あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年4月24日 (月) 旧暦3月27日大安

- カレーライス -

日記


『今朝の浅草』
 雨上がりの朝、浅草全体が靄に包まれているかのようです。あほまろの自宅マンションから浅草寺方面を見ると、五重塔の屋根をうっすらと流れる雲のような霧、まるで天竺を絵に描いたような光景でしたよ。そんな様子を写真に撮っておかなければ、慌ててカメラを持ち出して数枚撮ったのは良かったのですが・・・。
 いつもの癖って恐いですね。毎朝、出かける前にエレベータの中で持ち物の再確認と、カメラのリセットが日課なので、ついでにメモリーまでフォーマット。あっ!と、気付いたのは浅草寺境内まで行ってからのことでした。あほまろは本当にバカなアホですね。帰った時には既に霧も無く、ただただ普通の五重の塔が立っているだけでした。
 せっかくのチャンス、そんな時に限って何かトラブッたり、失敗したり。最近はそんなことも多いようです。一昨日の浅草ジンタライブの写真も、ジンタの演奏中に何度もメモリーエラーを起こすので、新しいメモリーと取り替えて撮影を続けたのでしたが、なぜかエラーを起こしたメモリーの最初の番号を、新しいメモリーが引き継いでしまったようなのです。そんなことも知らずに、軽い気持ちでパソコンに二枚のメモリーをコピーをした後、再びエラーを起こさないように、完全イニシャライズ(メモリー内総てにゼロを書き込む)したのでした。
 おや、ジンタの写真が半分無い!、エラーを起こしたメモリーと取り替えたメモリーの番号が一緒だったので、上書きされてしまったのです。失敗!と、気付いた時には、メモリーはどんな優秀な復元ソフトであっても再生不可能な状態になっていたのです。
 う〜ん、立て続けにメモリーで失敗を繰り返してしまった。2度有ることは3度有る、次は何かな・・・。
 朝からナゼか、「カレーライス」の臭いが・・・、そう、夕飯の残りを暖め直しているのです。これがとっても美味しいんですよ。あ〜お腹がぐぅ〜。詳細は「今日の余談」をご覧ください。
 そういえば、あほまろが子供の頃は、「ライスカレー」でしたよ。その辺の食堂で出すのと、母ちゃんが作るのは、「ライスカレー」で、「カレーライス」といったら、あの、ルゥとご飯が別々に出て来るレストラン等、少し高級で気取った感じの店で出されるようなのを言ったように記憶しています。
 
 『ライスカレーという名称は明治期に登場し、カレーライスという名称は昭和初期に登場したというものである。カレーライスという名称が登場した理由は、百貨店のレストランが、高級感が感じられるからとカレーライスという名称を使い出したのが由来とする説があるが、本当かどうかは不明である。とはいえ、カレーライスという名称を使う飲食店は、大衆食堂よりもレストランの方が多かったのは事実であった。そのため、カレーライスという名称に高級、ハイカラというイメージを抱くようになったのだろう。
(Wikipedia)
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『今朝の雷門』
 雨上がりの雷門、まだ訪れる人も少ないようです。いつもの用足し場にモモちゃんのリードを結び、霧の雷門の様子を写真に撮ろうとカメラの設定を工夫しているうちに、ご覧の通り、霧が晴れてしまいました。余計なこと考えないで、成り行きで瞬間だけでも抑えておけば良かったよ・・・。
   
 毎朝お逢いするワンちゃん、この子も我が家のハニーちゃんと同じく、前歯も抜けてしまい、ペコちゃんのように下が出っぱなしなんです。
   
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『今朝の一写』
 ハナミズキが奇麗に咲きましたね。この花は不思議で、花弁と思われているものは実は総苞片で、本当の花は中央に固まっているのです。よく見ると一つ一つにちゃんと4枚の花弁と雄しべがあるが解りますよ。昨年から雷門通りにもこのハナミズキが植樹され、所々が満開になっているのですが、まだ、一個も咲いていない木もあるのです。
 花言葉は「私の想いを受けてください」、「返礼」、また、4月23日の誕生花でもあるそうです。それじゃ、昨日の日記に取り上げると良かったかな。
  
