あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年5月11日 (木) 旧暦4月14日大安

- 新タワーの経済効果 -

日記


『今朝の浅草』
 我が家の犬たちは朝から騒いでいます。何を騒いでいるかというと、写真を撮るためナナちゃんを居間に連れて来たからなのです。まだ赤ちゃんのナナちゃん、程度をわきまえず本気で齧り付くのです。みんなそれを嫌がってナナちゃんから遠ざかって吠えているのです。小さく尖った歯で囓られると、マジ痛いんですよ。モモちゃんだけは、ウ〜!って威嚇すると噛むのを止めるのですが、チビたちは怖がってただ逃げ回るだけ。

 良くもまあ、毎朝決まったように降り続きますね。どうせ今朝も散歩を終えたら止むんでしょうねが、ピッタしカンカン。窓外を見ると日が照ってますよ、全くね・・・。
 まるで入梅をしたような浅草なのです。予報によると、こんな状況はまだしばらく続くようで、気になるのは、今年の三社祭。まさか、こんなお天気になるのは嫌ですよ。根本さん、何とかしてね!
 あほまろが好きな「ハナミズキ」、日本語では「アメリカ山帽子」と言われております。花色も白からピンク、赤に近いものまで様々です。初夏には樹冠いっぱいに花を咲かせ、美しい秋の実から紅葉等々、年中楽しめる樹木なのです。そんなわけで、ここ数年は浅草の街路樹として見かけるようになりました。ピンクの花を付ける雷門通りは有名ですが開花の時期が早くすでに花は無くなってしまいました。仲見世柳通り商店会も同様です。ただ、六区通りに植樹されたハナミズキは、白い花を咲かせる種類なので他よりはちょっと遅めの開花になります。それよりも嬉しいのは、ちゃんと写真入りの説明板を付けていることです。他にも同じような案内板が有っても良いのにね。
 新聞によると、第一生命経済研究所の調査で、世界一の電波塔「新東京タワー(約610m)」が2011年に完成すると、建設地の「墨田・台東エリア」を中心に観光客の集客などで年間473億円の経済効果が期待できるとのことです。それよりも、2008〜2011年までの建設中の方がおよそ倍の954億円の経済効果が見込まれているのだそうです。
 「新東京タワーと、浅草や両国など周辺の観光地との相乗効果で外国人観光客などが大幅に増加し地域経済は大きく活性化しそうだ」
 と、狸の皮算用にも似た憶測も飛び交っていますが、はたして蓋を開けてみると・・・。確かに「新東京タワー」周辺は賑わうでしょう。はたして訪れる人達が、浅草や両国エリアまで足を延ばしてくれるのでしょうか。たとえば、大手旅行会社の調査では、上野公園を観光で訪れる人たちが浅草まで足を延ばす。またその反対は、どちらも15パーセントほど。上野公園と浅草とでは訪れる人の目的がはっきり違っているからなのでしょう。そんな感想でまとめられていました。
 「新東京タワー」「浅草」だって、訪れる人の目的ははっきり違っているようです。あほまろの友人の区議会議員が、観光という観点で強引に共通点を創ってしまうために考えたのが、「新東京タワー」「浅草」を結ぶ「隅田川ロープウェイ」の構想です。最初に聞いた時には、“そんなの物理的に無理だろう”、なんて思っていたのですが、先日とある技術者の話では、技術的には可能だそうです。
 隅田公園からゴンドラに乗車し、少々隅田川を上って墨田区側に渡る。高速道路を下に見ながらゆるやかな左カーブで眼前にそびえる「新東京タワー」が見えてくる。そして、到着は「新東京タワー」の展望台。
 考えてみただけでも楽しそうじゃないですか。もし、そんなのが現実となったら、「墨田・台東エリア」の経済効果、益々上がるでしょうね。
 写真は、浅草が日本一賑わっていた大正初期の六区通りです。様々な小説に、「人を掻き分けながら向かいまで渡るのも大変だった」ことが書かれていますが、こんな写真からも当時の盛況ぶりを知れますね。
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『今朝の雷門』
 今朝もこぬか雨に濡れる雷門です。でも、雨と雷門の話題は出尽くしてしまいましたね。これから本格的な梅雨の時期を向かえるようになったとしたら、いったい何を書いたら良いのでしょうね。そんなこと心配するあほまろです。
   
   
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『今朝の一写』
 浅草寺の周囲を取り囲むバリケードも運び込まれました。三社祭の宮出しと宮入り時は、浅草寺本堂の回廊にも立ち入ることは出来ないのです。
  
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『今朝の境内』
 観音裏広場に並べられたバリケード。もの凄い数ですよ。
   
 雨の日はいつもより通勤通学の人が少なくなるのです。休みのなるわけじゃ無いのに、不思議ですね。
   
 宝蔵門の修復工事のため、周囲をネットが取り囲みました。これじゃ三社祭でここを通過する御神輿も絵にならないですね。
   
 浅草神社の壁画です。周囲全体に描かれているようですが、遠くからしか伺え知れません。近くでじっくり見てみたいですね。
   
 弁天山の梅の実、どんどん数を増しています。そのうちに枝中梅の実だらけになるのでしょうね。(業務連絡:山内さん、そろそろかも)
   
 盆栽の真似なのか、盆栽が真似したのか。奇麗にカットされてますね。雨の境内と周辺を拾ってみました。
   
   
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 経済効果といえば、明治末期から都内で営業を始めた路面電車の経済効果を示した資料によると、それまでの馬車鉄道から電気鉄道に変わっただけで、停留所付近の商店の売り上げが三倍を超えたことが記載されたいます。馬車よりも速く、なんといっても排泄物を落とさないのが路線上の商店を活性化させたそうですよ。
 絵葉書の説明に「東京名物満員電車 午前八時頃の撮影。女子の如きは、毎車乗車する事も出来ず何台となく待ち居る有様」と書かれています。場所は上野広小路付近のようです。
   
「東京名物満員電車 正午頃の撮影にして車外までも乗車なし居る有様」。まるでサンフランシスコのケーブルカーのようですね。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数53枚