはいたのですが、そのたびにまだ浪人中。そのうち疎遠になり20年ぶりに工事現場での再会時もまだ浪人中。その後、合格したとの便りは無いのです、今も東大一直線で頑張っているのでしょうね・・・。
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『今朝の雷門』
 雷門の前に、朝の鐘が鳴り響いています。ちょうど午前6時です。
   
 鐘の音は、仲見世中に響きわたっています。写真に音が写らないのが残念ですね。
   

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『今朝の一写』
  鐘の音が聞こえる弁天山に着いた時は、すでに鐘撞きのお坊さんが立ち去った後でしたが、まだ鐘は揺れて余韻が残っていましたよ。雨が激しいので、カメラを上に向けるわけにいかず、鐘の撮影は断念。変わりに弁天山の階段を降りるモモちゃんの姿を今朝の一枚としようとカメラを構えた瞬間、モモちゃんの身震い。おかげで、レンズに水滴が付いてしまったじゃないか・・・。
  

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『今朝の境内』
 巨大スクリーンじゃ無くて、宝蔵門のお隠れです。これって、何か、寂しいね。
   
 降ったり止んだりの止んだりの光景ですよ(笑)。
   
 本堂から、朝の読経が鳴り響いています。
   
 まだ早いので、浅草神社は開いておりません。神社って朝の祝詞とか、お勤めは無いのでしょうかね・・・。
   
 猫も、神殿が開くのをじ〜っと待っているのえしょうかね。
   
 神田の苗がどんどん育っています。
   
 弁天山の梅の実。ここはまったく変化が無いですね。
   
 伝法院通り、浅草公会堂です。最後の江戸飾りが完成しました。常夜灯の格好をしたゴミ箱が楽しいですね。この通りで、唯一空間の有る場所になりました。どこからか持ってきた大きな自然石をベンチ変わりにするようですね。
   
 江戸切り絵図風の近隣図です。これって、とっても解りやすい地図ですね。

   
 江戸の芝居小屋、舞台袖の桜席でしょうか。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 昨日の昼過ぎ、浅草公会堂の前を通ると、久しぶりに物故者の献花が置かれていました。今までは工事中で置けなかったので、まとめて置かれたのでしょう。
 田村高廣氏
   
 今村昌平氏
   
 松山恵子さん
   
 みなさまのご冥福をお祈り申し上げます。


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数68枚