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『今朝の境内』
 大提灯が無くなった宝蔵門から本堂までを望遠で撮ってみました。まだ、霧が多少残っているようですね。もうちょっと早ければもっと幻想的な光景をお見せできたのでしょうね。
   
 冷静に眺めてみると、これってとっても不思議な光景ですね。早い時期に昼間も撮っておかなくっちゃ。
   
 母子地蔵尊。暖かくなってきたので、もうお洋服は必要ないですね。
   
 「向前の庭」、境内のあちこちのツツジが開花しているというのに、ここのツツジはまだ一輪の花も見えていません。ツツジが咲いたら雰囲気も変わるのでしょうね。
   
 伝法院の前庭の八重桜。まだ花を残していますが、すでに半分ほどが散ってしまいました。
   
 平和地蔵尊の前のオレンジです。いわゆる夏ミカンなのでしょう。きっと酸っぱいんでしょうね。オレンジの実を見ていると、あほまろは、なんとなくおかっぱ頭の女性を連想してしまうのです。頭の格好に煮ているというより、格好がレトロで素朴だからなのかな。昨日の日記で紹介した、「黒色すみれ」のお二人、和服で、おかっぱ頭、歌唱力はオペラ並みの素晴らしさに魅了されてしまいました。さっそく購入したCDを聞いていると、まるで、澁澤龍彦や寺山修司の世界に入り込んで行くような不思議な世界観に浸れるような・・・。「黒色すみれ」、お勧めですよ。
   
 ツツジが奇麗に咲き誇った奥山の植え込みです。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 夕飯の残りのカレーライスを食べながら更新しています。残り物で間に合わせるなんて、とっても貧乏くさいようですが、これが出来たてよりも美味しいのです。普通、家庭で作るカレーライスは、所詮素人料理なのでマニュアル通りに、肉を入れて、表面に焼き色をつけ、玉ネギを加えて透きとおるまで炒め、ジャガイモ、ニンジンの順に入れて炒め、材料によく油がなじんだら水を加え、煮立ってきたらアクをすくい野菜が柔らかくなるまで煮る。一旦火を止めてカレールゥを小さく割って入れ、再び火にかけて弱火で煮立たさせてルゥを溶かす・・・。
 野菜が素材の味をしっかり保ったまま食べられるってのが出来たての良さですね。でも、これを一晩寝かせることによって、野菜にカレー汁が浸透し、まるで別の食べ物であるかのように変身してしまうのです。これが好き。あほまろが独身の頃に自炊した、ボンカレーとか、ハウスバーモントカレーなどのインスタントだって、翌朝まで我慢すればより美味しくなっていたのです。
 あれは、20才を向かえたばかりの今頃の季節でした。当時、カントリーウエスタン・バンドをやっていたので定期的に、リーダーの父が所有する軽井沢の別荘地で練習をしていたのです。その時の食事はいつもカレーライス。それも、でかい寸胴鍋で大量に作って毎日そればっかり食べていたのです。その時の調理係は一番年下だったあほまろの仕事でした。夕食は、リーダーの知人が差し入れてくれる自家製のヨーグルト。それと一緒に食べるのです。甘酸っぱいヨーグルトで喉を湿すと、辛さがす〜っと和らいでいく感じ、今も脳裏に残っているな・・・。
 夕食の時は、決まってテレビで開幕したばかりのプロ野球を観ながらでした。それも、田舎なので、決まって巨人戦ばっかり。とはいえ、あほまろ以外のメンバーは全員巨人ファンなのでそれで良かったのでしょう。阪神が勝っていても、喜ぶこともできず、ただただカレーライスの辛さを噛み締めていたのです。
 阪神ー巨人戦、昨夜のようにバカな判断(3番敬遠、4番で討ち取る)で致命傷をおってしまったドジな試合だって、当時は、喜ぶことが出来なかったのですよ。そんなことを思い出しながら、女房の作ったカレーライスの辛さを噛み締めたのでした。明日の朝はもっと美味しくなっているのだろうな、そんなことも考えながらね。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数69枚