あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年5月5日 (金) 旧暦4月8日大安

- 子供の日 -

日記


『今朝の浅草』
 家族連れが多く集まった浅草寺境内で、子ども達が元気に走り回っています。普段そんな光景を見ることは無いのですが、子供たちにとっても、今日は特別な日と感じているのでしょうかね。階段をジャンケン登りで楽しんでいる子。走って転んで泣き出す子、階段に腰を掛けて遠くから歩いてくる両親に手を振る子。空に泳ぐ鯉のぼりも健やかに育つ子供たちを祝っているようですよ。

 「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」。おや、子供の日の規定になんで「母に感謝する日」って言葉が入っているのでしょうね。いったい父の立場は・・・。
 そうなんですよ。働いて稼いで生活費を稼いでいるのは大抵父親だっていうのに、父親の存在は、なんとなく汚く煙たくて、邪魔にされ、おまけに「亭主元気で留守が良い」ってか。
 そんな風習は今に始まった訳じゃ無し、江戸時代の長屋で暮らすおかみさんたちだって「うちの宿六」なんてバカにしていたんですよ。子供の教育だって、「お父さんのようになりたくなかったら、一生懸命に勉強するんだよ」なんてのもね。先の大戦だって、戦地で危機に遭遇すると、必ず「お母さん!」って叫んだとか・・・。歌にも森進一が歌った「おふくろさん」なんてのがヒットしましたね。

 ♪おやじさんよおやじさん、空を見上げりゃ、空にある・・・♪
 これが「おやじさん」だったら、絶対にヒットしなかっただろうな・・・。

 そもそも、母親が産んだ子供は間違いなく母親の子供であって、父親が生ませた子供は必ずしも父親の子供とは限らない。これ、法律的にも立証されていることらしいですよ。
 「子供の日」の規定を見て、なんとなく悲しくなってしまった父親のあほまろですが、こと自分と親の関係を振り返ってみると、やっぱりあほまろも「おふくろさん」が一番だったんですね。
 最近は母親による子供への虐待や、殺人なんてのが頻発しています。そんな醜い母親にだって、母親が居たはずです。子供にとって、世の中で一番大切な存在の母親、これだけ子供たちに慕われているってこと、忘れちゃいけませんよ。
 5月の第2日曜日の「母の日」でまたまた感謝されてしまう母親が羨ましいですね。ところで、有名無実になりつつある、「父の日」ってのも、すぐ後に有りましたよね。アメリカでは祝日の一つにされるほど重要な意味を持った日なのですけど、あほまろは過去に一度も祝ってもらったことなんてありません。
 余談ですが、「母の日のカーネーション」は誰もが知ることですが、「父の日は白いバラ」ってのご存じでした? でもね、白バラってを意味する不吉な花でもあるのです。最近のアメリカでは父親が存命中は赤いバラを、亡くなった以後は白いバラとされたようです。 父親が死んでから、その存在が如何に大切だったのかを、白バラを見て思い出してもらうだけでも良いとしまようかね。草場の影でも嬉しいかも。
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『今朝の雷門』
 散歩の時間がちょっと遅かったこともあってか、雷門前にはすでに観光客がやって来ました。大提灯の真ん前で記念写真を撮るために、暗黙の了解で順番待ちも出来ていますよ。そんな様子は毎朝、誰も居ない雷門ばかりを撮っているあほまろにとっては滅多にないチャンス。嬉しそうに記念写真に収まるみなさんの様子をいっぱい撮ってしまいました。
   
 交番にも日章旗が掲揚されています。お巡りさんの中にも、日教組に先生たちのように、国旗の掲揚に反対する人が居るのか、3日4日は掲揚されていませんでしたが・・・。
   
   
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『今朝の一写』
 江戸時代は、武士は武者人形を飾り勇ましい武士になってほしいと願い、庶民は和紙で作った鯉のぼりを軒下に提げたのです。滝をのぼる本物の鯉のように、男の子が元気に大きくなることを願って飾られるのが鯉のぼりです。また、「わが家に男の子が生まれました。どうぞお守りください」と天の神様に伝え、守っていただく意味もあるようです。
 お雛さまは3月3日を過ぎて飾ると、娘の婚期が遅れると言われているのと同様なのでしょうね。
明日の境内でそれが解るのかな。
 風が弱く鯉のぼりが元気に泳いでくれません。良い風が来るまでモモちゃんと階段に腰を掛けて待ったのでしたが、結果はこの程度でしたよ。目刺しの接写みたいになってしまいましたね(笑)。
  
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『今朝の境内』
 浅草寺の境内は早朝から家族連れで賑わっているのですが、浅草神社はいつもひっそりとしているのです。それは、三社祭の時も一緒なのです。浅草神社のお祭りなのですが、観光客は浅草寺のお祭りと勘違いしているのです。当然、お賽銭も比較にならないほどなのでしょうね・・・。

   
 三社祭の桟敷席の設置中。連休なので作業は止まったままになってますけどね。
   
 弁天山の梅の実です。この一週間で一回り大きくなったようですね。
   
 向前の庭のツツジ。今年はほとんど咲かずに終わりそうです。
   
 お馴染み観音温泉の蔦、緑が見えるようになってから、僅か1週間で全体が新緑で覆われました。
   
 先日読んだ川端康成さんの随筆に「奉納提灯に浅草文化を感じる」なんて言葉が有ります。川端康成さんは、人間の精神的生活にかかわるものを文化と表現するのが好きな性格のようで、どんな時にも、文化という言葉が登場するようです。
 あほまろは、文化とは、世の中が開けて生活が便利になることで、文明とほぼ同義として使うことが多いのです。
   
 雷門通りに並んだ三社祭の旗(幟)です。逆光が奇麗ですが、残念ながらバスは邪魔でしたね。動き出すまで待っていたのですが、信号が変わりそうだったもので・・・。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 根津神社の「文京つつじまつり」に行ってきました。毎年、連休中に満開の時期を向かえるこのツツジですが、今年は昨年よりも開花が早まったゆで、昨日はすでに花は枯れかかったものが多く、全体が新緑に覆われていたのが残念でした。
 毎年5月5日までつつじ苑を開苑するのですが、今年は5月7日までその時期を延長するとのことが書かれておりますが、それ以降は閉鎖する訳じゃ無く、入場料200円を取るか取らないかの違いだけですけどね。
 全体としての盛りは過ぎましたが遅咲きの品種はまだ楽しめるようです。
   
 これが話題の「カラフネ(黒つつじ)」です。
   
 境内の約2000坪のつつじ苑には、約50種3000株のツツジが咲いていますよ。
   
   
 黄色いツツジは珍しいですね。園内で見付けたのは、これ一つだけでした。
   
 フジツツジ 
   
 キリンツツジ
   
 キリシマツツジ
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / Tamron Di 18-200 3.5-6.3
撮影枚数107枚
昨日の根津神社
CANON EOS-1 DsMK2,CANON ZOOM 17-35/28-70/70-200/100-400 他
撮影枚数189枚